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本編
第二十二話 襲撃!
「お前の所為で…お前の所為でぇぇぇぇぇぇぇぇ‼︎」
現在…私の前では、神殿から逃げ出した聖女ダイアが私に対して怒り狂いながら敵意を剥き出しにしていた。
どう見たって…見当違いの様な気もするんだけど?
何故こうなったのかは3時間前に遡る。
~~~~~3時間前~~~~~
朝の訓練が終わり食事をしてから今日の予定を考えていた。
「今日は何をしようかなぁ?」
王宮内だったらこの時間の予定なら、王子妃教育の為に雑用処理をしている最中だっただろう。
…というか雑用と王子妃教育がどう繋がるのかが謎だったんだけどね。
文官達が仕事を押し付けて来た感が否めなかった。
私くらいの年齢だと、18歳までは学院に通わなければならないんだけど…学院内で学べる範囲の勉学は既に終わっている。
今更学院に通うという意味も無いし、その時間は有効に活用した方が良いと思っている。
なので、今日は街で買い物でもしようかと思っていた。
私はお父様に予定の話をしようとすると、お父様は執事のキリークと何やら深刻そうな話をしていた。
私はその話が終わるのを待ってから、お父様に今日の予定を話した。
「リアと…皆も聞いてくれ!」
お父様の声にお母様も2人のお兄様も耳を傾ける。
「神殿で修行をしていた聖女ダイアが逃亡したという話だ。 今は騎士団が捜索をしているが発見にはまだ至っていないらしい。」
「あれ? 聖女ダイアはギアスの大穴に直に連れて行かれたのでは無いのですか?」
「初めは連れて行かれたらしいのだが、聖女ダイアには浄化出来る能力がまるで無く、出来たのは手の印から光を発する事だけで…聖女の魔法などは一切使えなかったので神殿で修行をさせていたらしいのだが?」
おかしいなぁ?
確か会場内では、「瘴気なんて浄化するのなんて楽勝じゃない!」なんて言っていた様な気がしたけど…?
魔法が使えなくて何が楽勝だったんでしょう?
「ダイアの実家には騎士団を差し向けたのですか?」
「流石の聖女ダイアも実家に逃げ込んだりはしないだろう、幾らなんでもそこまで無能では無いだろうからな!」
聖女の役目も知らず、聖女になれば王族と同じ地位を得られるなんて思っていた子が無能以外に例えがあるのかな?
「まぁ、どちらにしても…騎士団が総出で捜し回っているのなら、見つかるには時間の問題だし、街中は安全だと思うから…私は買い物に行こうかと思っています。」
「この状況でか?」
「私にはパケットが着いておりますし、脅威を感じるほどの問題には発展しないと思いますが…」
「まぁ、そうだな。 パケット殿、娘を宜しく頼みます。」
「ん、任された。」
そう言って私とパケットは、公爵家から馬車に乗って街に向かっていた。
なんだけど、まさかその途中で襲撃を受けるとは夢にも思わなかった。
そして冒頭に戻る。
「マーテルリア、お前の所為でぇぇぇぇぇ~~~‼︎」
「なんで私を狙って来るのよ?」
「お前が余計な事を言わなければ、私はこんな目に遭う事はなかったというのに‼︎」
「聖女の役目がそう言った事なんだから仕方ないでしょ? それに…私が言わなくたって、神殿の者達が気付いていずれは神殿から迎が来ていたわけなんだし。」
まぁ、多少私の私怨も混じっていたかも知れないしね。
聖女とはいえ、男爵令嬢如きが公爵令嬢に対して不敬な態度を取ったわけなんだし…
「まぁ、別にそれは良いわ! 今の爆発で騎士団にはバレた可能性は高いし…捕まる前にマーテルリアに腹いせをしておかないとね。」
「こんなに派手な襲撃をしておいて、まだ何か企んでいるの?」
「私は魔法を会得したのよ! 痛い目に遭わせようと思っているけど、加減を間違えて殺しちゃうかもね! まぁ、例え殺しちゃったとしても…私は聖女だから咎められる事はないわ!」
「本当に…神は何でこんなのを聖女に選んだのでしょうか?」
私は溜め息を吐いた。
聖女ダイアは構えてから詠唱を唱え始めた。
私の背後にはパケットが控えているけど、私は一切手を出さないで…と伝えてある。
私と聖女ダイアの戦いが始まろうとするのだった。
現在…私の前では、神殿から逃げ出した聖女ダイアが私に対して怒り狂いながら敵意を剥き出しにしていた。
どう見たって…見当違いの様な気もするんだけど?
何故こうなったのかは3時間前に遡る。
~~~~~3時間前~~~~~
朝の訓練が終わり食事をしてから今日の予定を考えていた。
「今日は何をしようかなぁ?」
王宮内だったらこの時間の予定なら、王子妃教育の為に雑用処理をしている最中だっただろう。
…というか雑用と王子妃教育がどう繋がるのかが謎だったんだけどね。
文官達が仕事を押し付けて来た感が否めなかった。
私くらいの年齢だと、18歳までは学院に通わなければならないんだけど…学院内で学べる範囲の勉学は既に終わっている。
今更学院に通うという意味も無いし、その時間は有効に活用した方が良いと思っている。
なので、今日は街で買い物でもしようかと思っていた。
私はお父様に予定の話をしようとすると、お父様は執事のキリークと何やら深刻そうな話をしていた。
私はその話が終わるのを待ってから、お父様に今日の予定を話した。
「リアと…皆も聞いてくれ!」
お父様の声にお母様も2人のお兄様も耳を傾ける。
「神殿で修行をしていた聖女ダイアが逃亡したという話だ。 今は騎士団が捜索をしているが発見にはまだ至っていないらしい。」
「あれ? 聖女ダイアはギアスの大穴に直に連れて行かれたのでは無いのですか?」
「初めは連れて行かれたらしいのだが、聖女ダイアには浄化出来る能力がまるで無く、出来たのは手の印から光を発する事だけで…聖女の魔法などは一切使えなかったので神殿で修行をさせていたらしいのだが?」
おかしいなぁ?
確か会場内では、「瘴気なんて浄化するのなんて楽勝じゃない!」なんて言っていた様な気がしたけど…?
魔法が使えなくて何が楽勝だったんでしょう?
「ダイアの実家には騎士団を差し向けたのですか?」
「流石の聖女ダイアも実家に逃げ込んだりはしないだろう、幾らなんでもそこまで無能では無いだろうからな!」
聖女の役目も知らず、聖女になれば王族と同じ地位を得られるなんて思っていた子が無能以外に例えがあるのかな?
「まぁ、どちらにしても…騎士団が総出で捜し回っているのなら、見つかるには時間の問題だし、街中は安全だと思うから…私は買い物に行こうかと思っています。」
「この状況でか?」
「私にはパケットが着いておりますし、脅威を感じるほどの問題には発展しないと思いますが…」
「まぁ、そうだな。 パケット殿、娘を宜しく頼みます。」
「ん、任された。」
そう言って私とパケットは、公爵家から馬車に乗って街に向かっていた。
なんだけど、まさかその途中で襲撃を受けるとは夢にも思わなかった。
そして冒頭に戻る。
「マーテルリア、お前の所為でぇぇぇぇぇ~~~‼︎」
「なんで私を狙って来るのよ?」
「お前が余計な事を言わなければ、私はこんな目に遭う事はなかったというのに‼︎」
「聖女の役目がそう言った事なんだから仕方ないでしょ? それに…私が言わなくたって、神殿の者達が気付いていずれは神殿から迎が来ていたわけなんだし。」
まぁ、多少私の私怨も混じっていたかも知れないしね。
聖女とはいえ、男爵令嬢如きが公爵令嬢に対して不敬な態度を取ったわけなんだし…
「まぁ、別にそれは良いわ! 今の爆発で騎士団にはバレた可能性は高いし…捕まる前にマーテルリアに腹いせをしておかないとね。」
「こんなに派手な襲撃をしておいて、まだ何か企んでいるの?」
「私は魔法を会得したのよ! 痛い目に遭わせようと思っているけど、加減を間違えて殺しちゃうかもね! まぁ、例え殺しちゃったとしても…私は聖女だから咎められる事はないわ!」
「本当に…神は何でこんなのを聖女に選んだのでしょうか?」
私は溜め息を吐いた。
聖女ダイアは構えてから詠唱を唱え始めた。
私の背後にはパケットが控えているけど、私は一切手を出さないで…と伝えてある。
私と聖女ダイアの戦いが始まろうとするのだった。
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