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クエスト達成
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ネルミスの門に並んでいる列の最後尾に並ぶとクエスト達成のマークが目の前に現れる。
現れたらすぐに消えて報酬がインベントリに送られたようだ。
すぐに、新着リストから身分証明書、一般通行証と銀貨を取り出して衛兵を待つ。
小さな都市であれば通行料は取られない可能性もあるが、ここネルミスはリベート王国で四番目に大きな都市…通行料は恐らく銀貨2~3枚ってところだろう。
衛兵が近づくと身分証明書、一般通行証を見せる。
「ユウキ…か…勇者ユウキ様から取られたのですか?いい名前ですね…」
「ありがとうございます」
「あ、無駄話を…失礼。通行証、身分証確認しました!銀貨3枚を通行料としていただきます」
「了解した。銀貨3枚だ」
「ありがとうございます!では、一番右側で荷物検査が終わりましたら中へとはいられてください!」
「あぁ」
衛兵が言う一番右側の列へと並ぶ。
すると、すぐに検査の時間がやってきた。
「荷物検査を実施します。持っているものをお出しください」
そう言われたので一般通行証、身分証明書、銀貨…そして用意していた少しの食料が入った袋を出す。
「所持金が少ないようですが…ここへはなにをしに?」
「路銀が尽き、過ごすのも大変なので冒険者ギルドに登録しようかと…」
「なるほど…分かりました。ようこそ、ネルミスへ。我々はあなたを歓迎致します」
彼が確認したかったのは出稼ぎなのかどうかだろう。
ネルミスは大きな都市ではあるが、雇用が無限にあるという訳では無い。
大きな都市には必ずスラム街というものがあり、そこには職に就くことが出来なかったもの達…主に二級国民と三級国民が住んでいる。
出稼ぎが増えるとそれだけネルミスに住む者たちの雇用が奪われるのだ。
冒険者であればネルミス内の雇用はほとんど奪われることは無い…というより、殆どの冒険者が受けるクエストはネルミスの外での魔物退治なので領主や市民としては危険な魔物を間引いてくれる有難い存在なのである。
ネルミスに入ると目の前には大きな道路があり、馬車が外に出るために並んでいる。
奥の方では馬車が右に左に動いているのが見える。
ユウキは宿屋を探すために周りをキョロキョロと見る。
理由は二つある。
一つは、宿屋が街に入ってすぐのところにあるから。
これは旅人が街に入った時にすぐに手続きができるように…という理由がある。
「お兄さん…宿を探してるの?」
「あぁ」
「なら、ウチに来ない?朝晩含めて一泊銀貨2枚だよ」
「料理は美味しいですか?」
「うん!お母さんの料理は旅人の人達から好評だよ!」
「なら、そこにします」
二つ目は、宿屋が密集するこの地域でキョロキョロとするということは宿を探しているんだと示す合図のようなものだからである。
客引きと話すことで宿のことはだいたい予想がつく。
基本的に安くていい宿というところは家族で運営しているところである。
チェーン店のようにたくさんの店を持つところでは値段が高い部屋には最大限の注意を払い対応をしてくれるが…安い部屋に泊まったら最低限の対応しかして貰えない。
簡単に言うなら素泊まりならチェーン店、飯付きなら家族運営の宿屋に泊まれってことだ。
客引きに連れてこられた場所は少し離れた場所にある『安らぎの都』という宿屋だった。
こういった場所にある宿屋は料金を安くしたり、ご飯などのクオリティを上げなければ門の近くにある宿屋には勝てない。兎にも角にも客引きはこの宿屋にとって重要な存在になるだろう。
現れたらすぐに消えて報酬がインベントリに送られたようだ。
すぐに、新着リストから身分証明書、一般通行証と銀貨を取り出して衛兵を待つ。
小さな都市であれば通行料は取られない可能性もあるが、ここネルミスはリベート王国で四番目に大きな都市…通行料は恐らく銀貨2~3枚ってところだろう。
衛兵が近づくと身分証明書、一般通行証を見せる。
「ユウキ…か…勇者ユウキ様から取られたのですか?いい名前ですね…」
「ありがとうございます」
「あ、無駄話を…失礼。通行証、身分証確認しました!銀貨3枚を通行料としていただきます」
「了解した。銀貨3枚だ」
「ありがとうございます!では、一番右側で荷物検査が終わりましたら中へとはいられてください!」
「あぁ」
衛兵が言う一番右側の列へと並ぶ。
すると、すぐに検査の時間がやってきた。
「荷物検査を実施します。持っているものをお出しください」
そう言われたので一般通行証、身分証明書、銀貨…そして用意していた少しの食料が入った袋を出す。
「所持金が少ないようですが…ここへはなにをしに?」
「路銀が尽き、過ごすのも大変なので冒険者ギルドに登録しようかと…」
「なるほど…分かりました。ようこそ、ネルミスへ。我々はあなたを歓迎致します」
彼が確認したかったのは出稼ぎなのかどうかだろう。
ネルミスは大きな都市ではあるが、雇用が無限にあるという訳では無い。
大きな都市には必ずスラム街というものがあり、そこには職に就くことが出来なかったもの達…主に二級国民と三級国民が住んでいる。
出稼ぎが増えるとそれだけネルミスに住む者たちの雇用が奪われるのだ。
冒険者であればネルミス内の雇用はほとんど奪われることは無い…というより、殆どの冒険者が受けるクエストはネルミスの外での魔物退治なので領主や市民としては危険な魔物を間引いてくれる有難い存在なのである。
ネルミスに入ると目の前には大きな道路があり、馬車が外に出るために並んでいる。
奥の方では馬車が右に左に動いているのが見える。
ユウキは宿屋を探すために周りをキョロキョロと見る。
理由は二つある。
一つは、宿屋が街に入ってすぐのところにあるから。
これは旅人が街に入った時にすぐに手続きができるように…という理由がある。
「お兄さん…宿を探してるの?」
「あぁ」
「なら、ウチに来ない?朝晩含めて一泊銀貨2枚だよ」
「料理は美味しいですか?」
「うん!お母さんの料理は旅人の人達から好評だよ!」
「なら、そこにします」
二つ目は、宿屋が密集するこの地域でキョロキョロとするということは宿を探しているんだと示す合図のようなものだからである。
客引きと話すことで宿のことはだいたい予想がつく。
基本的に安くていい宿というところは家族で運営しているところである。
チェーン店のようにたくさんの店を持つところでは値段が高い部屋には最大限の注意を払い対応をしてくれるが…安い部屋に泊まったら最低限の対応しかして貰えない。
簡単に言うなら素泊まりならチェーン店、飯付きなら家族運営の宿屋に泊まれってことだ。
客引きに連れてこられた場所は少し離れた場所にある『安らぎの都』という宿屋だった。
こういった場所にある宿屋は料金を安くしたり、ご飯などのクオリティを上げなければ門の近くにある宿屋には勝てない。兎にも角にも客引きはこの宿屋にとって重要な存在になるだろう。
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