11 / 63
第九話 オーガ、エルフを産む?
しおりを挟む
私は冒険者ギルドに到着した。
中に入ってドレクス達を探そうとすると…一際目立つスキンヘッドが見えたので、私は彼らの元に行った。
すると4人席に1人だけ…小さく畏まりながらジュースを飲んでいる可愛らしい子が座っていた。
ピンクの髪で整った顔立ち、将来は美人になるかもしれない可愛らしい子だった。
まさか…この子がドレクスの娘のメナス?
…な訳ないか、この子は震えているみたいだし…?
私はドレクスに声を掛けた。
「ドレクス、来たんだけど…」
「おぉ、嬢ちゃんか! 待っていたぞ‼︎」
「話をする前に…ドレクス! 悪い事は言わないから、今すぐに騎士団の元に出頭しなさい!」
ドレクスはキョトンとした顔で私を見た。
「なんで俺が騎士団の所にいかねぇと行けなんだ?」
「そんな事も分からないの? いいドレクス、誘拐はね…立派な犯罪行為なのよ!」
「ゆ、誘拐って…一体何の話だ⁉︎」
「この子の事よ! いくら酒の席で女性がいないからって…攫ってくるのはどうかと思うの。」
「攫ってくるって…コイツはメナスと言って俺の娘だ‼︎」
ドレクスはメナスの肩を抱き寄せて紹介をしているのだが…?
メナスは小さく震えている様子だった。
「そんな見え見えの設定を…放しなさいよ、この子が震えているじゃない‼︎」
私はドレクスの腕を退かしてメナスに優しく微笑んだ。
「嬢ちゃん…言っておくが、メナスは本当に俺の娘なんだ‼︎」
「嘘をついているんじゃないわよ! 貴方みたいなオーガの様な顔付きをしている人から、こんなエルフの様な美しい顔の女の子が生まれてくる訳がないでしょ‼︎」
「お前…随分と失礼な事を言っているな! メナスは俺の娘だが、妻の方に似ているんだよ‼︎」
私はメナスを見ると、メナスはコクリと頷いた。
「信じられないわ…こんなに可愛らしい顔をした奥さんとどうやって知り合ったのよ⁉︎」
「俺と妻は…妻は下級貴族の御令嬢で、俺は妻の親に認められずに駆け落ちをしたんだ。」
「その話は本当? 下級令嬢を強面で脅して無理矢理言う事を聞かせたとかじゃないの?」
「お前は本当に失礼な奴だな‼︎」
私とドレクスがそんなやりとりをしていると、フレクスが口を挟んで来た。
「ドレクスの言っている事は本当だ。 確かにドレクスの顔を見る限りだと、こんな可愛い娘が生まれるだなんて誰も思わないが…それに、ドレクスの妻は街中で暴漢から襲われている時にドレクスに救われて、相手の方からドレクスに告白をして来たくらいだからな!」
「ほ…本当だったの?」
「だから言っただろう!」
「それに…ドレクスよりも奥さんの方が色々な意味で強いからな! メナスがパーティーに参加する前までは、ドレクスの妻もパーティーにいたくらいだから。」
私はそう言われて今一度じっくりドレクスの顔を見ながら言った。
「世の中には物好きな人もいるものなのねぇ?」
「どういう意味だ‼︎」
ドレクスは顔を真っ赤にして怒っていた。
「なら、このメナスさんが震えていたのはどういう理由?」
「メナスは人見知りでな、初対面の奴に会う時は凄く警戒する奴なんだよ。」
私はメナスを見ると、メナスはコクコクと頷いていた。
「それで…俺達の人となりは分かってもらったと思うが、パーティーに加入してくれるか?」
「まだ完全に信用した訳じゃないから、加入じゃなくて参加という形になるけど…良いかな?」
「まぁ、仕方ないか! なら、これから宜しくな嬢ちゃん!」
「その嬢ちゃんと呼ばれるのはあまり好きじゃないんだけど…」
「それは済まなかったな! だが、俺達は嬢ちゃんの名前をまだ聞いていなくてな…」
そう言えば、最初に絡まれた時も名前を明かさなかったんだっけ?
これからパーティーに参加するんだし、名乗っても良いよね?
「私の名は…」
中に入ってドレクス達を探そうとすると…一際目立つスキンヘッドが見えたので、私は彼らの元に行った。
すると4人席に1人だけ…小さく畏まりながらジュースを飲んでいる可愛らしい子が座っていた。
ピンクの髪で整った顔立ち、将来は美人になるかもしれない可愛らしい子だった。
まさか…この子がドレクスの娘のメナス?
…な訳ないか、この子は震えているみたいだし…?
私はドレクスに声を掛けた。
「ドレクス、来たんだけど…」
「おぉ、嬢ちゃんか! 待っていたぞ‼︎」
「話をする前に…ドレクス! 悪い事は言わないから、今すぐに騎士団の元に出頭しなさい!」
ドレクスはキョトンとした顔で私を見た。
「なんで俺が騎士団の所にいかねぇと行けなんだ?」
「そんな事も分からないの? いいドレクス、誘拐はね…立派な犯罪行為なのよ!」
「ゆ、誘拐って…一体何の話だ⁉︎」
「この子の事よ! いくら酒の席で女性がいないからって…攫ってくるのはどうかと思うの。」
「攫ってくるって…コイツはメナスと言って俺の娘だ‼︎」
ドレクスはメナスの肩を抱き寄せて紹介をしているのだが…?
メナスは小さく震えている様子だった。
「そんな見え見えの設定を…放しなさいよ、この子が震えているじゃない‼︎」
私はドレクスの腕を退かしてメナスに優しく微笑んだ。
「嬢ちゃん…言っておくが、メナスは本当に俺の娘なんだ‼︎」
「嘘をついているんじゃないわよ! 貴方みたいなオーガの様な顔付きをしている人から、こんなエルフの様な美しい顔の女の子が生まれてくる訳がないでしょ‼︎」
「お前…随分と失礼な事を言っているな! メナスは俺の娘だが、妻の方に似ているんだよ‼︎」
私はメナスを見ると、メナスはコクリと頷いた。
「信じられないわ…こんなに可愛らしい顔をした奥さんとどうやって知り合ったのよ⁉︎」
「俺と妻は…妻は下級貴族の御令嬢で、俺は妻の親に認められずに駆け落ちをしたんだ。」
「その話は本当? 下級令嬢を強面で脅して無理矢理言う事を聞かせたとかじゃないの?」
「お前は本当に失礼な奴だな‼︎」
私とドレクスがそんなやりとりをしていると、フレクスが口を挟んで来た。
「ドレクスの言っている事は本当だ。 確かにドレクスの顔を見る限りだと、こんな可愛い娘が生まれるだなんて誰も思わないが…それに、ドレクスの妻は街中で暴漢から襲われている時にドレクスに救われて、相手の方からドレクスに告白をして来たくらいだからな!」
「ほ…本当だったの?」
「だから言っただろう!」
「それに…ドレクスよりも奥さんの方が色々な意味で強いからな! メナスがパーティーに参加する前までは、ドレクスの妻もパーティーにいたくらいだから。」
私はそう言われて今一度じっくりドレクスの顔を見ながら言った。
「世の中には物好きな人もいるものなのねぇ?」
「どういう意味だ‼︎」
ドレクスは顔を真っ赤にして怒っていた。
「なら、このメナスさんが震えていたのはどういう理由?」
「メナスは人見知りでな、初対面の奴に会う時は凄く警戒する奴なんだよ。」
私はメナスを見ると、メナスはコクコクと頷いていた。
「それで…俺達の人となりは分かってもらったと思うが、パーティーに加入してくれるか?」
「まだ完全に信用した訳じゃないから、加入じゃなくて参加という形になるけど…良いかな?」
「まぁ、仕方ないか! なら、これから宜しくな嬢ちゃん!」
「その嬢ちゃんと呼ばれるのはあまり好きじゃないんだけど…」
「それは済まなかったな! だが、俺達は嬢ちゃんの名前をまだ聞いていなくてな…」
そう言えば、最初に絡まれた時も名前を明かさなかったんだっけ?
これからパーティーに参加するんだし、名乗っても良いよね?
「私の名は…」
86
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
婚約破棄のお相手は
あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、ギリアム王子が平民の婚約者に婚約破棄を宣言した。
幼い頃に「聖女では」とギリアムの婚約者として引き取られたものの、神聖力が発現しなかったロッティナ。皆は婚約破棄されるのも当然だと思っていたが……。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
地味で無能な聖女だと婚約破棄されました。でも本当は【超過浄化】スキル持ちだったので、辺境で騎士団長様と幸せになります。ざまぁはこれからです。
黒崎隼人
ファンタジー
聖女なのに力が弱い「偽物」と蔑まれ、婚約者の王子と妹に裏切られ、死の土地である「瘴気の辺境」へ追放されたリナ。しかし、そこで彼女の【浄化】スキルが、あらゆる穢れを消し去る伝説級の【超過浄化】だったことが判明する! その奇跡を隣国の最強騎士団長カイルに見出されたリナは、彼の溺愛に戸惑いながらも、荒れ地を楽園へと変えていく。一方、リナを捨てた王国は瘴気に沈み崩壊寸前。今さら元婚約者が土下座しに来ても、もう遅い! 不遇だった少女が本当の愛と居場所を見つける、爽快な逆転ラブファンタジー!
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
聖女を追い出しても平気だと思っていた国の末路
藤原遊
ファンタジー
聖女が国を去った日、神官長は分かっていた。
この国は、彼女を軽く扱いすぎたのだと。
「聖女がいなくても平気だ」
そう言い切った王子と人々は、
彼女が“何もしていない”まま国が崩れていく現実を、
やがて思い知ることになる。
――これは、聖女を追い出した国の末路を、
静かに見届けた者の記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる