15 / 32
依頼達成!
しおりを挟む
達成依頼書をもって冒険者ギルド支部に向かったユウキは途中の道でミーナと会う。どうやらお客さんの呼び込みをしているようだ。
「ミーナ!」
「ユウキさん!お仕事どうでしたか?」
「おかげさまでしっかりと達成依頼書を手に入れてきました。ミーナは呼び込みですか?」
「はい!ですが、今日は馬車の流れが早くて馬車に乗っている都市外から来た人に声がかけられないので…あまり、収穫はなさそうです。昨日はユウキさんの近くにいてユウキさんが何かを探してるようだったから声をかけたんですけど…」
馬車の流れが早いのはユウキのせいなのだがユウキはそんなことは露知らず、ミーナを休憩に誘った。
「一息入れるか?」
「いいですね!」
「串焼きとかどうだ?ちょうどそこにあるみたいだが…」
「あれは…牛串なので高いですよ?あっちの豚串の方が美味しいです」
「ほぅ…なるほど、何回か食べてる口だな?ミーナにオススメ教えてもらおう。その代わり、代金は俺が払う」
「分かりました!ん~、何食べよっかなぁ…」
豚串屋の屋台の前まで来ると熱い熱風がユウキたちを襲う。
しかし、同時に豚の焼けた良い香りがユウキたちを襲った。
「おぉ、美味そうだな…」
「いらっしゃい!お!ミーナちゃん!今日はなんにするんだい?」
「おじちゃん!豚串と豚の宝箱を2本ずつ!」
「あいよ!1本大銅貨2枚だよ!合計で大銅貨8枚だ!」
ユウキは支払いを終えると作り終わるのを待つ。
豚の宝箱はすごく気になるが、ミーナはユウキに1本挟んでから食べるようにアドバイスをした。
ユウキとミーナは出来上がった豚串を持って近くのベンチに座る。
「まずは豚串からね!」
「おぅ!」
むぐむぐ…
ほぅ…美味い!塩味が効いている!1回目の召喚のときには塩なんて海の近く…もしくは、貴族の所でしか使われていない高級品だったというのに…。
内陸部にも塩が届くようになった…というより、塩の重要性が理解されたということなのだろうか?
こういった屋台でも塩を使った料理が出るようになったのか…嬉しいな。
「塩味が効いてて美味いな…」
「ん~!美味しい!」
あっという間に1本を食べ終わってしまった…次の串に手を伸ばすと「熱いから気をつけて」と忠告をされる。
豚の宝箱と呼ばれた串は豚肉が丸い形をしていた。
どうやら、薄く切った肉を丸い形にしているようだ。
1つパクリと口の中に丸々入れて、ひと噛みすると…ビュッ!…っと中から熱い熱い液体が飛び出してきた。
「んぉ…あふぃ…!」
ユウキが口の中の熱を逃がすために口をOの字で開いていると横から見ていたミーナに笑われてしまった。
「ほらぁ…だから、気をつけてって言ったのに…」
「いやぁ…まさかだったね…熱すぎて味がわからなかったよ」
もう一口食べると少し味がわかった…どうやら、ミニトマトのようなものを豚肉で巻いているようだ。
「ふむふむ…なるほど、トマトを豚肉で巻いているのか…」
…うん、確かに美味い。
しかし、意外性があるか…と言われると九州に住んでいる俺からしたら意外性はない。
ただ、ミーナの手前…そういうことを言う訳にはいかないだろう。
だって反応を楽しんでるんだもん…ここは、初めて食べた感じを装って…
「いや、驚いた…舌がまだヒリヒリするよ…」
「でしょ!私も初めて食べたとき驚いたの!お母さんに食べさせようと思って買って帰ったら冷めてていい反応が貰えなかったんだよね…だから、共感できる人が出来て嬉しい!」
うん、成功…したんじゃないか?
おそらくバレてはいないだろう。
うん、そう思っておこう。
「ミーナ!」
「ユウキさん!お仕事どうでしたか?」
「おかげさまでしっかりと達成依頼書を手に入れてきました。ミーナは呼び込みですか?」
「はい!ですが、今日は馬車の流れが早くて馬車に乗っている都市外から来た人に声がかけられないので…あまり、収穫はなさそうです。昨日はユウキさんの近くにいてユウキさんが何かを探してるようだったから声をかけたんですけど…」
馬車の流れが早いのはユウキのせいなのだがユウキはそんなことは露知らず、ミーナを休憩に誘った。
「一息入れるか?」
「いいですね!」
「串焼きとかどうだ?ちょうどそこにあるみたいだが…」
「あれは…牛串なので高いですよ?あっちの豚串の方が美味しいです」
「ほぅ…なるほど、何回か食べてる口だな?ミーナにオススメ教えてもらおう。その代わり、代金は俺が払う」
「分かりました!ん~、何食べよっかなぁ…」
豚串屋の屋台の前まで来ると熱い熱風がユウキたちを襲う。
しかし、同時に豚の焼けた良い香りがユウキたちを襲った。
「おぉ、美味そうだな…」
「いらっしゃい!お!ミーナちゃん!今日はなんにするんだい?」
「おじちゃん!豚串と豚の宝箱を2本ずつ!」
「あいよ!1本大銅貨2枚だよ!合計で大銅貨8枚だ!」
ユウキは支払いを終えると作り終わるのを待つ。
豚の宝箱はすごく気になるが、ミーナはユウキに1本挟んでから食べるようにアドバイスをした。
ユウキとミーナは出来上がった豚串を持って近くのベンチに座る。
「まずは豚串からね!」
「おぅ!」
むぐむぐ…
ほぅ…美味い!塩味が効いている!1回目の召喚のときには塩なんて海の近く…もしくは、貴族の所でしか使われていない高級品だったというのに…。
内陸部にも塩が届くようになった…というより、塩の重要性が理解されたということなのだろうか?
こういった屋台でも塩を使った料理が出るようになったのか…嬉しいな。
「塩味が効いてて美味いな…」
「ん~!美味しい!」
あっという間に1本を食べ終わってしまった…次の串に手を伸ばすと「熱いから気をつけて」と忠告をされる。
豚の宝箱と呼ばれた串は豚肉が丸い形をしていた。
どうやら、薄く切った肉を丸い形にしているようだ。
1つパクリと口の中に丸々入れて、ひと噛みすると…ビュッ!…っと中から熱い熱い液体が飛び出してきた。
「んぉ…あふぃ…!」
ユウキが口の中の熱を逃がすために口をOの字で開いていると横から見ていたミーナに笑われてしまった。
「ほらぁ…だから、気をつけてって言ったのに…」
「いやぁ…まさかだったね…熱すぎて味がわからなかったよ」
もう一口食べると少し味がわかった…どうやら、ミニトマトのようなものを豚肉で巻いているようだ。
「ふむふむ…なるほど、トマトを豚肉で巻いているのか…」
…うん、確かに美味い。
しかし、意外性があるか…と言われると九州に住んでいる俺からしたら意外性はない。
ただ、ミーナの手前…そういうことを言う訳にはいかないだろう。
だって反応を楽しんでるんだもん…ここは、初めて食べた感じを装って…
「いや、驚いた…舌がまだヒリヒリするよ…」
「でしょ!私も初めて食べたとき驚いたの!お母さんに食べさせようと思って買って帰ったら冷めてていい反応が貰えなかったんだよね…だから、共感できる人が出来て嬉しい!」
うん、成功…したんじゃないか?
おそらくバレてはいないだろう。
うん、そう思っておこう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる