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「皆様。先ほどのプレゼンにより、ジェラルド殿下の『資産価値』が暴落したことはご理解いただけたかと思います」
サイラス様のマイクパフォーマンスが始まった。
会場の視線が彼に集中する。
その隣で、私は静かにスクリーンを操作する役目に回った。
「では、代わりに我が国が誇る『最高ランクの優良資産』をご紹介しましょう」
サイラス様が私の肩を抱き寄せた。
「それが、ここにいるマーガレット・フォン・アデレード嬢です」
会場がざわめく。
『知ってるよ』『さっき凄かったもんな』という声が聞こえる。
「彼女のスペックを再確認します。アデレード領の財政をわずか一ヶ月で黒字化。物流改革により経済効果を二〇%向上。さらに、王都の行政機能をたった二人(とバカ二人)で立て直した実績」
スライドに、私の顔写真(キリッとした表情)と共に、輝かしい数字のグラフが表示される。
まるで企業のIR情報のようだ。
「これを『有能』と言わずして何と言うか。彼女一人で、財務大臣十人分、外交官五人分、そしてジェラルド殿下無限大分の働きをします」
「無限大……?」
床に転がるジェラルドが、力なく呟いた。
ゼロ除算はエラーですよ、殿下。
「さて、ここからが本題です」
サイラス様は、会場にいる各国の要人たちを見渡した。
特に、ふんぞり返っていた鉄血帝国の大使に視線をロックオンする。
「これほど有能な人材が、現在『フリー』であること。これは国際社会における重大なリスクです。どこかの野心的な国が、彼女を高額で引き抜こうとするかもしれない。あるいは、武力で攫おうとするかもしれない」
鉄血帝国の大使が、ピクリと眉を動かした。
図星らしい。
「フン……。確かに、そこの嬢ちゃんは面白い。王太子の嫁にはもったいないな」
大使がワイングラスを置き、立ち上がった。
巨体が威圧感を放つ。
「どうだ、嬢ちゃん。我が『鉄血帝国』に来ないか? 年俸は言い値で払おう。宰相の地位も用意する。こんな傾いた国より、よほど働きがいがあるぞ?」
会場に緊張が走る。
露骨な引き抜き工作。
しかも、断れば軍事力を背景に脅してくる気配だ。
私はマイクを取ろうとした。
「お断りします。貴国の軍服のデザイン、ダサいので」と言ってやるつもりだった。
しかし。
「お断りだ」
私より早く、サイラス様が即答した。
氷のような冷たさと、炎のような熱さを孕んだ声で。
「ほう? 貴様が決めることか? 私は彼女に聞いているのだが」
「彼女の意思を確認するまでもない。なぜなら」
サイラス様は、私を抱く腕に力を込めた。
そして、大使を、いや会場全体を睨みつけるように宣言した。
「彼女は、私の『私有財産』になる予定だからだ」
「……は?」
大使が目を丸くする。
会場中がポカンとする。
私有財産……?
人権派団体から抗議が来そうな表現だが、彼にとっては最上級の独占欲の表れだ。
「本日、この場を借りて発表する。私、サイラス・フォン・グランディエは、マーガレット・フォン・アデレード嬢との『永久独占パートナーシップ契約(結婚)』を締結する!」
ドォォォォン!!
背景のスクリーンに、特大の文字で『祝・ご成婚』と表示された。
しかも、花火のエフェクト付きだ。
(いつの間にこんなスライドを……)
「け、結婚だと……!?」
ジェラルドがガバッと起き上がった。
「ず、ずるいぞサイラス! 僕のマーガレットを! やっぱり乗っ取る気か!」
「黙れ、元カレ」
サイラス様は一瞥もしない。
「これは単なる色恋沙汰ではない。国家戦略だ。私(内政のトップ)と彼女(経営のプロ)が結ばれることで、この国の意思決定速度は今の十倍になる。無駄な会議は消滅し、予算は最適化され、国力は飛躍的に向上するだろう」
サイラス様は大使に向き直った。
「聞こえたか、鉄血帝国。我々夫婦(予定)がタッグを組めば、貴国の軍事侵攻など、経済制裁と情報操作で一週間以内に無力化できる。……それでも、彼女を奪う気があるか?」
挑発。
いや、確信に満ちた脅迫だ。
大使はサイラス様の目を見て、そして私の不敵な笑みを見て、しばらく沈黙した。
やがて、彼は肩をすくめて笑い出した。
「クックック……! こりゃ傑作だ。王太子よりも、その眼鏡の方がよほど『王』の器じゃないか」
大使は両手を挙げた。
「わかった、降参だ。そんな『最恐夫婦』を敵に回したくない。引き抜きは諦めよう。……その代わり、結婚式には呼んでくれよ? 祝いに戦車の一台でも持ってきてやる」
「戦車はいらん。現金(外貨)で頼む」
サイラス様が即答すると、会場からドッと笑いが起きた。
緊張が解け、祝福ムードが一気に広がる。
「おめでとう、サイラス様!」
「マーガレット様、お幸せに!」
「最強のカップル誕生だ!」
拍手喝采。
サイラス様は満足げに頷き、そしてマイクをオフにした。
私の方を向き、耳元で囁く。
「……どうだ。これで外敵も内敵も排除した。君の安全と自由は確保されたぞ」
「ええ。素晴らしいプレゼンでした。特に『私有財産』の下り、独占欲が強すぎてゾクゾクしましたわ」
「……君を他の男、特にあのバカ王子に見せたくなかっただけだ」
彼は少し照れたように顔を背けた。
可愛いところがある。
「さて、締め括りましょう」
私は再びマイクを握った。
「皆様、ありがとうございます! 私たちの結婚式は来月を予定しております! 入場料は金貨一枚、完全予約制です! 当日はサイラス様考案の『地獄めぐり引き出物セット』を販売しますので、財布の紐を緩めてお越しください!」
「金取るのかよ!」
会場からツッコミが入るが、みんな笑顔だ。
これにて一件落着。
……と思いきや。
「う、ううう……」
足元で、ジェラルドが泣いていた。
「僕だけ……僕だけ仲間外れだ……。王太子の僕が、一番惨めじゃないか……」
「ジェラルド様ぁ、泣かないでぇ」
ミミが背中をさする。
そのミミが、ふと顔を上げて言った。
「ねえ、ジェラルド様。私たちも結婚しちゃえばいいんじゃない?」
「え?」
「だって、私たちも『愛の逃避行(畑仕事)』を乗り越えた仲でしょ? マーガレット様たちには負けるけど、私たちには私たちの『おバカな愛』があるもん!」
ミミがニカッと笑う。
その笑顔は、相変わらず能天気で、少しズレていて、でも不思議と明るかった。
「ミミ……」
ジェラルドは涙を拭った。
「そうだな……。僕にはもう、君しかいない。君となら、どんな泥沼(物理)も生きていける気がするよ」
ジェラルドは立ち上がり、ミミの手を取った。
「よし! サイラスたちに対抗して、僕たちも結婚するぞ! 式場は……マーガレットに追い出されたから、畑の真ん中でやろう!」
「わーい! ドレスは作業着をリメイクするね!」
二人は手を取り合って、勝手に盛り上がり始めた。
私たちは顔を見合わせた。
「……あのバカたちも、たくましくなったな」
「ええ。雑草のような生命力です。まあ、放置しておいても害はなさそうですね」
「いや、畑で結婚式をされると作物が踏み荒らされる。ボブに監視させよう」
「それがいいですね」
こうして、波乱の夜会は幕を閉じた。
私の左手には、まだ指輪はない。
でも、隣には頼もしいパートナーがいる。
それだけで、どんな宝石よりも輝かしい未来が見える気がした。
「帰ろう、マーガレット。……まだ、明日からの税制改革の打ち合わせが残っている」
「はい、サイラス様。朝まで徹底的にやりましょう」
私たちは腕を組み、拍手の中を退場した。
その背中は、どんな王族よりも堂々としていた――と、翌日の新聞に書かれることになる。
サイラス様のマイクパフォーマンスが始まった。
会場の視線が彼に集中する。
その隣で、私は静かにスクリーンを操作する役目に回った。
「では、代わりに我が国が誇る『最高ランクの優良資産』をご紹介しましょう」
サイラス様が私の肩を抱き寄せた。
「それが、ここにいるマーガレット・フォン・アデレード嬢です」
会場がざわめく。
『知ってるよ』『さっき凄かったもんな』という声が聞こえる。
「彼女のスペックを再確認します。アデレード領の財政をわずか一ヶ月で黒字化。物流改革により経済効果を二〇%向上。さらに、王都の行政機能をたった二人(とバカ二人)で立て直した実績」
スライドに、私の顔写真(キリッとした表情)と共に、輝かしい数字のグラフが表示される。
まるで企業のIR情報のようだ。
「これを『有能』と言わずして何と言うか。彼女一人で、財務大臣十人分、外交官五人分、そしてジェラルド殿下無限大分の働きをします」
「無限大……?」
床に転がるジェラルドが、力なく呟いた。
ゼロ除算はエラーですよ、殿下。
「さて、ここからが本題です」
サイラス様は、会場にいる各国の要人たちを見渡した。
特に、ふんぞり返っていた鉄血帝国の大使に視線をロックオンする。
「これほど有能な人材が、現在『フリー』であること。これは国際社会における重大なリスクです。どこかの野心的な国が、彼女を高額で引き抜こうとするかもしれない。あるいは、武力で攫おうとするかもしれない」
鉄血帝国の大使が、ピクリと眉を動かした。
図星らしい。
「フン……。確かに、そこの嬢ちゃんは面白い。王太子の嫁にはもったいないな」
大使がワイングラスを置き、立ち上がった。
巨体が威圧感を放つ。
「どうだ、嬢ちゃん。我が『鉄血帝国』に来ないか? 年俸は言い値で払おう。宰相の地位も用意する。こんな傾いた国より、よほど働きがいがあるぞ?」
会場に緊張が走る。
露骨な引き抜き工作。
しかも、断れば軍事力を背景に脅してくる気配だ。
私はマイクを取ろうとした。
「お断りします。貴国の軍服のデザイン、ダサいので」と言ってやるつもりだった。
しかし。
「お断りだ」
私より早く、サイラス様が即答した。
氷のような冷たさと、炎のような熱さを孕んだ声で。
「ほう? 貴様が決めることか? 私は彼女に聞いているのだが」
「彼女の意思を確認するまでもない。なぜなら」
サイラス様は、私を抱く腕に力を込めた。
そして、大使を、いや会場全体を睨みつけるように宣言した。
「彼女は、私の『私有財産』になる予定だからだ」
「……は?」
大使が目を丸くする。
会場中がポカンとする。
私有財産……?
人権派団体から抗議が来そうな表現だが、彼にとっては最上級の独占欲の表れだ。
「本日、この場を借りて発表する。私、サイラス・フォン・グランディエは、マーガレット・フォン・アデレード嬢との『永久独占パートナーシップ契約(結婚)』を締結する!」
ドォォォォン!!
背景のスクリーンに、特大の文字で『祝・ご成婚』と表示された。
しかも、花火のエフェクト付きだ。
(いつの間にこんなスライドを……)
「け、結婚だと……!?」
ジェラルドがガバッと起き上がった。
「ず、ずるいぞサイラス! 僕のマーガレットを! やっぱり乗っ取る気か!」
「黙れ、元カレ」
サイラス様は一瞥もしない。
「これは単なる色恋沙汰ではない。国家戦略だ。私(内政のトップ)と彼女(経営のプロ)が結ばれることで、この国の意思決定速度は今の十倍になる。無駄な会議は消滅し、予算は最適化され、国力は飛躍的に向上するだろう」
サイラス様は大使に向き直った。
「聞こえたか、鉄血帝国。我々夫婦(予定)がタッグを組めば、貴国の軍事侵攻など、経済制裁と情報操作で一週間以内に無力化できる。……それでも、彼女を奪う気があるか?」
挑発。
いや、確信に満ちた脅迫だ。
大使はサイラス様の目を見て、そして私の不敵な笑みを見て、しばらく沈黙した。
やがて、彼は肩をすくめて笑い出した。
「クックック……! こりゃ傑作だ。王太子よりも、その眼鏡の方がよほど『王』の器じゃないか」
大使は両手を挙げた。
「わかった、降参だ。そんな『最恐夫婦』を敵に回したくない。引き抜きは諦めよう。……その代わり、結婚式には呼んでくれよ? 祝いに戦車の一台でも持ってきてやる」
「戦車はいらん。現金(外貨)で頼む」
サイラス様が即答すると、会場からドッと笑いが起きた。
緊張が解け、祝福ムードが一気に広がる。
「おめでとう、サイラス様!」
「マーガレット様、お幸せに!」
「最強のカップル誕生だ!」
拍手喝采。
サイラス様は満足げに頷き、そしてマイクをオフにした。
私の方を向き、耳元で囁く。
「……どうだ。これで外敵も内敵も排除した。君の安全と自由は確保されたぞ」
「ええ。素晴らしいプレゼンでした。特に『私有財産』の下り、独占欲が強すぎてゾクゾクしましたわ」
「……君を他の男、特にあのバカ王子に見せたくなかっただけだ」
彼は少し照れたように顔を背けた。
可愛いところがある。
「さて、締め括りましょう」
私は再びマイクを握った。
「皆様、ありがとうございます! 私たちの結婚式は来月を予定しております! 入場料は金貨一枚、完全予約制です! 当日はサイラス様考案の『地獄めぐり引き出物セット』を販売しますので、財布の紐を緩めてお越しください!」
「金取るのかよ!」
会場からツッコミが入るが、みんな笑顔だ。
これにて一件落着。
……と思いきや。
「う、ううう……」
足元で、ジェラルドが泣いていた。
「僕だけ……僕だけ仲間外れだ……。王太子の僕が、一番惨めじゃないか……」
「ジェラルド様ぁ、泣かないでぇ」
ミミが背中をさする。
そのミミが、ふと顔を上げて言った。
「ねえ、ジェラルド様。私たちも結婚しちゃえばいいんじゃない?」
「え?」
「だって、私たちも『愛の逃避行(畑仕事)』を乗り越えた仲でしょ? マーガレット様たちには負けるけど、私たちには私たちの『おバカな愛』があるもん!」
ミミがニカッと笑う。
その笑顔は、相変わらず能天気で、少しズレていて、でも不思議と明るかった。
「ミミ……」
ジェラルドは涙を拭った。
「そうだな……。僕にはもう、君しかいない。君となら、どんな泥沼(物理)も生きていける気がするよ」
ジェラルドは立ち上がり、ミミの手を取った。
「よし! サイラスたちに対抗して、僕たちも結婚するぞ! 式場は……マーガレットに追い出されたから、畑の真ん中でやろう!」
「わーい! ドレスは作業着をリメイクするね!」
二人は手を取り合って、勝手に盛り上がり始めた。
私たちは顔を見合わせた。
「……あのバカたちも、たくましくなったな」
「ええ。雑草のような生命力です。まあ、放置しておいても害はなさそうですね」
「いや、畑で結婚式をされると作物が踏み荒らされる。ボブに監視させよう」
「それがいいですね」
こうして、波乱の夜会は幕を閉じた。
私の左手には、まだ指輪はない。
でも、隣には頼もしいパートナーがいる。
それだけで、どんな宝石よりも輝かしい未来が見える気がした。
「帰ろう、マーガレット。……まだ、明日からの税制改革の打ち合わせが残っている」
「はい、サイラス様。朝まで徹底的にやりましょう」
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