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46. 台風の中のカタリーナ
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(台風の中のカタリーナ)
「凄い雨、降って来たわよ……」
私は、カタリーナの三階に上がった。
「日葵ちゃん……、……」
「……、遅かったのね……」
そこには、奈緒さんと、サリーもいた。
奈緒さんには、ハナの家を出るときに電話して知らせた。
台風の中でも、タクシーで来ると言っていた。
サリーは、やっぱり裸でモデルをしていた。
日葵ちゃんは、多分、最後の筆を入れていた。
奈緒さんは、日葵ちゃんの横で、筆運びを真剣な眼差しで見ていた。
二人とも、すでに裸でいた……
「もー、何ここは、ガールズ・ラブ・クラブ……」
「お姉さんのやりたかったことじゃないの……?」
「……、私はねー、真剣に絵画教室をやるつもりなのよ……」
「うそ……、絵画教室が女性専用なんて聞いたことないわよ……」
「……、いいのよ……、私の趣味なんだから……」
「やっぱり……、……」
私も、服を脱いで、裸になった……
「お姉さん、私、飲み物、欲しい……」
「もー、裸になる前に行ってよね……」
「……、そんなのいいじゃない、裸で行けば……、お店はお休みよ……」
「そうだけど、外から見られちゃうわよ……」
「大丈夫よ、こんな嵐の夜に外にいる人いないから……」
「……、もー、しょうがないなー、このまま行っちゃおー、……、奈緒ちゃんも手伝って……」
「いいわよ……、裸で行くのね……、……」
「……、私、コーヒーとサンドイッチ、コーヒーはアイスでね……」
「はいはい……」
お店に下りると、勉君がサリーの裸婦の前の席に座って本を読んでいた。
「……、あら、人がいる……、隠すものがない……」
奈緒さんは、そう言いながらも、それでも、平気な顔で立っていた……
「大丈夫よ、幽霊だから……、でも、大丈夫じゃないか、男だから……」
「……、可愛い幽霊ね……、あ、思い出した……、私が、ハナさんに服を脱がされた時、見ていた子でしょう……」
「……、お姉さんたち、凄いね……」
「でも、可愛いから、許してあげるわ……、お姉さんの裸、こんなんだよ……」
奈緒さんは、開き直ったのか、勉君の席まで行って……
「……、貴方も服、脱ぎなさいよ……、みんな裸なんだから……」
「えー、そんな……、……」
「……、お姉さんが、脱がしてあげるわ……」
「奈緒ちゃん、駄目よ……、勉君を誘惑しないで……、勉君もハナちゃんを待っているのよ……、今日、帰るんだから……、……」
「……、ちょっと、帰りたくなくなった、けど……」
「奈緒ちゃん、早く、こっち、サンドイッチ作るから……、勉君も、コーヒーとサンドイッチ食べる……? 作ってあげるわよ……」
「ホンと、僕も食べます……」
外は、お店の中にいても、ゴーゴー、ピシャピシャ、風と雨が、もの凄い音を立てて聞こえてくる……
奈緒さんは、出来上がったサンドイッチとコーヒーを持って、勉君の席にもっていった。
「……、はい、ご主人様……」
「あ、ありがとう……、……」
「メイド・カフェよりも凄いでしょう……、ヌーディスト・カフェよ……」
「……、ホンと、生まれてきてよかった……」
「でも、貴方、……、死んでいるんでしょう……」
「……、忘れていた……」
「奈緒ちゃん、奈緒ちゃん、行くわよ……、最近、性格、変わってこない……?」
「……、そうかな……、みんな、カナさんに似てくるのね……、前にお兄さんを誘ったことがあったわ……、オナペットにしてって、乗ってこなかったけどね……」
「それは、そうでしょう……、勉君もゆっくりしていってね……、十一時にはまだ時間があるから……」
私は、奈緒ちゃんを連れて、二階へ上がった。
「勉君がお店に居たことは、サリーには内緒にしてね……、余り、悲しい思いは、させたくないから……」
「……、分かった……、彼も、今日、いなくなるのね……」
「……、そうなの……」
そして、三階に上がった……
「ちょっと休憩……」
サリーは、椅子から跳び下りて、私が持っていたアイスコーヒーを手に取った……
三階には、昔、お店で使っていた椅子とテーブルが無造作に置かれていた。
その一つのテーブルに、コーヒーとサンドイッチを置いた……
日葵ちゃんは、ホットコーヒーを持って、また絵の前に座った。
「もう、この絵、完成だから、少し乾いたら、お店に飾って欲しいわ……、サリーちゃん、いいでしょう……?」
「えー、また私のヌード……、置くの……、でも、いいわ……、日葵ちゃんの頼みなら……、三十万も、貰っているしね……、でも、まだ貰っていないけどね……」
「お金で思い出したけど、カナの通帳に、私、少しお金、入れておいたわよ……」
「ホンと、ありがとう……、でも、預金された様子はないけど……?」
「バカね……、私たちの通帳よ……、もう、忘れているでしょう……、名義はカナで、通帳は私が持っているのよ……、スマホのアプリで、残高は確認できるからって言って……」
「えー、そうだったかな……、気がつかなかったわ……、私、スマホもパソコンも苦手だから……」
「そうよ……、カナは一度も見ないから……、でも、お金に困ってなさそうだったし、私が預金しているって、分かるのも都合が悪かったから、黙っていたのよ……」
「あら、私、お金に困っているわよ……、カタリーナのオーナーなのにスーちゃんから生活費もらっているしね……、遊びに行くにも彼女の許可がないと行けないし……、不自由なものよ……」
「でも、お姉さん……、一か月も二か月も、山にこもっていたりできるし、いい身分よ……、その代わりに、私とお母さんで、お店を守っているんだから……」
「それは、仕方なかったのよ……、奈緒さんのお兄さんを探していたんだから……」
「……、じゃー、見つかったから、もう、これからは、山に行かないの……?」
「……、行くわよ……、山が好きになったから……」
「それなら、キー子が山に連れて行って欲しいって言ってたわよ」
「もちろん、いいわよ……、確か、山の道具は持っていたよね……?」
「でも、あれは、キャンプの時の物だから……」
「じゃー、今度、一緒に山の道具を見に行きましょうって言っておいて……」
「……、それなら、私も山、行きたい……」
「サリー、まで行ったら、お店はどうするのよ……? スー子に叱られるわよ……」
「あー、そうか……、……」
「……、じゃー、私が代わりに、バイトしてあげる……」
「奈緒ちゃんが……?」
「……、私もお店のアルバイトしたい……、サリーちゃんが、いないときじゃなくても……、カナさんとなら楽しそうだから……」
「ホンと、それは嬉しいことだけど……、ヌーディスト・カフェじゃないわよ……、ちゃんと服を着てね……」
「もー、分かっているわよ……、それに毎日、カタリーナに来ているから、仕事しているのと変わりないしね……、ヌードモデルもしているし……」
「そうよね……、私と同じじゃん……」
「じゃー、お願いするわ……、きっとスー子が喜ぶから……、最近、家の仕事ができないって、ブツブツ私に愚痴るのよ……、私が、仕事していないみたいに……」
「……、仕事してないじゃん……」
「言ったわね……、でも、仕事するほど、お客さん来ないから……」
「……、私、バイトに入ったら迷惑じゃない……?」
「あ、大丈夫よ……、サリーには、モデルやってもらうから……」
「……、でも、それなら奈緒さんだって、モデル出来るわよ……」
「じゃー、代わり番こで、やってちょうだい……」
「……、お姉さん、絵を描いているより、モデルを抱いている方が長いから……」
「それも、私の趣味よ……、それで、日葵ちゃん、幾らくらいあるの……?」
「……、私は、お兄さんほど、一生懸命やらなかったから……、三百万くらいじゃないの……」
「でも、いい金額ね……」
「……、お金に困ったときに使って……」
「え、え、え、……、何か、その話、変よ……? 奈緒さんのお兄さんはカタリーナにお金を放り込んだ話と、ハナちゃんの話を、どうして日葵ちゃんが知っているのよ……?」
「……、だって、日葵ちゃんは、ハナちゃんだもの……」
「え、えー、日葵ちゃんは、ハナちゃん……?」
「凄い雨、降って来たわよ……」
私は、カタリーナの三階に上がった。
「日葵ちゃん……、……」
「……、遅かったのね……」
そこには、奈緒さんと、サリーもいた。
奈緒さんには、ハナの家を出るときに電話して知らせた。
台風の中でも、タクシーで来ると言っていた。
サリーは、やっぱり裸でモデルをしていた。
日葵ちゃんは、多分、最後の筆を入れていた。
奈緒さんは、日葵ちゃんの横で、筆運びを真剣な眼差しで見ていた。
二人とも、すでに裸でいた……
「もー、何ここは、ガールズ・ラブ・クラブ……」
「お姉さんのやりたかったことじゃないの……?」
「……、私はねー、真剣に絵画教室をやるつもりなのよ……」
「うそ……、絵画教室が女性専用なんて聞いたことないわよ……」
「……、いいのよ……、私の趣味なんだから……」
「やっぱり……、……」
私も、服を脱いで、裸になった……
「お姉さん、私、飲み物、欲しい……」
「もー、裸になる前に行ってよね……」
「……、そんなのいいじゃない、裸で行けば……、お店はお休みよ……」
「そうだけど、外から見られちゃうわよ……」
「大丈夫よ、こんな嵐の夜に外にいる人いないから……」
「……、もー、しょうがないなー、このまま行っちゃおー、……、奈緒ちゃんも手伝って……」
「いいわよ……、裸で行くのね……、……」
「……、私、コーヒーとサンドイッチ、コーヒーはアイスでね……」
「はいはい……」
お店に下りると、勉君がサリーの裸婦の前の席に座って本を読んでいた。
「……、あら、人がいる……、隠すものがない……」
奈緒さんは、そう言いながらも、それでも、平気な顔で立っていた……
「大丈夫よ、幽霊だから……、でも、大丈夫じゃないか、男だから……」
「……、可愛い幽霊ね……、あ、思い出した……、私が、ハナさんに服を脱がされた時、見ていた子でしょう……」
「……、お姉さんたち、凄いね……」
「でも、可愛いから、許してあげるわ……、お姉さんの裸、こんなんだよ……」
奈緒さんは、開き直ったのか、勉君の席まで行って……
「……、貴方も服、脱ぎなさいよ……、みんな裸なんだから……」
「えー、そんな……、……」
「……、お姉さんが、脱がしてあげるわ……」
「奈緒ちゃん、駄目よ……、勉君を誘惑しないで……、勉君もハナちゃんを待っているのよ……、今日、帰るんだから……、……」
「……、ちょっと、帰りたくなくなった、けど……」
「奈緒ちゃん、早く、こっち、サンドイッチ作るから……、勉君も、コーヒーとサンドイッチ食べる……? 作ってあげるわよ……」
「ホンと、僕も食べます……」
外は、お店の中にいても、ゴーゴー、ピシャピシャ、風と雨が、もの凄い音を立てて聞こえてくる……
奈緒さんは、出来上がったサンドイッチとコーヒーを持って、勉君の席にもっていった。
「……、はい、ご主人様……」
「あ、ありがとう……、……」
「メイド・カフェよりも凄いでしょう……、ヌーディスト・カフェよ……」
「……、ホンと、生まれてきてよかった……」
「でも、貴方、……、死んでいるんでしょう……」
「……、忘れていた……」
「奈緒ちゃん、奈緒ちゃん、行くわよ……、最近、性格、変わってこない……?」
「……、そうかな……、みんな、カナさんに似てくるのね……、前にお兄さんを誘ったことがあったわ……、オナペットにしてって、乗ってこなかったけどね……」
「それは、そうでしょう……、勉君もゆっくりしていってね……、十一時にはまだ時間があるから……」
私は、奈緒ちゃんを連れて、二階へ上がった。
「勉君がお店に居たことは、サリーには内緒にしてね……、余り、悲しい思いは、させたくないから……」
「……、分かった……、彼も、今日、いなくなるのね……」
「……、そうなの……」
そして、三階に上がった……
「ちょっと休憩……」
サリーは、椅子から跳び下りて、私が持っていたアイスコーヒーを手に取った……
三階には、昔、お店で使っていた椅子とテーブルが無造作に置かれていた。
その一つのテーブルに、コーヒーとサンドイッチを置いた……
日葵ちゃんは、ホットコーヒーを持って、また絵の前に座った。
「もう、この絵、完成だから、少し乾いたら、お店に飾って欲しいわ……、サリーちゃん、いいでしょう……?」
「えー、また私のヌード……、置くの……、でも、いいわ……、日葵ちゃんの頼みなら……、三十万も、貰っているしね……、でも、まだ貰っていないけどね……」
「お金で思い出したけど、カナの通帳に、私、少しお金、入れておいたわよ……」
「ホンと、ありがとう……、でも、預金された様子はないけど……?」
「バカね……、私たちの通帳よ……、もう、忘れているでしょう……、名義はカナで、通帳は私が持っているのよ……、スマホのアプリで、残高は確認できるからって言って……」
「えー、そうだったかな……、気がつかなかったわ……、私、スマホもパソコンも苦手だから……」
「そうよ……、カナは一度も見ないから……、でも、お金に困ってなさそうだったし、私が預金しているって、分かるのも都合が悪かったから、黙っていたのよ……」
「あら、私、お金に困っているわよ……、カタリーナのオーナーなのにスーちゃんから生活費もらっているしね……、遊びに行くにも彼女の許可がないと行けないし……、不自由なものよ……」
「でも、お姉さん……、一か月も二か月も、山にこもっていたりできるし、いい身分よ……、その代わりに、私とお母さんで、お店を守っているんだから……」
「それは、仕方なかったのよ……、奈緒さんのお兄さんを探していたんだから……」
「……、じゃー、見つかったから、もう、これからは、山に行かないの……?」
「……、行くわよ……、山が好きになったから……」
「それなら、キー子が山に連れて行って欲しいって言ってたわよ」
「もちろん、いいわよ……、確か、山の道具は持っていたよね……?」
「でも、あれは、キャンプの時の物だから……」
「じゃー、今度、一緒に山の道具を見に行きましょうって言っておいて……」
「……、それなら、私も山、行きたい……」
「サリー、まで行ったら、お店はどうするのよ……? スー子に叱られるわよ……」
「あー、そうか……、……」
「……、じゃー、私が代わりに、バイトしてあげる……」
「奈緒ちゃんが……?」
「……、私もお店のアルバイトしたい……、サリーちゃんが、いないときじゃなくても……、カナさんとなら楽しそうだから……」
「ホンと、それは嬉しいことだけど……、ヌーディスト・カフェじゃないわよ……、ちゃんと服を着てね……」
「もー、分かっているわよ……、それに毎日、カタリーナに来ているから、仕事しているのと変わりないしね……、ヌードモデルもしているし……」
「そうよね……、私と同じじゃん……」
「じゃー、お願いするわ……、きっとスー子が喜ぶから……、最近、家の仕事ができないって、ブツブツ私に愚痴るのよ……、私が、仕事していないみたいに……」
「……、仕事してないじゃん……」
「言ったわね……、でも、仕事するほど、お客さん来ないから……」
「……、私、バイトに入ったら迷惑じゃない……?」
「あ、大丈夫よ……、サリーには、モデルやってもらうから……」
「……、でも、それなら奈緒さんだって、モデル出来るわよ……」
「じゃー、代わり番こで、やってちょうだい……」
「……、お姉さん、絵を描いているより、モデルを抱いている方が長いから……」
「それも、私の趣味よ……、それで、日葵ちゃん、幾らくらいあるの……?」
「……、私は、お兄さんほど、一生懸命やらなかったから……、三百万くらいじゃないの……」
「でも、いい金額ね……」
「……、お金に困ったときに使って……」
「え、え、え、……、何か、その話、変よ……? 奈緒さんのお兄さんはカタリーナにお金を放り込んだ話と、ハナちゃんの話を、どうして日葵ちゃんが知っているのよ……?」
「……、だって、日葵ちゃんは、ハナちゃんだもの……」
「え、えー、日葵ちゃんは、ハナちゃん……?」
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