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「――よし。いい艶だ」
王都から馬車で三時間ほど離れた、のどかな農村地帯。
その一角にある小さな畑で、麦わら帽子を被った青年が、泥だらけの手で大きなトマトを掲げていた。
日焼けした肌、タオルを巻いた首、そして土にまみれた作業着。
どこからどう見ても、ベテランの農夫見習いだ。
しかし、その顔立ちだけは無駄に整っており、かつて「王太子」と呼ばれていた面影が残っている。
クラーク・フォン・グランヴェル(元・殿下)である。
「すごいぞ、キャサリン(トマトの名前)。君は太陽の恵みを一身に浴びて、こんなに立派に育ったんだね」
彼はトマトに話しかけながら、愛おしそうに頬擦りをした。
「隣のエリザベス(ナス)も順調だ。……ああ、なんて素晴らしいんだ、土の世界は」
彼は深呼吸をした。
王城での生活は、息苦しかった。
書類の意味は分からないし、マナーは厳しいし、ヨーネリアは怖いし。
だが、ここは違う。
種を蒔けば芽が出る。水をやれば育つ。雑草を抜けば感謝される(気がする)。
全てがシンプルで、嘘がない。
「……僕、こっちの方が向いていたのかもしれないな」
クラークは独りごちた。
かつて「無能」と罵られた男は今、村一番の「野菜作りの名人」として、静かな称賛を浴びていたのである。
◇
「……信じられませんわ」
その様子を、畑のあぜ道から呆然と見つめる影があった。
私、ヨーネリアと、夫のアレクセイ閣下である。
今日は公務のついでに、元王子の「更生プログラム」の進捗状況を視察に来たのだ。
「あれが……あの、靴紐も結べなかったクラーク殿下ですか?」
「ああ。報告には聞いていたが……まさかここまでとは」
閣下も目を丸くしている。
クラークは手際よくトマトを収穫し、籠に入れていく。その動きに無駄がない。
「おーい! クラーク君! こっちのキュウリも頼むよ!」
近所の農家のお爺さんが声をかけると、クラークは「はいよー!」と元気よく返事をして走り出した。
「はいよー、だと?」
私は耳を疑った。
「あのプライドの塊だった男が、平民の爺様に顎で使われています。しかも、楽しそうです」
「……行ってみよう」
私たちは畑に入っていった。
「あ、ヨーネリア! それにアレクセイ!」
私たちに気づいたクラークが、満面の笑みで駆け寄ってきた。
「久しぶりだね! 元気にしてたかい?」
「……ええ。貴方も、随分と健康そうですね」
私は彼の姿をまじまじと見た。
以前のような、贅肉のついた締まりのない体ではない。筋肉がつき、引き締まっている。顔つきも精悍だ。
「見てくれよ、これ! 僕が育てたトマトだ!」
クラークは自慢げに真っ赤なトマトを差し出した。
「糖度が凄く高いんだ。水やりを朝夕の二回に分けて、土壌の酸性度を調整した結果だよ」
「……へえ」
私はトマトを受け取り、一口かじった。
甘い。
果物のように甘く、それでいて酸味とのバランスが絶妙だ。
「……美味しいです。悔しいですが、プロの味です」
「だろう!? いやあ、農業って奥が深いよ。書類と違って、野菜は嘘をつかないからね!」
クラークは爽やかに笑った。
「僕、気づいたんだ。王様になって民を導くことはできなかったけど、野菜を導くことはできるって」
「……野菜を導く」
「そう! 彼らの声が聞こえるんだ。『水が欲しい』とか『虫がいるよ』とか。……王城では誰の声も聞こえなかったのに、不思議だよね」
彼は遠い目をした。
その横顔には、かつての悲壮感や卑屈さは微塵もない。
私は……猛烈な敗北感に襲われていた。
(な、なによこれ……)
私は拳を握りしめた。
(私が! 私がやりたかったのは、まさにこれよ!)
晴耕雨読。自然との対話。自給自足のスローライフ。
それを、よりによってこの元婚約者が、先に、しかも完璧に実現しているなんて!
「……ズルいですわ」
私がポツリと漏らすと、クラークはきょとんとした。
「え? 何が?」
「貴方は私の夢を奪いました! 私は今も、公爵邸の庭で必死にカボチャを育てていますが、ここまでのレベルには達していません! なのに貴方は……!」
「あはは。ヨーネリアは頭が良すぎるからね」
クラークは悪気なく笑った。
「農業には『計算できない部分』があるんだよ。理屈じゃなくて、感覚というか、土への愛というか。……君には少し、効率を求めすぎる癖があるからなぁ」
「なっ……!」
「肥料の量も、マニュアル通りじゃダメなんだ。その日の気温や湿度に合わせて、対話しながら微調整しないと」
元・無能王子に、農業論で説教された。
屈辱だ。しかし、目の前のトマトの旨さが、彼の言葉の正しさを証明している。
「……くっ、ぐうの音も出ません」
私が項垂れると、隣で閣下が肩を震わせて笑った。
「ははは。まさか君がクラークに言い負かされる日が来るとはな」
「笑い事ではありません! 悔しい……! 弟子入りしたいレベルで悔しいです!」
「いつでも教えてあげるよ、ヨーネリア師匠(・・)」
クラークはニカッと笑った。
「君には王城で色々教えてもらったからね。その恩返しだ。……今度、最高の土作りの秘訣を教えてやるよ」
「……お願いします」
私はプライドを捨てて頭を下げた。背に腹は代えられない。美味しい野菜のためなら、元婚約者にでも教えを乞う。それがヨーネリアだ。
「よし! じゃあ、持っていってくれ!」
クラークは大量の野菜を私たちに持たせた。
「ミーナにもよろしく伝えておくれ。……『僕は元気だ、君も達者でな』って」
「……ええ。伝えます」
少しだけ切ない表情を見せたクラークだったが、すぐにまた「おーい、キャサリン!」と野菜たちの方へ走っていった。
その背中は、王太子時代よりもずっと大きく、輝いて見えた。
「……適材適所、というやつだな」
帰りの馬車で、閣下が呟いた。
「彼は王にはなれなかったが、大地を耕す王にはなれたようだ」
「ええ。……皮肉な話ですわ」
私は膝の上のトマトを見つめた。
「私が彼に『王としての教育』を施していた時間は無駄でしたが……彼が『自分自身』を見つけるための遠回りだったと思えば、無駄ではなかったのかもしれません」
「君のおかげだ」
「いいえ。彼の『才能』ですわ」
私はトマトをもう一口かじった。
甘くて、少しだけ土の香りがするその味は、私の心を複雑な感情で満たした。
嫉妬と、安堵と、そしてほんの少しの祝福。
「……でも、負けませんよ」
私は燃えていた。
「帰ったら、庭の土壌改良をやり直します。クラークに負けない野菜を作って見せますわ!」
「ほどほどにな。……夜の『夫婦の時間』まで削られたら、私が枯れてしまう」
「善処します」
私たちは大量の野菜と共に、王都への帰路についた。
元王子クラーク。
彼が王都の歴史に名を残すことはなかったが、その野菜は「元王子の涙トマト」としてブランド化され、市場で高値で取引されることになる。
それは、彼なりのハッピーエンドだったのかもしれない。
王都から馬車で三時間ほど離れた、のどかな農村地帯。
その一角にある小さな畑で、麦わら帽子を被った青年が、泥だらけの手で大きなトマトを掲げていた。
日焼けした肌、タオルを巻いた首、そして土にまみれた作業着。
どこからどう見ても、ベテランの農夫見習いだ。
しかし、その顔立ちだけは無駄に整っており、かつて「王太子」と呼ばれていた面影が残っている。
クラーク・フォン・グランヴェル(元・殿下)である。
「すごいぞ、キャサリン(トマトの名前)。君は太陽の恵みを一身に浴びて、こんなに立派に育ったんだね」
彼はトマトに話しかけながら、愛おしそうに頬擦りをした。
「隣のエリザベス(ナス)も順調だ。……ああ、なんて素晴らしいんだ、土の世界は」
彼は深呼吸をした。
王城での生活は、息苦しかった。
書類の意味は分からないし、マナーは厳しいし、ヨーネリアは怖いし。
だが、ここは違う。
種を蒔けば芽が出る。水をやれば育つ。雑草を抜けば感謝される(気がする)。
全てがシンプルで、嘘がない。
「……僕、こっちの方が向いていたのかもしれないな」
クラークは独りごちた。
かつて「無能」と罵られた男は今、村一番の「野菜作りの名人」として、静かな称賛を浴びていたのである。
◇
「……信じられませんわ」
その様子を、畑のあぜ道から呆然と見つめる影があった。
私、ヨーネリアと、夫のアレクセイ閣下である。
今日は公務のついでに、元王子の「更生プログラム」の進捗状況を視察に来たのだ。
「あれが……あの、靴紐も結べなかったクラーク殿下ですか?」
「ああ。報告には聞いていたが……まさかここまでとは」
閣下も目を丸くしている。
クラークは手際よくトマトを収穫し、籠に入れていく。その動きに無駄がない。
「おーい! クラーク君! こっちのキュウリも頼むよ!」
近所の農家のお爺さんが声をかけると、クラークは「はいよー!」と元気よく返事をして走り出した。
「はいよー、だと?」
私は耳を疑った。
「あのプライドの塊だった男が、平民の爺様に顎で使われています。しかも、楽しそうです」
「……行ってみよう」
私たちは畑に入っていった。
「あ、ヨーネリア! それにアレクセイ!」
私たちに気づいたクラークが、満面の笑みで駆け寄ってきた。
「久しぶりだね! 元気にしてたかい?」
「……ええ。貴方も、随分と健康そうですね」
私は彼の姿をまじまじと見た。
以前のような、贅肉のついた締まりのない体ではない。筋肉がつき、引き締まっている。顔つきも精悍だ。
「見てくれよ、これ! 僕が育てたトマトだ!」
クラークは自慢げに真っ赤なトマトを差し出した。
「糖度が凄く高いんだ。水やりを朝夕の二回に分けて、土壌の酸性度を調整した結果だよ」
「……へえ」
私はトマトを受け取り、一口かじった。
甘い。
果物のように甘く、それでいて酸味とのバランスが絶妙だ。
「……美味しいです。悔しいですが、プロの味です」
「だろう!? いやあ、農業って奥が深いよ。書類と違って、野菜は嘘をつかないからね!」
クラークは爽やかに笑った。
「僕、気づいたんだ。王様になって民を導くことはできなかったけど、野菜を導くことはできるって」
「……野菜を導く」
「そう! 彼らの声が聞こえるんだ。『水が欲しい』とか『虫がいるよ』とか。……王城では誰の声も聞こえなかったのに、不思議だよね」
彼は遠い目をした。
その横顔には、かつての悲壮感や卑屈さは微塵もない。
私は……猛烈な敗北感に襲われていた。
(な、なによこれ……)
私は拳を握りしめた。
(私が! 私がやりたかったのは、まさにこれよ!)
晴耕雨読。自然との対話。自給自足のスローライフ。
それを、よりによってこの元婚約者が、先に、しかも完璧に実現しているなんて!
「……ズルいですわ」
私がポツリと漏らすと、クラークはきょとんとした。
「え? 何が?」
「貴方は私の夢を奪いました! 私は今も、公爵邸の庭で必死にカボチャを育てていますが、ここまでのレベルには達していません! なのに貴方は……!」
「あはは。ヨーネリアは頭が良すぎるからね」
クラークは悪気なく笑った。
「農業には『計算できない部分』があるんだよ。理屈じゃなくて、感覚というか、土への愛というか。……君には少し、効率を求めすぎる癖があるからなぁ」
「なっ……!」
「肥料の量も、マニュアル通りじゃダメなんだ。その日の気温や湿度に合わせて、対話しながら微調整しないと」
元・無能王子に、農業論で説教された。
屈辱だ。しかし、目の前のトマトの旨さが、彼の言葉の正しさを証明している。
「……くっ、ぐうの音も出ません」
私が項垂れると、隣で閣下が肩を震わせて笑った。
「ははは。まさか君がクラークに言い負かされる日が来るとはな」
「笑い事ではありません! 悔しい……! 弟子入りしたいレベルで悔しいです!」
「いつでも教えてあげるよ、ヨーネリア師匠(・・)」
クラークはニカッと笑った。
「君には王城で色々教えてもらったからね。その恩返しだ。……今度、最高の土作りの秘訣を教えてやるよ」
「……お願いします」
私はプライドを捨てて頭を下げた。背に腹は代えられない。美味しい野菜のためなら、元婚約者にでも教えを乞う。それがヨーネリアだ。
「よし! じゃあ、持っていってくれ!」
クラークは大量の野菜を私たちに持たせた。
「ミーナにもよろしく伝えておくれ。……『僕は元気だ、君も達者でな』って」
「……ええ。伝えます」
少しだけ切ない表情を見せたクラークだったが、すぐにまた「おーい、キャサリン!」と野菜たちの方へ走っていった。
その背中は、王太子時代よりもずっと大きく、輝いて見えた。
「……適材適所、というやつだな」
帰りの馬車で、閣下が呟いた。
「彼は王にはなれなかったが、大地を耕す王にはなれたようだ」
「ええ。……皮肉な話ですわ」
私は膝の上のトマトを見つめた。
「私が彼に『王としての教育』を施していた時間は無駄でしたが……彼が『自分自身』を見つけるための遠回りだったと思えば、無駄ではなかったのかもしれません」
「君のおかげだ」
「いいえ。彼の『才能』ですわ」
私はトマトをもう一口かじった。
甘くて、少しだけ土の香りがするその味は、私の心を複雑な感情で満たした。
嫉妬と、安堵と、そしてほんの少しの祝福。
「……でも、負けませんよ」
私は燃えていた。
「帰ったら、庭の土壌改良をやり直します。クラークに負けない野菜を作って見せますわ!」
「ほどほどにな。……夜の『夫婦の時間』まで削られたら、私が枯れてしまう」
「善処します」
私たちは大量の野菜と共に、王都への帰路についた。
元王子クラーク。
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