カタリーナのお店の人々

マッシ

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5. 今日も雨の日、ハナちゃんの裸婦

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(今日も雨の日、ハナちゃんの裸婦)

 今日も雨の日、しとしと雨が降る定休日。
 七月にしては、肌寒い……
 私は、いつものように裸で、お姉さんの前にいる。
 お姉さんも、今日も裸で、私の絵を描いている。
 お姉さんの胸やお腹に付いた絵の具の色が斬新で、心地よく見える。
 誰が描いたのか、ボディーペインティングした裸婦の絵を思い出させる。

「お姉さん、いつから絵を描いているの?」
「そんなに昔からじゃないわよ。大学に通っていたころ、友達が美術クラブでね、絵のモデルを頼まれて、脱いじゃったのが始まりだから……」
「それって、私と一緒じゃん……、良く脱いだわねー」
「……、そうなのよねー、彼女のことが好きだったからー」
「それも、私と一緒じゃん……、私、お姉さんのこと好きよ……」
「あなたも道を間違えそうねー、やっぱり血筋かしら……」

「うー、……、それでやっぱりモデルだけでは、済まなかったのよねー」
「もちろんよー、最初からお互いに裸ならいいわって言っておいたから」
「じゃーこの状態と同じじゃん……」
「そうなの……、だから、ちょっと懐かしい気持ちで描いているわ」
「でも、その時はモデルだったんでしょう?」
「そうなの、でも彼女の裸と、描いている姿を見ていたら、私も描きたくなったのよ。それで、教えてもらいながら、彼女の裸婦を描いたのが最初よ」

 お姉さんは納戸に向かい、一枚の絵を持って来て、空いているイーゼルに掛けた。
 それは、ただ立っているだけの全身像の裸婦だった。
 黒く長い髪が無造作に肩まで伸びて広がっている。顔は少し微笑んで、多分お姉さんを見つめている。その視線を感じられる。
「奇麗な人ねー、それに優しそうな顔……」
「部屋の中で飾らない感じで、ただ裸で立っているだけの彼女、いいでしょう」
「いいわー、凄くいいー、見ていると心の中が温かくなるわ……」
「彼女、猫毛でねー、髪の毛が細いのよー、触ると猫みたいで気持ちいいの、彼女を抱いて、あの髪の中に埋もれたいと思うのよー」
「それで、抱いて寝たの……? 」
「もちろんよ、もう―、彼女の髪が私の体に掛かっただけでいっちゃいそうなくらい気持ちいいのー」
「えー、私の髪も猫毛よー」
「だから、サリーちゃん大好きよー」

 お姉さんは、私の手を引っ張って、ベッドに連れて行った。
 そして、先にベッドに寝転がると……
「……、いらっしゃい」と、手招きする。
 私はお姉さんの横に寝ようとすると、お姉さんは少し起き上がり両手で私を抱き寄せ、仰向けに寝ころんだ。
私はうつ伏せで、お姉さんの胸に飛び込んだ……
「サリーちゃん、気持ちいいわー」
「お姉さんの体も気持ちいいわー」
「彼女の名前は何ていうの……?」
 お姉さんは、私を抱きながら、滑るように横に寝かして、腕枕をしてくれた。
「彩花ちゃんよ。いろどりの花って書くから、ハナちゃん、て呼んでいるけどねー」
「私も、絵、描こうかなー?」
 目の前の大きな胸の頂にある乳首を指で摘まんでみた。
「サリーちゃんは、絵、描いたことあるの?」
「学校の授業で描いただけよー」
「あらまー、じゃー、デッサンからやらないと、私モデルやってあげるわ」
「教えてくれる?」
「もちろんよー、道具はここにあるものを使えばいいから……」
「嬉しいわー」
 私は、お姉さんの話を聞きながら、大きな胸を遊ぶように撫ぜた。

「でも、私、もうじきいなくなるわよ……」
「山に行くの?」
「そうよー、サリーちゃんが夏休みになるのを待っていたんだから」
「わたし、ずーと、ここでバイトするの?」
「そうよー、私のいない間、この部屋自由に使っていいから」
「ほんと、友達と泊まってもいい……?」
「男友達……?」
「バカー、……、キー子よ」
「誰でもいいけど、留守番代わりに、ここで生活したらー、一人暮らしがしたいって言ってたじゃない」
「そうだけど……、でも、ここに泊まっていったら、お母さんに一日中使われそうだからなー」
「いいじゃない、しっかり働いてちょうだいなー」
「でも、帰ってくるでしょう」
「たまにはねー、……、でも男を捕まえたらすぐに帰ってくるけど……」
「健闘を祈るわ……」
 私は、お姉さんの足を足で抱えるように、少し起き上がり、大きな胸の乳首を口に入れてみた。
「赤ちゃんね……」

 窓の外は、相変わらず雨がしとしと降っていた……
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