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28. 雪子とクラスの問題
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(雪子とクラスの問題)
数日後、クラスでは、ちょっとした問題がホームルームで持ち上がった。
「最近、一部の女子が給食を持って、教室以外の所で食べているみたいですが、それは許されることですか?」
それには、琴美が答えた。
「女子水泳部として、許可は取ってあるわ! 給食当番のときは、ちゃんと当番してるし、問題はないと思うけど……」
「女子水泳部なんて、聞いたことないよ!」
男子の方から声がかかった。
それには、真理子が答えた。
「あたしが、今年の夏から作ったのよ! 顧問の先生は保健の杉山先生よ!」
「じゃー俺たちだって、プール入れるんじゃないか?」
クラスのざわめきの中、男子の一人が言った。
「駄目よ! 男子は認められていないわ!」
すかさず、琴美が否定した。
「それじゃー、差別だ! 俺たちにだって入れる権利はある!」
それを聴いていた担任の先生は……
「なるほど、男子もプールに入りたいということだけれど、男子水泳部は存在しないので、許可はできない。もし休み時間に入りたいのであれば、また来年の夏に言ってくれ、男子水泳部を作ろうー」
「今年は、駄目なんですか?」
尚も、男子から声がかかった。
「いくら何でも、もう間に合わんだろー、部を作るとなれば、職員会議にもかけなければならないからなー」
「じゃー、女子はいいんですか?」
クラスの女子からも声がかかった。
それには雪子が答えた。
「もちろん、歓迎よ……、給食を入れるタッパーと水着を持ってきてねー」
それを聴いて、またも男子が発言した。
「先生、給食を教室以外で食べていいんですか?」
担任は少し困り顔で……
「特にどこで食べろという決まりはないと思うが、水泳部の練習のためなら、プール内なら、いいんじゃないのかな。杉山先生も許可していることだから……」
男子は、納得しない感じだったが、この場は引き下がった。
ホームルームが終わると、琴美と仲の良い数人の女子が、プールで給食が食べたいとやって来た。
「プールに入らないと駄目なの? 給食だけ外で食べたい!」
「いいじゃないの、天気の良い日は外で食べるのもいいわねー」
琴美は女子水泳部が、みんなに認めてくれたことが嬉しかった。
「あたしも……」
別の女子からも賛同の声がする。
次の日、プールは一〇人くらいの女子で賑わった。
「真理子、水泳部の儀式はどうするのよ?」
琴美が、水着に着替えながら言った。
「こんなにたくさん、相手できないわよ。もう、みんな勝手にやってよ……」
真理子は、楽しみが奪われた感じで、少し怒り気味。
でも、志穂だけは、雪子が裸になると、すかさず背中から抱き着いた。
「雪ちゃん大好きー」
「志穂ちゃん、癖になっちゃったねー」
すると、近くにいた女子も……
「えー、雪ちゃん、触っていいのー?」
「……、いいけど……」
そう言った瞬間、回りの女子が、次から次へと雪子の体を触りに来た。
「凄い、真っ白、綺麗、サラサラしている……、温かい!」と、感嘆の声を上げた。
真理子は、雪子を取られた気持ちで……
「もー、なにやってるのよっ! ここは、GL(ガールズ・ラブ)クラブではないのよ! 早く着替えなさいー」
真理子の激で、女子はばらばらに着替えだした。
プールに出ると、雪子はいつものように、さっそうとプールに飛び込み、華麗な泳ぎを見せた。
「ほんとうだー、ちゃんと水泳部やっていたのねー」とプールサイドの女子が呟いた。
真理子と琴美は、プールサイドに給食を並べた。
他の女子も、グループを作って、各々で給食を食べている。
「なんか、賑やかくなって、楽しいわねー」
志穂は、楽しそうに給食を食べる。
「そうねー、楽しいわー、真理子のおかげよー」と琴美は言う。
「……、こんなつもりは、なかったけど、みんなが楽しんでくれれば、よかったわ!」
真理子は、雪子との二人の時間を邪魔された感じで、なげやりで言葉を返した。
そこに雪子が、ひと泳ぎして帰って来た。
「わたし、拭いてあげるー」と言って志穂が立っている雪子の体をバスタオルで拭きだした。
それを見ていた、回りの女子が……
「……、わたしも拭いてあげる!」
「わたしも、わたしも!」
雪子の周りはバスタオルで、雪子の体を拭く五人六人の女子で囲まれた。
「もー、何やっているのよー、雪子はアイドル歌手じゃないのよ。早くい給食食べなさいー」と、またもや真理子の激が飛ぶ……
「世話が焼けるわねー。でも、凄い人気じゃん、春に真理子と転校してきたときから、みんな気にしていたのよー、あの異様な美しさだからね……」と琴美も呆れ顔。
真理子の激で、女子たちが散ったことで、ようやく雪子と志穂が真理子たちのバスタオルの上に座って給食を開いた。
「志穂……、体にしがみついていては、わたし、給食、食べられない……」
志穂は雪子のお腹にしがみ付きながら頬を胸に着けていた。
「……、気にしないで、雪ちゃんの体、温かいから……」
志穂は抱き着いたまま、離れようとしない。
「志穂、あんたまだ給食残っているでしょう!」と琴美も呆れて言った。
「給食よりも、雪ちゃんの体の方がいい……」
「志穂、あんたそういう趣味があったのねー?」
「違うわよー、雪ちゃんは特別よー」
「はいはい、胸に抱きつくのはやめてねー。膝の上にしてねー、給食食べられないから……」
雪子は抱き着いている志穂の髪を撫でながら、滑るように太ももに移動させた。
「あら、あら、これじゃー、真理子と一緒ねー」と琴美。
「ちょっと待ってよ! あたし、志穂ほどひどくないわよ……」と、言ったわりには、志穂が雪子に甘える様子を羨ましく見ていた真理子だった。
数日後、クラスでは、ちょっとした問題がホームルームで持ち上がった。
「最近、一部の女子が給食を持って、教室以外の所で食べているみたいですが、それは許されることですか?」
それには、琴美が答えた。
「女子水泳部として、許可は取ってあるわ! 給食当番のときは、ちゃんと当番してるし、問題はないと思うけど……」
「女子水泳部なんて、聞いたことないよ!」
男子の方から声がかかった。
それには、真理子が答えた。
「あたしが、今年の夏から作ったのよ! 顧問の先生は保健の杉山先生よ!」
「じゃー俺たちだって、プール入れるんじゃないか?」
クラスのざわめきの中、男子の一人が言った。
「駄目よ! 男子は認められていないわ!」
すかさず、琴美が否定した。
「それじゃー、差別だ! 俺たちにだって入れる権利はある!」
それを聴いていた担任の先生は……
「なるほど、男子もプールに入りたいということだけれど、男子水泳部は存在しないので、許可はできない。もし休み時間に入りたいのであれば、また来年の夏に言ってくれ、男子水泳部を作ろうー」
「今年は、駄目なんですか?」
尚も、男子から声がかかった。
「いくら何でも、もう間に合わんだろー、部を作るとなれば、職員会議にもかけなければならないからなー」
「じゃー、女子はいいんですか?」
クラスの女子からも声がかかった。
それには雪子が答えた。
「もちろん、歓迎よ……、給食を入れるタッパーと水着を持ってきてねー」
それを聴いて、またも男子が発言した。
「先生、給食を教室以外で食べていいんですか?」
担任は少し困り顔で……
「特にどこで食べろという決まりはないと思うが、水泳部の練習のためなら、プール内なら、いいんじゃないのかな。杉山先生も許可していることだから……」
男子は、納得しない感じだったが、この場は引き下がった。
ホームルームが終わると、琴美と仲の良い数人の女子が、プールで給食が食べたいとやって来た。
「プールに入らないと駄目なの? 給食だけ外で食べたい!」
「いいじゃないの、天気の良い日は外で食べるのもいいわねー」
琴美は女子水泳部が、みんなに認めてくれたことが嬉しかった。
「あたしも……」
別の女子からも賛同の声がする。
次の日、プールは一〇人くらいの女子で賑わった。
「真理子、水泳部の儀式はどうするのよ?」
琴美が、水着に着替えながら言った。
「こんなにたくさん、相手できないわよ。もう、みんな勝手にやってよ……」
真理子は、楽しみが奪われた感じで、少し怒り気味。
でも、志穂だけは、雪子が裸になると、すかさず背中から抱き着いた。
「雪ちゃん大好きー」
「志穂ちゃん、癖になっちゃったねー」
すると、近くにいた女子も……
「えー、雪ちゃん、触っていいのー?」
「……、いいけど……」
そう言った瞬間、回りの女子が、次から次へと雪子の体を触りに来た。
「凄い、真っ白、綺麗、サラサラしている……、温かい!」と、感嘆の声を上げた。
真理子は、雪子を取られた気持ちで……
「もー、なにやってるのよっ! ここは、GL(ガールズ・ラブ)クラブではないのよ! 早く着替えなさいー」
真理子の激で、女子はばらばらに着替えだした。
プールに出ると、雪子はいつものように、さっそうとプールに飛び込み、華麗な泳ぎを見せた。
「ほんとうだー、ちゃんと水泳部やっていたのねー」とプールサイドの女子が呟いた。
真理子と琴美は、プールサイドに給食を並べた。
他の女子も、グループを作って、各々で給食を食べている。
「なんか、賑やかくなって、楽しいわねー」
志穂は、楽しそうに給食を食べる。
「そうねー、楽しいわー、真理子のおかげよー」と琴美は言う。
「……、こんなつもりは、なかったけど、みんなが楽しんでくれれば、よかったわ!」
真理子は、雪子との二人の時間を邪魔された感じで、なげやりで言葉を返した。
そこに雪子が、ひと泳ぎして帰って来た。
「わたし、拭いてあげるー」と言って志穂が立っている雪子の体をバスタオルで拭きだした。
それを見ていた、回りの女子が……
「……、わたしも拭いてあげる!」
「わたしも、わたしも!」
雪子の周りはバスタオルで、雪子の体を拭く五人六人の女子で囲まれた。
「もー、何やっているのよー、雪子はアイドル歌手じゃないのよ。早くい給食食べなさいー」と、またもや真理子の激が飛ぶ……
「世話が焼けるわねー。でも、凄い人気じゃん、春に真理子と転校してきたときから、みんな気にしていたのよー、あの異様な美しさだからね……」と琴美も呆れ顔。
真理子の激で、女子たちが散ったことで、ようやく雪子と志穂が真理子たちのバスタオルの上に座って給食を開いた。
「志穂……、体にしがみついていては、わたし、給食、食べられない……」
志穂は雪子のお腹にしがみ付きながら頬を胸に着けていた。
「……、気にしないで、雪ちゃんの体、温かいから……」
志穂は抱き着いたまま、離れようとしない。
「志穂、あんたまだ給食残っているでしょう!」と琴美も呆れて言った。
「給食よりも、雪ちゃんの体の方がいい……」
「志穂、あんたそういう趣味があったのねー?」
「違うわよー、雪ちゃんは特別よー」
「はいはい、胸に抱きつくのはやめてねー。膝の上にしてねー、給食食べられないから……」
雪子は抱き着いている志穂の髪を撫でながら、滑るように太ももに移動させた。
「あら、あら、これじゃー、真理子と一緒ねー」と琴美。
「ちょっと待ってよ! あたし、志穂ほどひどくないわよ……」と、言ったわりには、志穂が雪子に甘える様子を羨ましく見ていた真理子だった。
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