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ミケとわたし達
抹茶アイスと不思議で幸せな時間
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「うふふ、美味しいわね。あら、真歌ちゃん、わたしの顔に何かくっついているかしら?」
真昼ひいおばあちゃんは抹茶アイスを食べている手を止めわたしの顔をじっと見る。
「ううん、何もついてないよ。ただ、不思議な時間だなと思ったんだよ」
「そうね、不思議で奇跡的で幸せな時間ね」
真昼ひいおばあちゃんはしみじみとした様子で話し抹茶アイスを一口食べた。
「うん、真昼ひいおばあちゃんとこうしてお話しできる奇跡に感謝だよ」
わたしも抹茶アイスを口に運ぶ。少しほろ苦い抹茶と上に載っていた小豆の甘さが良く合う。
きっと、今日食べたこの抹茶アイスの味をわたしは一生忘れないかなと思う。
とても美味しそうに抹茶アイスを食べている少女姿の真昼ひいおばあちゃんのその隣に座る少女姿のおばあちゃんも幸せそうに抹茶アイスを食べている。
なんだかもう普通ではないこの光景にわたしはすっかり馴染んでいた。
「ねえ、真昼ちゃんに真朝ちゃん、わたしに抹茶アイスを食べさせてにゃん」
それまで黙っていたミケが真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃんの顔を交互に見て言った。
真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃんはお互いの顔を見てそれからミケに視線を向け、
「いいわよ。食べさせてあげるわよ~」と声を揃えて言った。
「嬉しいにゃん」
ミケは、にゃぱーと笑い口を大きく開け抹茶アイスを食べさせてもらうのを待っている。その姿があまりにも可愛らしくてたまらなかった。
「あらあら可愛らしいお口だね」
「うふふ、ほんと可愛らしい食いしん坊なお口だわ」
真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃんはそう言ってスプーンを握る。
わたしは少女時代の二人のことなんて何も知らないのになんとも言えない懐かしさがじわじわと込み上げてくる。
ミケと真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃん、二人と一匹のこの光景をとても愛おしく感じた。
「さて、わたしから食べさせてあげるわね」
真昼ひいおばあちゃんがスプーンで抹茶アイスを掬いながら言った。
「は~いにゃん。あ~んだにゃん」
口を開けて抹茶アイスを待つミケの姿ってば親鳥からのエサを待つ鳥のようにも見え可愛らしいよ。
「は~い、どうぞミケちゃん」
真昼さんはニコニコと微笑みを浮かべスプーンをミケの口元に持っていき抹茶アイスを食べさせた。
真昼ひいおばあちゃんは抹茶アイスを食べている手を止めわたしの顔をじっと見る。
「ううん、何もついてないよ。ただ、不思議な時間だなと思ったんだよ」
「そうね、不思議で奇跡的で幸せな時間ね」
真昼ひいおばあちゃんはしみじみとした様子で話し抹茶アイスを一口食べた。
「うん、真昼ひいおばあちゃんとこうしてお話しできる奇跡に感謝だよ」
わたしも抹茶アイスを口に運ぶ。少しほろ苦い抹茶と上に載っていた小豆の甘さが良く合う。
きっと、今日食べたこの抹茶アイスの味をわたしは一生忘れないかなと思う。
とても美味しそうに抹茶アイスを食べている少女姿の真昼ひいおばあちゃんのその隣に座る少女姿のおばあちゃんも幸せそうに抹茶アイスを食べている。
なんだかもう普通ではないこの光景にわたしはすっかり馴染んでいた。
「ねえ、真昼ちゃんに真朝ちゃん、わたしに抹茶アイスを食べさせてにゃん」
それまで黙っていたミケが真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃんの顔を交互に見て言った。
真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃんはお互いの顔を見てそれからミケに視線を向け、
「いいわよ。食べさせてあげるわよ~」と声を揃えて言った。
「嬉しいにゃん」
ミケは、にゃぱーと笑い口を大きく開け抹茶アイスを食べさせてもらうのを待っている。その姿があまりにも可愛らしくてたまらなかった。
「あらあら可愛らしいお口だね」
「うふふ、ほんと可愛らしい食いしん坊なお口だわ」
真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃんはそう言ってスプーンを握る。
わたしは少女時代の二人のことなんて何も知らないのになんとも言えない懐かしさがじわじわと込み上げてくる。
ミケと真昼ひいおばあちゃんとおばあちゃん、二人と一匹のこの光景をとても愛おしく感じた。
「さて、わたしから食べさせてあげるわね」
真昼ひいおばあちゃんがスプーンで抹茶アイスを掬いながら言った。
「は~いにゃん。あ~んだにゃん」
口を開けて抹茶アイスを待つミケの姿ってば親鳥からのエサを待つ鳥のようにも見え可愛らしいよ。
「は~い、どうぞミケちゃん」
真昼さんはニコニコと微笑みを浮かべスプーンをミケの口元に持っていき抹茶アイスを食べさせた。
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