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誕生日
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カタッ···
昼休憩。
鞄から弁当を取り出し、蓋を開ける。
「はい、お茶どうぞ」とにこやかな笑顔でお茶の湯呑を置いたのは、事務員の田中絹子さん。
「ありがとう」と返し食べ始める。
「どう?新婚生活は···」周りに人が居ないのを確認に、小声で話しかけてくる。
「普通···。良くも悪くもない」
「ねっ、たまには、さ···」食べる手を止め、田中さんを見上げる。
「まぁ、時間あったらねって言っても、どうせまた連絡してくるだろ?お前···」絹子とは、美月と結婚する前に付き合ってはいたが、何かしら男の噂が多く、結婚したいとは思わなかったが、絹子はそれでもいいと言ったから、秘密の関係は今も続いている。
「日曜日、朝の10時に迎えに行くよ」とだけ言い、再び弁当を食べ始めた。
(今日の唐揚げ、いつもの味だ···)
弁当は、至ってシンプルなおかずしかないが、どれも俺の好きな味だった。
仕事は、珍しく定時であがり、車で彼女を迎えに行った。
「似合うよ、それ···」
「ありがと。でも、ちょっと派手じゃなぁい?」真新しいワンピースを弄りながらも彼女は、笑顔を絶やさない。
「飯は?俺腹減った」
「そうね。じゃ、どっかで食べましょうか」と彼女は言うが、
「いいよ、ホテルで。そっちのが、いいんだろ?お前は···」彼女の太腿あたりに手を置き、滑らす。
「んもぉ···」少し怒った口調ではあるが、俺の置いた手の上に、彼女の手が重なる···
「予約してあるから。今日、誕生日だし···」
車をホテルの駐車場に停め、一階のフロントへと上がる。
「いらっしゃいませ。土屋さま」宿泊カードに名前を書き込み、キーを受け取る。
「さ、行こう」とふたりエレベーターに向かい、最上階の展望レストランへと行く。
誕生日と事前に言って置いたから、ホテル側からの細やかな贈り物に彼女は、嬉しがった。
「まぁ!素敵!」それは、部屋に入っても同じで、誕生日ブーケがメッセージカードと一緒に置いてあるのを見た彼女は、涙をこぼす。
「誕生日だからさ···。去年は、バタバタしてたから···」そう言い抱き締め、唇を塞ぐ。
「愛してる···」
「あなた···っ」ワンピース越しに胸のラインを撫で、背中のファスナーを下ろした。
あっ···
「可愛いよ···。ここもまだ可愛い」少し勃起した乳首を捏ねながら、耳朶を軽く噛み、首筋に舌を這わす。
「あな···た」彼女の手が、背中に回る。
パサッと着ていたワンピースが床に落ち、ベッドへと雪崩込んだ。
「下着も···可愛い」いつもより少し派手目な下着が、目に入る。少しズラして、乳首に吸い付いた。
「だって······あなたが誘う···から···あぁ」ブラを外し、二つの大きな山が現れる。
「えっち···あぁっ!」
「誰がえっち?」ショーツの盛り上がりを摩りながら、中央の部分に軽く指を押し付けると、段々とショーツの中央部分が濡れてくる。
ショーツを脱がし、黒黒と柔らかな湿原をゆっくりと進むと、彼女が軽く唾を飲み込む音が聞こえた。
「だ···ぁ···んっ!」ピチャピチャと湿った音。
「こんなに···」中からは、蜜が溢れそっと挿れた指ですら、クプクプ音を立て飲み込もうとしていた。
はぁっ!んっ!んっ!
彼女の上に覆いかぶさり、唇を塞ぐ。
「あなた···」
「ん?どうされたい?言って」耳元で囁き、彼女の言葉を待つ。
「挿れて···」そう彼女は言ったが、直ぐには挿れず、
「どこに?何を挿れて欲しい?」と焦らすように囁く。
「······。」
「まだ恥ずかしい?言ったら、気持ちよくしてあげるから。言ってみ」
「おま···んこ。あなた···」
ズッ···ズチュッ···ズンッ!!
はぁぁっ···
彼女の中は、いつも狭く感じる。
「アァッ···いいね。この狭さ···」男にしかわからない感覚。
んっ!んっ!
彼女は啼き、しがみつく。
「ミー、愛してる」腰をしっかりと掴むと、ゆっくりと強く突きあげる。
パンッ···
はぁっ!!
「いいっ、いいっ···」
可愛い声で喘ぎながらも、彼女の両脚は俺の腰を掴んで離さない。
「おーら、ミー?どうだ?オウッ···」剥げ腰を打ち付けながらも、乳房への愛撫を絶え間なく繰り返す。
「もっと···突いて···」耳元に届く彼女の声に、悦び更にグイグイ突きあげ···
「出そう。どこがいい?」放つ場所を彼女に問うも、
「中···。おまんこの流れたから···私もイキそう」との応えに、ニヤリと笑い何度も突いたのちに中へと放ち始めた。
コトンッ···
「はい、これ。誕生日プレゼント」と細長い箱をソッとテーブルに置いた。
「でも、さっき貰ったわ」彼女は、左手の薬指に小さく光る指輪を見せた。
「それは、誕生日プレゼントじゃないよ。いつもの気持ち。こっちが、誕生日プレゼントだから。開けてみて」そう言うと、彼女は嬉しそうに笑い、ゆっくりと包装紙を剥がしていった。
「わぁっ!!え?いいの?」驚きつつも喜ぶ彼女の首に、小さなエメラルドが付いたネックレスを掛ける。
「似合うよ、とっても···」彼女の手が重なり、見上げてくる。
「ありがとう。こんな素敵な誕生日なかったわ···」
「どういたしまして。あ、俺来週出張なんだけど、大丈夫?体調···」
(最近、目眩がするらしくよくメールで言ってくる)
「そえやって、人をすぐ病人扱いするんだから」彼女は、鏡に映った自分を見ながらも、首にかかったネックレスを弄る。
「帰ろうか?」彼女の肩に手をやり、その手に彼女の手が被さる。
「ええ···」
ホテルを出ても、俺の手は彼女の膝に置かれ、その手を優しく彼女は包む。
「泊まってけばいいのに···」と彼女は、淋しそうに言うが···
「ただいま。美月!はい、誕生日プレゼント」と鞄から妻·美月の誕生日プレゼントを出す。
「ありがと、啓ちゃん!」
結婚は、なんの為?
そう聞かれたら、たぶんこう言うかも知れない。
『秘密を守るため』と···。
昼休憩。
鞄から弁当を取り出し、蓋を開ける。
「はい、お茶どうぞ」とにこやかな笑顔でお茶の湯呑を置いたのは、事務員の田中絹子さん。
「ありがとう」と返し食べ始める。
「どう?新婚生活は···」周りに人が居ないのを確認に、小声で話しかけてくる。
「普通···。良くも悪くもない」
「ねっ、たまには、さ···」食べる手を止め、田中さんを見上げる。
「まぁ、時間あったらねって言っても、どうせまた連絡してくるだろ?お前···」絹子とは、美月と結婚する前に付き合ってはいたが、何かしら男の噂が多く、結婚したいとは思わなかったが、絹子はそれでもいいと言ったから、秘密の関係は今も続いている。
「日曜日、朝の10時に迎えに行くよ」とだけ言い、再び弁当を食べ始めた。
(今日の唐揚げ、いつもの味だ···)
弁当は、至ってシンプルなおかずしかないが、どれも俺の好きな味だった。
仕事は、珍しく定時であがり、車で彼女を迎えに行った。
「似合うよ、それ···」
「ありがと。でも、ちょっと派手じゃなぁい?」真新しいワンピースを弄りながらも彼女は、笑顔を絶やさない。
「飯は?俺腹減った」
「そうね。じゃ、どっかで食べましょうか」と彼女は言うが、
「いいよ、ホテルで。そっちのが、いいんだろ?お前は···」彼女の太腿あたりに手を置き、滑らす。
「んもぉ···」少し怒った口調ではあるが、俺の置いた手の上に、彼女の手が重なる···
「予約してあるから。今日、誕生日だし···」
車をホテルの駐車場に停め、一階のフロントへと上がる。
「いらっしゃいませ。土屋さま」宿泊カードに名前を書き込み、キーを受け取る。
「さ、行こう」とふたりエレベーターに向かい、最上階の展望レストランへと行く。
誕生日と事前に言って置いたから、ホテル側からの細やかな贈り物に彼女は、嬉しがった。
「まぁ!素敵!」それは、部屋に入っても同じで、誕生日ブーケがメッセージカードと一緒に置いてあるのを見た彼女は、涙をこぼす。
「誕生日だからさ···。去年は、バタバタしてたから···」そう言い抱き締め、唇を塞ぐ。
「愛してる···」
「あなた···っ」ワンピース越しに胸のラインを撫で、背中のファスナーを下ろした。
あっ···
「可愛いよ···。ここもまだ可愛い」少し勃起した乳首を捏ねながら、耳朶を軽く噛み、首筋に舌を這わす。
「あな···た」彼女の手が、背中に回る。
パサッと着ていたワンピースが床に落ち、ベッドへと雪崩込んだ。
「下着も···可愛い」いつもより少し派手目な下着が、目に入る。少しズラして、乳首に吸い付いた。
「だって······あなたが誘う···から···あぁ」ブラを外し、二つの大きな山が現れる。
「えっち···あぁっ!」
「誰がえっち?」ショーツの盛り上がりを摩りながら、中央の部分に軽く指を押し付けると、段々とショーツの中央部分が濡れてくる。
ショーツを脱がし、黒黒と柔らかな湿原をゆっくりと進むと、彼女が軽く唾を飲み込む音が聞こえた。
「だ···ぁ···んっ!」ピチャピチャと湿った音。
「こんなに···」中からは、蜜が溢れそっと挿れた指ですら、クプクプ音を立て飲み込もうとしていた。
はぁっ!んっ!んっ!
彼女の上に覆いかぶさり、唇を塞ぐ。
「あなた···」
「ん?どうされたい?言って」耳元で囁き、彼女の言葉を待つ。
「挿れて···」そう彼女は言ったが、直ぐには挿れず、
「どこに?何を挿れて欲しい?」と焦らすように囁く。
「······。」
「まだ恥ずかしい?言ったら、気持ちよくしてあげるから。言ってみ」
「おま···んこ。あなた···」
ズッ···ズチュッ···ズンッ!!
はぁぁっ···
彼女の中は、いつも狭く感じる。
「アァッ···いいね。この狭さ···」男にしかわからない感覚。
んっ!んっ!
彼女は啼き、しがみつく。
「ミー、愛してる」腰をしっかりと掴むと、ゆっくりと強く突きあげる。
パンッ···
はぁっ!!
「いいっ、いいっ···」
可愛い声で喘ぎながらも、彼女の両脚は俺の腰を掴んで離さない。
「おーら、ミー?どうだ?オウッ···」剥げ腰を打ち付けながらも、乳房への愛撫を絶え間なく繰り返す。
「もっと···突いて···」耳元に届く彼女の声に、悦び更にグイグイ突きあげ···
「出そう。どこがいい?」放つ場所を彼女に問うも、
「中···。おまんこの流れたから···私もイキそう」との応えに、ニヤリと笑い何度も突いたのちに中へと放ち始めた。
コトンッ···
「はい、これ。誕生日プレゼント」と細長い箱をソッとテーブルに置いた。
「でも、さっき貰ったわ」彼女は、左手の薬指に小さく光る指輪を見せた。
「それは、誕生日プレゼントじゃないよ。いつもの気持ち。こっちが、誕生日プレゼントだから。開けてみて」そう言うと、彼女は嬉しそうに笑い、ゆっくりと包装紙を剥がしていった。
「わぁっ!!え?いいの?」驚きつつも喜ぶ彼女の首に、小さなエメラルドが付いたネックレスを掛ける。
「似合うよ、とっても···」彼女の手が重なり、見上げてくる。
「ありがとう。こんな素敵な誕生日なかったわ···」
「どういたしまして。あ、俺来週出張なんだけど、大丈夫?体調···」
(最近、目眩がするらしくよくメールで言ってくる)
「そえやって、人をすぐ病人扱いするんだから」彼女は、鏡に映った自分を見ながらも、首にかかったネックレスを弄る。
「帰ろうか?」彼女の肩に手をやり、その手に彼女の手が被さる。
「ええ···」
ホテルを出ても、俺の手は彼女の膝に置かれ、その手を優しく彼女は包む。
「泊まってけばいいのに···」と彼女は、淋しそうに言うが···
「ただいま。美月!はい、誕生日プレゼント」と鞄から妻·美月の誕生日プレゼントを出す。
「ありがと、啓ちゃん!」
結婚は、なんの為?
そう聞かれたら、たぶんこう言うかも知れない。
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