【完結】全てを後悔しても、もう遅いですのよ。

アノマロカリス

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第十ニ話 賞賛のファスティアと…?

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 「ファスティア、すげぇじゃねぇか‼︎」

 私はドレクス達に超絶賛されていた。

 「これでファスティアもドラゴンスレイヤーだな‼」

 「ううん、ドラゴンスレイヤーの称号はもうあるの。 ドラゴンを倒したのは今日が初めてという訳じゃなかったから…」

 ドラゴンはレントグレマール王国時代にも討伐していた。

 グリーンドラゴンを倒していた事があった。

 空を飛ぶタイプのドラゴンは翼を破壊すれば飛べなくなるから、今回もブルードラゴンも似たタイプなので倒し方は一緒だった。

 「そうなのか⁉ 流石は帝級魔導士なんだな…ファスティアがパーティーを組みたがらずにソロでやろうとしていた意味が分かったよ。」

 「今迄は訳があって、レイドや遠征する依頼が受けられなかったから…パーティーは大歓迎よ。 それに帝級魔導士とは言っても弱点はあるからね。」

 「弱点…例えばどんなのだ?」

 「最大の弱点としては、魔法が一切効かない魔物の場合は苦戦するかもしれないね。 まぁ、攻撃魔法が効かなくても弱体魔法である程度弱らせてから逃亡したり、あとは力では絶対に男性には敵わないからね。」

 「確かに…メナスとあまり大差が無い体格をしているからな。」

 「身体強化魔法を使えばそれなりの事は出来るけど、それは一般の男性と同じ程度で…ドレクス達の様に体格の良い人だと敵わないかな? 攻撃力は神でも、防御力は紙なのが魔導士の特徴だからね。」

 「それを聞いて安心した! ブルードラゴンを単独で倒す姿を見ていた時は、見た目はメナスと変わらなくても中身は化け物なのかと思っていたからな!」

 「ドレクス…酷い!」

 私は頬を膨らまして怒ると、ドレクス達は笑いに包まれた。

 「それはそうと…今回の討伐依頼のグランドシープだけど、もう姿は見えないよね?」

 「奴等は大草原を根城に生活をする奴だったが…流石にあんなのが出現したらすぐには戻っては来ないだろう。」

 「今回は討伐依頼の対象では無かったけど、訳を話してブルードラゴンを運んで行けば…報酬は得られないかな?」

 「流石にドラゴンともなると報奨金は半端ないだろうが…倒したのはファスティアだろう?」

 「私は現在、ドレクス達のパーティーに参加しているからね。 私が討伐をしていても、討伐した魔物はパーティーの物よ。」

 「それならまぁ…こちらとしてはありがたいが。」

 「ドラゴンって魔物に分類されるのか?」

 「魔物じゃなくて魔獣に入る部類だろう?」

 私はブルードラゴンを収納魔法に納めた。

 収納魔法は魔道士なら大抵の人は使える魔法だ。

 ただ、レベルや魔力量によって収納量が決まる。

 「ファスティアって、今レベルは幾つなの⁉」

 「私のレベルは現在73かな?」

 「だよな…Cランクならそれ位あっても普通だしな。」

 この世界では、ランクによってレベルが大体決まる。

 最低のGランクはレベル10以下、Fランクはレベル15以下…

 ただしEランクからはレベル20以上必要で、Dランクはレベル40以上、Cランクはレベル60以上が必須条件になる。

 ドレクス達もDランクでレベル40以上はあるのだけれど、メナスはレベル20なのでEランクだった。

 パーティーを組む際には基本は同レベルや同ランクで結成されるが、それはあくまで…であって別に決まりはなかった。

 「とりあえず此処に居ても仕方が無いし、帰るか…」

 「そうだね、ブルードラゴンは幾らになるかな?」

 私達は冒険者ギルドに向かう為に帰路に着いた。

 ~~~~~同時刻~~~~~

 一方、レントグレマール王国では…?

 フレマアージュ王国の第二王子ヴァッシュの元で、ライラがレントグレマール王国に結界を張る為に悪戦苦闘していた。

 「何で…あんな姉に出来て私には出来ないのよ‼︎」

 その話をするには、少し前に遡る訳なんだけど…?

 それは次の回で明らかになります。
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