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「……よし。ベルンシュタイン君、そこの石を動かす角度が三度ズレているわ。やり直し!」
「ひ、ひぃぃ……! シェリル様、もう指の感覚がありません……!」
別荘の庭では、泥まみれになった王都の貴族たちが、シェリルの冷徹な指揮の下で必死に岩を転がしていた。
彼らを労働力として完全に使い潰……活用することを決めたシェリルは、自作の「作業進捗管理表」を手に、満足げに頷いた。
「マーサ。彼らの監視は任せたわよ。休憩は十五分、水分補給は三パーセントの塩分を含んだ麦茶を規定量だけ与えて。私はこれから、不足している資材の調達に行ってくるわ」
「承知いたしました、お嬢様。……で、そちらの『荷物持ち兼・護衛』の方も準備万端のようですよ?」
マーサが視線を向けた先には、私服の軽装に着替えたウォルフが立っていた。
いつもより幾分か爽やかな装いだが、その腰にはしっかりと剣が佩(は)かれている。
「……お前、その格好で行くのか?」
ウォルフが、シェリルの「完璧な買い出し用コーディネート」を見て、微妙な顔をした。
今日の彼女は、歩行速度を最大化するための短めのスカートに、両手が空く特大の背負い籠、そして日差しを遮る大型のゴーグルを装着している。
「当然よ。市場は戦場だわ。いかに短時間で、最良の品を、適正価格で手に入れるか。ファッション性などという非効率な要素は、一ミリも入り込む余地はないわ!」
「……まあいい。行くぞ。村の市場までは馬車を出すまでもない距離だ」
二人は別荘を出て、緩やかな坂道を下り、麓の村へと向かった。
澄み切った空気と鳥のさえずり。普通なら「デート」と呼ぶにふさわしいシチュエーションだが、シェリルの頭にあるのは「物流の最適化」だけだった。
「……遅いわ。この村の物流動線は、設計が甘すぎる」
市場に足を踏み入れた瞬間、シェリルが毒を吐いた。
「な、なんだ? いきなり文句か?」
「見てなさいウォルフ。入り口付近に重い野菜を売る店があり、奥の方に軽いスパイスの店がある。これでは買い物客が重い荷物を持って市場を一周することになり、疲労によって滞在時間が短縮され、結果として市場全体の売上が三割は損なわれているわ!」
「……お前、ただの買い物に来たんだろう? 市場の経営コンサルを始めたわけじゃないぞ」
「非効率を見過ごすのは、私の生存本能が許さないの! あ、あそこの塩商人の天秤、水平が出ていないわね。三パーセントの誤差があるわ。指摘してくるわね」
「待て待て、騒ぎを起こすな!」
ウォルフは、今にも商人に詰め寄ろうとするシェリルの首根っこを、子猫を扱うように掴んで制止した。
「……っ。離しなさい! 私は正義(効率)を執行しようとしているのよ!」
「いいから、必要なものを買え。塩と、油と、あとはなんだ?」
「……フン。次はあっちの鍛冶屋よ。畑の自動散水機に使うための、特殊な形状のボルトを特注しなきゃいけないの」
二人は市場を歩き回った。
シェリルは、店ごとに商品の品質と価格を瞬時に見極め、商人と「最短・最速」の交渉を繰り広げていく。
無駄な世間話は一切なし。必要な情報を弾丸のように放ち、お釣りを受け取る動作すら流れるようにスムーズだ。
「……ふぅ。予定より四分十二秒遅れたけれど、概ね順調ね」
背負い籠に山積みの資材を詰め込んだシェリルが、汗を拭いながら言った。
そんな彼女を横で見守っていたウォルフは、ふと、広場の片隅にある露店に目を止めた。
そこには、色とりどりのガラス細工の小物が並んでいた。
「……シェリル。少し寄っていくか」
「寄る? あそこには、我が家のインフラ整備に必要な物品は一つも置いていないわよ。時間の無駄だわ」
「いいから。……ほら、これを見ろ」
ウォルフが手に取ったのは、小さな青い鳥を象った髪飾りだった。
安価なガラス製だが、その色はシェリルの瞳の色に少しだけ似ている。
「……何、これ。ただの装飾品でしょう? 空気抵抗を増やすだけで、実用性は皆無だわ」
「……お前、たまにはそういう『無駄』を楽しまないのか? 王宮にいた頃は、もっと着飾っていただろう」
「あれは仕事よ! 公爵令嬢としての機能を果たすための装備品よ! 今はその必要がないのだから、こんなものを買うコストは承認できないわ」
シェリルは興味なさげに背を向けようとした。
しかし、ウォルフは黙ってその髪飾りを買い取ると、彼女の乱れた髪に強引に差し込んだ。
「……えっ。ちょっと、何を……!」
「……似合ってるぞ。その、変なゴーグルよりはな」
ウォルフがぶっきらぼうに言い、先に歩き出した。
シェリルは呆然として立ち尽くし、反射的に自分の髪に触れた。
滑らかなガラスの感触。
王宮で贈られたどんな高価な宝石よりも、なぜかその「無駄な重み」が心地よく感じられた。
「……バグだわ。私の脳内で、一時的な処理遅延が発生しているわ」
シェリルは頬を染めながら、小走りでウォルフの後を追った。
「……ウォルフ! 今のは贈与契約にあたるわ! 対価として、今日の夕飯に私が研究中だった『新種キノコのバター炒め』を付けてあげる! これで貸し借りなしよ!」
「……お前の『お礼』は、いつも飯だな」
「不満なの? 栄養効率は最高よ!」
「いや。……楽しみにしてる」
市場の喧騒の中、二人の歩幅がほんの少しだけ近づいた。
シェリルの頭の中では、市場の改善案の代わりに、今日の夕食の献立と、ほんの少しの「非効率な幸福」についての計算が始まっていた。
だが、そんな二人の背後を、鋭い視線で見つめる影があった。
「……見つけたぞ。あんな辺境で、騎士団長と仲睦まじく暮らしているとはな……。シェリル、お前の『有能さ』、他国に売り込めばどれほどの価値になるか……」
それは、王都の混乱に乗じて暗躍し始めた、隣国の密偵の呟きだった。
シェリルの「有給休暇」に、新たな波乱の予感が漂い始めていたのである。
「ひ、ひぃぃ……! シェリル様、もう指の感覚がありません……!」
別荘の庭では、泥まみれになった王都の貴族たちが、シェリルの冷徹な指揮の下で必死に岩を転がしていた。
彼らを労働力として完全に使い潰……活用することを決めたシェリルは、自作の「作業進捗管理表」を手に、満足げに頷いた。
「マーサ。彼らの監視は任せたわよ。休憩は十五分、水分補給は三パーセントの塩分を含んだ麦茶を規定量だけ与えて。私はこれから、不足している資材の調達に行ってくるわ」
「承知いたしました、お嬢様。……で、そちらの『荷物持ち兼・護衛』の方も準備万端のようですよ?」
マーサが視線を向けた先には、私服の軽装に着替えたウォルフが立っていた。
いつもより幾分か爽やかな装いだが、その腰にはしっかりと剣が佩(は)かれている。
「……お前、その格好で行くのか?」
ウォルフが、シェリルの「完璧な買い出し用コーディネート」を見て、微妙な顔をした。
今日の彼女は、歩行速度を最大化するための短めのスカートに、両手が空く特大の背負い籠、そして日差しを遮る大型のゴーグルを装着している。
「当然よ。市場は戦場だわ。いかに短時間で、最良の品を、適正価格で手に入れるか。ファッション性などという非効率な要素は、一ミリも入り込む余地はないわ!」
「……まあいい。行くぞ。村の市場までは馬車を出すまでもない距離だ」
二人は別荘を出て、緩やかな坂道を下り、麓の村へと向かった。
澄み切った空気と鳥のさえずり。普通なら「デート」と呼ぶにふさわしいシチュエーションだが、シェリルの頭にあるのは「物流の最適化」だけだった。
「……遅いわ。この村の物流動線は、設計が甘すぎる」
市場に足を踏み入れた瞬間、シェリルが毒を吐いた。
「な、なんだ? いきなり文句か?」
「見てなさいウォルフ。入り口付近に重い野菜を売る店があり、奥の方に軽いスパイスの店がある。これでは買い物客が重い荷物を持って市場を一周することになり、疲労によって滞在時間が短縮され、結果として市場全体の売上が三割は損なわれているわ!」
「……お前、ただの買い物に来たんだろう? 市場の経営コンサルを始めたわけじゃないぞ」
「非効率を見過ごすのは、私の生存本能が許さないの! あ、あそこの塩商人の天秤、水平が出ていないわね。三パーセントの誤差があるわ。指摘してくるわね」
「待て待て、騒ぎを起こすな!」
ウォルフは、今にも商人に詰め寄ろうとするシェリルの首根っこを、子猫を扱うように掴んで制止した。
「……っ。離しなさい! 私は正義(効率)を執行しようとしているのよ!」
「いいから、必要なものを買え。塩と、油と、あとはなんだ?」
「……フン。次はあっちの鍛冶屋よ。畑の自動散水機に使うための、特殊な形状のボルトを特注しなきゃいけないの」
二人は市場を歩き回った。
シェリルは、店ごとに商品の品質と価格を瞬時に見極め、商人と「最短・最速」の交渉を繰り広げていく。
無駄な世間話は一切なし。必要な情報を弾丸のように放ち、お釣りを受け取る動作すら流れるようにスムーズだ。
「……ふぅ。予定より四分十二秒遅れたけれど、概ね順調ね」
背負い籠に山積みの資材を詰め込んだシェリルが、汗を拭いながら言った。
そんな彼女を横で見守っていたウォルフは、ふと、広場の片隅にある露店に目を止めた。
そこには、色とりどりのガラス細工の小物が並んでいた。
「……シェリル。少し寄っていくか」
「寄る? あそこには、我が家のインフラ整備に必要な物品は一つも置いていないわよ。時間の無駄だわ」
「いいから。……ほら、これを見ろ」
ウォルフが手に取ったのは、小さな青い鳥を象った髪飾りだった。
安価なガラス製だが、その色はシェリルの瞳の色に少しだけ似ている。
「……何、これ。ただの装飾品でしょう? 空気抵抗を増やすだけで、実用性は皆無だわ」
「……お前、たまにはそういう『無駄』を楽しまないのか? 王宮にいた頃は、もっと着飾っていただろう」
「あれは仕事よ! 公爵令嬢としての機能を果たすための装備品よ! 今はその必要がないのだから、こんなものを買うコストは承認できないわ」
シェリルは興味なさげに背を向けようとした。
しかし、ウォルフは黙ってその髪飾りを買い取ると、彼女の乱れた髪に強引に差し込んだ。
「……えっ。ちょっと、何を……!」
「……似合ってるぞ。その、変なゴーグルよりはな」
ウォルフがぶっきらぼうに言い、先に歩き出した。
シェリルは呆然として立ち尽くし、反射的に自分の髪に触れた。
滑らかなガラスの感触。
王宮で贈られたどんな高価な宝石よりも、なぜかその「無駄な重み」が心地よく感じられた。
「……バグだわ。私の脳内で、一時的な処理遅延が発生しているわ」
シェリルは頬を染めながら、小走りでウォルフの後を追った。
「……ウォルフ! 今のは贈与契約にあたるわ! 対価として、今日の夕飯に私が研究中だった『新種キノコのバター炒め』を付けてあげる! これで貸し借りなしよ!」
「……お前の『お礼』は、いつも飯だな」
「不満なの? 栄養効率は最高よ!」
「いや。……楽しみにしてる」
市場の喧騒の中、二人の歩幅がほんの少しだけ近づいた。
シェリルの頭の中では、市場の改善案の代わりに、今日の夕食の献立と、ほんの少しの「非効率な幸福」についての計算が始まっていた。
だが、そんな二人の背後を、鋭い視線で見つめる影があった。
「……見つけたぞ。あんな辺境で、騎士団長と仲睦まじく暮らしているとはな……。シェリル、お前の『有能さ』、他国に売り込めばどれほどの価値になるか……」
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