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バタバタと音を立てながら、階段を駆け上がった。すすり泣く声が、微かに聞こえてくる。その声に、焦った。
女子トイレの前につき、ドアノブを握る。開けようと試みたが、ガチャガチャと音を立てるだけで扉は開かなかった。瀬津が中から鍵をかけているのに気づいた。亮に目配せをし、扉から少し距離を取り、助走をつけて扉に向かって蹴り飛ばす。勢い良く蹴破られた扉のすぐ傍に瀬津が座り込んでいた。音に驚いたのか、唖然とした顔でこちらを見ている。その奥には、赤いスプレーで書き殴られた落書き。どうしてここまでするのだろうか。どうして瀬津を追い込む必要があるのか...全く理解ができない。
「どうして、咲夜と亮がここに...?女子トイレだよ?」
ポカンとした瀬津が、ゆっくりと言葉を紡ぐ。何かを言いかけて、口を噤んだのを感じた。何を言いかけたのか...。
「瀬津の行くとこなら、女子トイレだろうが何だろうが関係ねぇよ。泣かされてるかもしれないなら尚更な。それにここ、人来ないから女子トイレとしての機能は、果たしてないし。問題なし!!」
亮が元気に言うが、隣で聞いていてツッコミたくてしょうが無くなる。一緒に来ていてなんだが、瀬津が気にしている問題はそこではない気がした。亮が無理に明るく振舞っているのが、気になる。昨日、瀬津が目の前で倒れてから、テンションがおかしいように感じる。
瀬津は涙を拭い、無理矢理、笑って見せた。無理に笑っていることが分かるから、余計に痛々しく感じる。でも、瀬津なりの心配をかけたくないという思いからの行動だろう、と受け止めるしかない自分の無力さにも嫌になる。
「大丈夫。これくらいなら慣れてるから...。心配しないで。」
スッと自然に手が伸びていた。瀬津の目の下に残っていた涙を拭き取る。我ながらキザなことをしてしまったと、瀬津に触れた瞬間に気がついた。
「無理すんなよ、瀬津。お前が無理に笑っても喜ぶやつはいねぇよ。俺らが望むのは瀬津
の本当に笑えた時の笑顔だけだから。...じゃ、俺は先に帰るから。後よろしくな、亮。」
それだけ言うと、亮の肩にポン、と手を置き、その場を去った。「えっ」と亮の小さな声が漏れ聞こえたが、無視して振り向くことも無く階段を下りていく。
先に帰るというのは嘘だった。瀬津が帰る前に、もう一度見ることはないように、瀬津の靴箱を片付けておきたいと思った。下駄箱の前につき、深くため息をつく。
あーぁ。こんな虐めなんてくだらねぇことに巻き込まれて。命なんだと思ってんだ。1つの命が無くなった。小鳥の小さな命。無惨に殺されてしまった、その行為に憎悪をかきたてられた。苛立ちをどこにぶつけることも出来ない。
被害にあった小鳥を、校舎横の柔らかい土に埋める咲夜。きっと、あの篠原たちの仕業だろう。なんでここまで...。小鳥と一緒に入っていた写真は、丁寧に顔は塗りつぶされていた。しかし制服を切り刻まれていたその姿は、あの日、助けた瀬津だった。
足音に気付き、咄嗟に校舎の影に隠れる。もう校舎内には俺ら3人以外いないと思うから...亮と瀬津が降りてきたのか。
思ったより早い、その足音に焦る。先に帰ると言った手前、出ていくことも出来ない。亮が押し気味に瀬津に話しかけているのは雰囲気でわかるが...なんと言っているのか全く聞き取れない。なんで止まって話しているのかも、分からなかった。歩きながらしちゃまずい話か...?? 一体なんの話しだろう。
モヤモヤとした気持ちのまま、2人の後ろ姿を見守っていると、亮が押し勝ったのか、ゆっくりと瀬津と亮が並んで歩き始めた。その2人の後ろ姿をどこか複雑な気持ちで見送った。...何してんだろ、俺。
亮が瀬津のことを好きだと言うのは、最近になって聞いた事実だ。亮から直接聞いた確かな情報だ。瀬津と並んで歩いている亮の頬が緩んでいるんだろうな、と想像する。
しかし、それを考えれば考えるほど咲夜の胸は痛んだ。幼馴染が好きなやつなんだから、と自分自身に何度も言い聞かせる。瀬津は、自分が好きになってはいけない相手だ。
帰り道、瀬津が帰るであろう、表の道を避けて久しぶりに全力で走って帰った。家へ入り、自分の部屋へ駆け込むと、同時に玄関の開く音がした。...間に合った。その安堵で、扉を背にしたまま座り込みそうになったのを、意地で踏みとどまった。
「ただ今帰りました。」
微かに聞こえる、瀬津の声。
「お帰り、瀬津。」
自分の部屋から顔を覗かせて声をかける。本当は今さっき、帰ってきたばかりのくせに、何分も先に帰っていた風を装う。息切れしていた呼吸を、必死に隠した。
裏道ダッシュで帰ってきてよかった...。と瀬津のにこやかな表情を見て、改めて思った。出迎えてくれる人の存在が、あるのとないのとではやっぱり心持ちが違うと思う。瀬津のように、何も無かった一人暮らしから急に家族が出来た人間だと、尚更だ。
「上がりなよ。姉貴が料理しないから、いつも俺が作るんだ。何がいい?」
階段を下りながら、聞く。瀬津が何か言いたげに目を泳がせたのを、見逃さなかった。でも、無理に聞くのも悪い気がして、気が付かないふりをする。
「何でもいいよ。家にあるもので作れるものなら、何でも。」
「じゃあ手頃だしオムライスね。」
ちょうど使いかけの野菜を処理したかったし...何よりも咲夜の得意料理だ。竜木家のオムライスはチキンライスを作らず、ご飯部分が残り物を使ったチャーハンだ。友達には珍しがられるが、冷蔵庫を綺麗にするには丁度いいので、度々作ってしまう。卵で包んでしまえばオムライスだろうと思っている節があるのは否定できない。
瀬津に鞄を置いて支度しておいでと、声をかけ、自分はキッチンへ急ぐ。冷蔵庫の中にある中途半端な使いかけの野菜を並べ、全て小さめにカットする。硬い野菜から炒め始め、ご飯を投入。味付けをしっかりして、皿に山型に盛る。卵は塩コショウのみのシンプルな味付けで、別で焼き、山型に盛ったチャーハンの上へ乗せる。ケチャップで何を書こうか悩んでいると、手を洗った瀬津がリビングに入ってきた。
瀬津の顔を見ると、笑顔でいて欲しいな、という思いが湧きケチャップでニコニコのスマイルマークのオムライスにした。
椅子に座る瀬津の目の前に、咲夜がオムライスの乗った皿を置く。初めて姉以外の異性に食べてもらう手料理に緊張しながら、「どうぞ。」と囁くように言って、瀬津の向かいの椅子に座った。
「いただきます。」
丁寧に手を合わせ、スプーンを持つ瀬津を、向かいの席から見つめる。どんな反応をされるか、ドキドキしていた。
「どうぞ。好きなだけ食べていいよ。」
嬉しそうに目を輝かせる瀬津に、つられるように笑みを零れた。作ってよかったと、こちらまで嬉しくなる。今日は姉貴の帰りが遅い。バイトがある日だと、面倒くさそうに朝、嘆きながら家を出ていった。
目の前の瀬津は、勢いよくパクパクと、ペースを落とすことなくオムライスを食べている。誰も取ったりなんかしないのに、必死に食べるその姿は、可愛さを思わせた。口に合ってよかった、と胸を撫で下ろす。と、同時にあんまり急いで食べているものだから、可愛さと面白さと嬉しさで堪えきれず、肩を震わせて笑う。
「どうしたの?咲夜。」
「お前...ほんと可愛すぎっ!!!」
突然笑い出した咲夜に驚き、瀬津は動き続けていた手を、止めた。キョトン、となぜ笑っているのか本当にわからないといった様子で咲夜を見つめる。その瀬津の言動、表情に今度は声を上げて笑う。
あぁ、もう。こいつ本当に同い年だとは思えねぇ。口の周りに米粒をつけて、ポカンとしている瀬津が愛おしかった。可愛くて仕方がない。
女子トイレの前につき、ドアノブを握る。開けようと試みたが、ガチャガチャと音を立てるだけで扉は開かなかった。瀬津が中から鍵をかけているのに気づいた。亮に目配せをし、扉から少し距離を取り、助走をつけて扉に向かって蹴り飛ばす。勢い良く蹴破られた扉のすぐ傍に瀬津が座り込んでいた。音に驚いたのか、唖然とした顔でこちらを見ている。その奥には、赤いスプレーで書き殴られた落書き。どうしてここまでするのだろうか。どうして瀬津を追い込む必要があるのか...全く理解ができない。
「どうして、咲夜と亮がここに...?女子トイレだよ?」
ポカンとした瀬津が、ゆっくりと言葉を紡ぐ。何かを言いかけて、口を噤んだのを感じた。何を言いかけたのか...。
「瀬津の行くとこなら、女子トイレだろうが何だろうが関係ねぇよ。泣かされてるかもしれないなら尚更な。それにここ、人来ないから女子トイレとしての機能は、果たしてないし。問題なし!!」
亮が元気に言うが、隣で聞いていてツッコミたくてしょうが無くなる。一緒に来ていてなんだが、瀬津が気にしている問題はそこではない気がした。亮が無理に明るく振舞っているのが、気になる。昨日、瀬津が目の前で倒れてから、テンションがおかしいように感じる。
瀬津は涙を拭い、無理矢理、笑って見せた。無理に笑っていることが分かるから、余計に痛々しく感じる。でも、瀬津なりの心配をかけたくないという思いからの行動だろう、と受け止めるしかない自分の無力さにも嫌になる。
「大丈夫。これくらいなら慣れてるから...。心配しないで。」
スッと自然に手が伸びていた。瀬津の目の下に残っていた涙を拭き取る。我ながらキザなことをしてしまったと、瀬津に触れた瞬間に気がついた。
「無理すんなよ、瀬津。お前が無理に笑っても喜ぶやつはいねぇよ。俺らが望むのは瀬津
の本当に笑えた時の笑顔だけだから。...じゃ、俺は先に帰るから。後よろしくな、亮。」
それだけ言うと、亮の肩にポン、と手を置き、その場を去った。「えっ」と亮の小さな声が漏れ聞こえたが、無視して振り向くことも無く階段を下りていく。
先に帰るというのは嘘だった。瀬津が帰る前に、もう一度見ることはないように、瀬津の靴箱を片付けておきたいと思った。下駄箱の前につき、深くため息をつく。
あーぁ。こんな虐めなんてくだらねぇことに巻き込まれて。命なんだと思ってんだ。1つの命が無くなった。小鳥の小さな命。無惨に殺されてしまった、その行為に憎悪をかきたてられた。苛立ちをどこにぶつけることも出来ない。
被害にあった小鳥を、校舎横の柔らかい土に埋める咲夜。きっと、あの篠原たちの仕業だろう。なんでここまで...。小鳥と一緒に入っていた写真は、丁寧に顔は塗りつぶされていた。しかし制服を切り刻まれていたその姿は、あの日、助けた瀬津だった。
足音に気付き、咄嗟に校舎の影に隠れる。もう校舎内には俺ら3人以外いないと思うから...亮と瀬津が降りてきたのか。
思ったより早い、その足音に焦る。先に帰ると言った手前、出ていくことも出来ない。亮が押し気味に瀬津に話しかけているのは雰囲気でわかるが...なんと言っているのか全く聞き取れない。なんで止まって話しているのかも、分からなかった。歩きながらしちゃまずい話か...?? 一体なんの話しだろう。
モヤモヤとした気持ちのまま、2人の後ろ姿を見守っていると、亮が押し勝ったのか、ゆっくりと瀬津と亮が並んで歩き始めた。その2人の後ろ姿をどこか複雑な気持ちで見送った。...何してんだろ、俺。
亮が瀬津のことを好きだと言うのは、最近になって聞いた事実だ。亮から直接聞いた確かな情報だ。瀬津と並んで歩いている亮の頬が緩んでいるんだろうな、と想像する。
しかし、それを考えれば考えるほど咲夜の胸は痛んだ。幼馴染が好きなやつなんだから、と自分自身に何度も言い聞かせる。瀬津は、自分が好きになってはいけない相手だ。
帰り道、瀬津が帰るであろう、表の道を避けて久しぶりに全力で走って帰った。家へ入り、自分の部屋へ駆け込むと、同時に玄関の開く音がした。...間に合った。その安堵で、扉を背にしたまま座り込みそうになったのを、意地で踏みとどまった。
「ただ今帰りました。」
微かに聞こえる、瀬津の声。
「お帰り、瀬津。」
自分の部屋から顔を覗かせて声をかける。本当は今さっき、帰ってきたばかりのくせに、何分も先に帰っていた風を装う。息切れしていた呼吸を、必死に隠した。
裏道ダッシュで帰ってきてよかった...。と瀬津のにこやかな表情を見て、改めて思った。出迎えてくれる人の存在が、あるのとないのとではやっぱり心持ちが違うと思う。瀬津のように、何も無かった一人暮らしから急に家族が出来た人間だと、尚更だ。
「上がりなよ。姉貴が料理しないから、いつも俺が作るんだ。何がいい?」
階段を下りながら、聞く。瀬津が何か言いたげに目を泳がせたのを、見逃さなかった。でも、無理に聞くのも悪い気がして、気が付かないふりをする。
「何でもいいよ。家にあるもので作れるものなら、何でも。」
「じゃあ手頃だしオムライスね。」
ちょうど使いかけの野菜を処理したかったし...何よりも咲夜の得意料理だ。竜木家のオムライスはチキンライスを作らず、ご飯部分が残り物を使ったチャーハンだ。友達には珍しがられるが、冷蔵庫を綺麗にするには丁度いいので、度々作ってしまう。卵で包んでしまえばオムライスだろうと思っている節があるのは否定できない。
瀬津に鞄を置いて支度しておいでと、声をかけ、自分はキッチンへ急ぐ。冷蔵庫の中にある中途半端な使いかけの野菜を並べ、全て小さめにカットする。硬い野菜から炒め始め、ご飯を投入。味付けをしっかりして、皿に山型に盛る。卵は塩コショウのみのシンプルな味付けで、別で焼き、山型に盛ったチャーハンの上へ乗せる。ケチャップで何を書こうか悩んでいると、手を洗った瀬津がリビングに入ってきた。
瀬津の顔を見ると、笑顔でいて欲しいな、という思いが湧きケチャップでニコニコのスマイルマークのオムライスにした。
椅子に座る瀬津の目の前に、咲夜がオムライスの乗った皿を置く。初めて姉以外の異性に食べてもらう手料理に緊張しながら、「どうぞ。」と囁くように言って、瀬津の向かいの椅子に座った。
「いただきます。」
丁寧に手を合わせ、スプーンを持つ瀬津を、向かいの席から見つめる。どんな反応をされるか、ドキドキしていた。
「どうぞ。好きなだけ食べていいよ。」
嬉しそうに目を輝かせる瀬津に、つられるように笑みを零れた。作ってよかったと、こちらまで嬉しくなる。今日は姉貴の帰りが遅い。バイトがある日だと、面倒くさそうに朝、嘆きながら家を出ていった。
目の前の瀬津は、勢いよくパクパクと、ペースを落とすことなくオムライスを食べている。誰も取ったりなんかしないのに、必死に食べるその姿は、可愛さを思わせた。口に合ってよかった、と胸を撫で下ろす。と、同時にあんまり急いで食べているものだから、可愛さと面白さと嬉しさで堪えきれず、肩を震わせて笑う。
「どうしたの?咲夜。」
「お前...ほんと可愛すぎっ!!!」
突然笑い出した咲夜に驚き、瀬津は動き続けていた手を、止めた。キョトン、となぜ笑っているのか本当にわからないといった様子で咲夜を見つめる。その瀬津の言動、表情に今度は声を上げて笑う。
あぁ、もう。こいつ本当に同い年だとは思えねぇ。口の周りに米粒をつけて、ポカンとしている瀬津が愛おしかった。可愛くて仕方がない。
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