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第一章 冒険者になる迄の道
第二十四話 封印すると誓っていた禁断の言葉…使います!・前編
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僕は現在…ある人物に追われていた。
その人物とは、グラハムハート公爵家で僕が牢屋に入っている時に番をしていた、テルマールという騎士だった。
いや、騎士の鎧を着てないので…騎士ではないのか?
幾ら観光名所だからと言っても、公爵家の人間が安易と旅行に行けるわけが無い。
そうじゃなくても、つい先日にあんな事が起きたばかりだしね。
…と考えると、休暇でこの街に訪れたと考える方が妥当なのか?
いや、それは無いか…幾ら休暇だったとしても、あの公爵家の騎士団でこんなに日数の休暇が与えられる筈がない。
まさかテルマールは、騎士を辞めて冒険者になったのか?
「待て、テクタイト‼︎」
「待てと言われて、待つ奴がいるかボケェ!」
僕はそう暴言を吐きながら逃げていたのだが、レベルは恐らく僕の方が高い筈なのに、走る速度はテルマールの方が若干速かった。
そこが大人と子供の身体能力の差だと思った。
「大体、僕を捕まえてどうする気だ⁉︎」
「お前を捕まえると、グラハムハート公爵家から報酬が得られる筈だからな‼︎」
「そんな話を聞かされて、捕まってたまるか‼︎」
やはりテルマールは騎士を辞めたな。
その証拠に、僕を捕まえて公爵家から報酬が得られると言って来た。
まだ騎士団に所属しているなら、報酬ではなくて褒美という筈だからだ。
あの馬鹿真面目な性格なら、言い間違える事はないだろう。
僕は大人では動き難い人混みの中に飛び込んだ。
そして、適当な店の中に入ってやり過ごそうとした。
「それにしても…何故僕だと分かったんだ?見た目もかなり違う筈なのに…?」
僕は近くにあった鏡を見ると、青緑色に染めていた筈の髪が、元の銀髪に戻っていた。
そうか…これが原因だったのか⁉︎
通りで…テルマールが僕を見付けられた筈だ!
「なるほど、本来の自分を曝け出すとは言ったもんだな。まさか…ディスペルの様な効果がある温泉だとは思わなかった。」
馬車での移動中では、風呂に入れる事はなく、毎日寝る前にクリーン魔法を使用していた。
だけど、身体の汚れや服の汚れなどが綺麗になるが、風呂に入った様なサッパリとした感じがないので物足りなかった。
昨日の温泉宿では、温泉で身体を洗ったり髪を洗っていた時に、その時に髪を染めた染料が落ちてしまったのだろう。
抜かった…この世界には鏡は高級品なので、修学旅行時代に泊まった旅館の様に、風呂や部屋に鏡がある訳ではないから確認して無かった。
「このまま頭だけ布を巻いて出て行っても、服でバレる可能性があるな。どうしたら良いものか…?」
そこで僕は考えを凝らした。
誰も立ち入れられない場所に赴く…のだけど、宿の部屋だと…知り合いとか、親戚とか言われたら、通される可能性があるな。
一般の人間が入れない様な場所は…?
あ、ラミナが入院している病院なら!
ラミナの入院している獣人病院は、付き添いをした者以外は入れない様になっている。
その中に入って仕舞えば、テルマールもいつまでも獣人病院の前で待っている訳にもいかないだろうから、隙を見て逃げ出せば問題は無い…と思いたいが、アイツは元々は騎士なので、門番や見張りの類は慣れている。
どうしたら良い物だろうか…?
「ここから獣人病院だとかなりの距離があるし、ここでうっかり見つかってしまったりしたなら、絶対に捕まる可能性が高い。この状況を打開する方法は………あ!あの方法なら有効かな?」
僕が思い付いたあの方法とは、転生前に良くやっていた方法だった。
僕は転生前の世界では、よくカモられていた。
両親が蒸発で施設は15歳迄なので、1人暮らしをしながら高校に通っている時…僕は自ら貧乏だという事を伝えた筈なのに、1人暮らしなら金を持っている…と勘違いをされて、タチの悪い同級生や先輩に目を付けられていた。
僕はバイトでは…確かに少し優遇されているのでは無いかと思うくらいに、給料が皆より少し高かった。
生活は決して楽だったり、余裕があったりした訳では無かったが…?
それでも人並みの生活は送れていたと自負している。
だけど、それを裕福と勘違いをした同級生や先輩が僕にたかりに来たのだった。
「あの頃は、大事な生活費を盗られる訳には行かなかったので…よく逃げ回っていたな!」
学校に行っても、同級生はクラスが違うので学校の中にいる分には絡まれる事はなかった。
先輩も校舎が違うので、まず学校内では会う事もなかった。
だけど、そんな2人が狙うのは…僕が下校する時だった。
最初の内はなんとか逃げられていたんだけど、上手く先回りをされて何度か捕まってお金を奪われた事があった。
それが連続で3度もやられたので、かなりの痛手だった。
学校側に訴えても我関せずだったし、警察に相談しても事件性が無いと言われて、取り扱ってもくれなかった。
誰も助けてくれる者もいなければ、頼れる者も居ない。
そう考えた僕は、恥を捨ててある行動をし始めたのだった。
それは…【逃げる時にある事を叫ぶ!】という事だ。
「助けてくれ~」とか言った所で、誰も助けてくれる事はない。
悪口を言う…と、寧ろ怒って追い掛けて来る。
なら、相手が追い掛けて来れない様な言葉を発する…と言う事で、僕は何度も逃げる事に成功したのだった。
「今思えば…良く街中や商店街の人通りの多い場所で、あんな言葉を叫べたものだなぁ…」
どんな言葉かと言うと?
「おい、テメェ!待ちやがれ‼︎」
「いや~~~誰か助けて~~~お・か・さ・れ・る~~~~~‼︎」
「テメェ!なんて事を口走るんだ‼︎絶対に泣かしてやる‼︎」
「え?僕の啼く声を聞きたいなんて…この変態‼︎そんなに僕のお尻が好きなのか‼︎」
こんな事を言っていると…余計怒ると思うでしょ?
でも自分達が変態扱いされたり、冷静になって周囲を見た時に、周囲の冷たい目に晒されて耐え切れなくなると、それ以上踏み込みたくはないとか、勘違いをされたくないで逃亡する場合が多い。
僕はありとあらゆる言葉を駆使続けて行った結果、それから暫くして一切狙われる事は無くなったのだった。
まぁ、校内で色々噂になっていたからね。
僕はこの窮地を…転生前に封印して、今後の人生で一生使わないと封印していた禁断の言葉を使用する事にした。
「さてと、あの元最下級騎士は……いた!」
覚悟しろよ、元最下級騎士…僕に絡んで来た事を後悔させてやるからな‼︎
その人物とは、グラハムハート公爵家で僕が牢屋に入っている時に番をしていた、テルマールという騎士だった。
いや、騎士の鎧を着てないので…騎士ではないのか?
幾ら観光名所だからと言っても、公爵家の人間が安易と旅行に行けるわけが無い。
そうじゃなくても、つい先日にあんな事が起きたばかりだしね。
…と考えると、休暇でこの街に訪れたと考える方が妥当なのか?
いや、それは無いか…幾ら休暇だったとしても、あの公爵家の騎士団でこんなに日数の休暇が与えられる筈がない。
まさかテルマールは、騎士を辞めて冒険者になったのか?
「待て、テクタイト‼︎」
「待てと言われて、待つ奴がいるかボケェ!」
僕はそう暴言を吐きながら逃げていたのだが、レベルは恐らく僕の方が高い筈なのに、走る速度はテルマールの方が若干速かった。
そこが大人と子供の身体能力の差だと思った。
「大体、僕を捕まえてどうする気だ⁉︎」
「お前を捕まえると、グラハムハート公爵家から報酬が得られる筈だからな‼︎」
「そんな話を聞かされて、捕まってたまるか‼︎」
やはりテルマールは騎士を辞めたな。
その証拠に、僕を捕まえて公爵家から報酬が得られると言って来た。
まだ騎士団に所属しているなら、報酬ではなくて褒美という筈だからだ。
あの馬鹿真面目な性格なら、言い間違える事はないだろう。
僕は大人では動き難い人混みの中に飛び込んだ。
そして、適当な店の中に入ってやり過ごそうとした。
「それにしても…何故僕だと分かったんだ?見た目もかなり違う筈なのに…?」
僕は近くにあった鏡を見ると、青緑色に染めていた筈の髪が、元の銀髪に戻っていた。
そうか…これが原因だったのか⁉︎
通りで…テルマールが僕を見付けられた筈だ!
「なるほど、本来の自分を曝け出すとは言ったもんだな。まさか…ディスペルの様な効果がある温泉だとは思わなかった。」
馬車での移動中では、風呂に入れる事はなく、毎日寝る前にクリーン魔法を使用していた。
だけど、身体の汚れや服の汚れなどが綺麗になるが、風呂に入った様なサッパリとした感じがないので物足りなかった。
昨日の温泉宿では、温泉で身体を洗ったり髪を洗っていた時に、その時に髪を染めた染料が落ちてしまったのだろう。
抜かった…この世界には鏡は高級品なので、修学旅行時代に泊まった旅館の様に、風呂や部屋に鏡がある訳ではないから確認して無かった。
「このまま頭だけ布を巻いて出て行っても、服でバレる可能性があるな。どうしたら良いものか…?」
そこで僕は考えを凝らした。
誰も立ち入れられない場所に赴く…のだけど、宿の部屋だと…知り合いとか、親戚とか言われたら、通される可能性があるな。
一般の人間が入れない様な場所は…?
あ、ラミナが入院している病院なら!
ラミナの入院している獣人病院は、付き添いをした者以外は入れない様になっている。
その中に入って仕舞えば、テルマールもいつまでも獣人病院の前で待っている訳にもいかないだろうから、隙を見て逃げ出せば問題は無い…と思いたいが、アイツは元々は騎士なので、門番や見張りの類は慣れている。
どうしたら良い物だろうか…?
「ここから獣人病院だとかなりの距離があるし、ここでうっかり見つかってしまったりしたなら、絶対に捕まる可能性が高い。この状況を打開する方法は………あ!あの方法なら有効かな?」
僕が思い付いたあの方法とは、転生前に良くやっていた方法だった。
僕は転生前の世界では、よくカモられていた。
両親が蒸発で施設は15歳迄なので、1人暮らしをしながら高校に通っている時…僕は自ら貧乏だという事を伝えた筈なのに、1人暮らしなら金を持っている…と勘違いをされて、タチの悪い同級生や先輩に目を付けられていた。
僕はバイトでは…確かに少し優遇されているのでは無いかと思うくらいに、給料が皆より少し高かった。
生活は決して楽だったり、余裕があったりした訳では無かったが…?
それでも人並みの生活は送れていたと自負している。
だけど、それを裕福と勘違いをした同級生や先輩が僕にたかりに来たのだった。
「あの頃は、大事な生活費を盗られる訳には行かなかったので…よく逃げ回っていたな!」
学校に行っても、同級生はクラスが違うので学校の中にいる分には絡まれる事はなかった。
先輩も校舎が違うので、まず学校内では会う事もなかった。
だけど、そんな2人が狙うのは…僕が下校する時だった。
最初の内はなんとか逃げられていたんだけど、上手く先回りをされて何度か捕まってお金を奪われた事があった。
それが連続で3度もやられたので、かなりの痛手だった。
学校側に訴えても我関せずだったし、警察に相談しても事件性が無いと言われて、取り扱ってもくれなかった。
誰も助けてくれる者もいなければ、頼れる者も居ない。
そう考えた僕は、恥を捨ててある行動をし始めたのだった。
それは…【逃げる時にある事を叫ぶ!】という事だ。
「助けてくれ~」とか言った所で、誰も助けてくれる事はない。
悪口を言う…と、寧ろ怒って追い掛けて来る。
なら、相手が追い掛けて来れない様な言葉を発する…と言う事で、僕は何度も逃げる事に成功したのだった。
「今思えば…良く街中や商店街の人通りの多い場所で、あんな言葉を叫べたものだなぁ…」
どんな言葉かと言うと?
「おい、テメェ!待ちやがれ‼︎」
「いや~~~誰か助けて~~~お・か・さ・れ・る~~~~~‼︎」
「テメェ!なんて事を口走るんだ‼︎絶対に泣かしてやる‼︎」
「え?僕の啼く声を聞きたいなんて…この変態‼︎そんなに僕のお尻が好きなのか‼︎」
こんな事を言っていると…余計怒ると思うでしょ?
でも自分達が変態扱いされたり、冷静になって周囲を見た時に、周囲の冷たい目に晒されて耐え切れなくなると、それ以上踏み込みたくはないとか、勘違いをされたくないで逃亡する場合が多い。
僕はありとあらゆる言葉を駆使続けて行った結果、それから暫くして一切狙われる事は無くなったのだった。
まぁ、校内で色々噂になっていたからね。
僕はこの窮地を…転生前に封印して、今後の人生で一生使わないと封印していた禁断の言葉を使用する事にした。
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