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聖女メローナと勇者カースの章
第一話 本当に良いんですね?
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「メローナ・ロジーナ! お前にこの勇者パーティーの除名を命じる!」
「はぁ…」
ここは勇者パーティーが冒険者ギルドから借りているホームである。
メローナはいつも通りに朝に神殿に顔を出して祈りを捧げ、更にはレベルアップの報告を神に済ますと…聖女のランクが1つ上がった事を受けた。
その報告をしようとホームに戻った際に、勇者からの除名処分が下ったのだった。
そして勇者カースの傍らには…新たにメンバーとして加入された治癒術士のビーシャの肩を抱きながらソファーに踏ん反りがえっていた。
その横にいる…重戦士のズークと魔術師のアーズレバもニヤけながら私を見て居た。
「あの一応お聞きしますけど、本当に宜しいんですか?」
「あぁ! お前の様な地味で戦いに役に立たないで経験値だけをかすめ盗るような女は、勇者パーティーには相応しくない! それに、地味な見た目に色気が全くない貧相な身体…ビーシャの方がよっぽど聖女に向いているとは思わないか?」
「あの…聖女は別に容姿で選ばれる訳ではないのですが?」
「お前を聖女に認定した国もどうかしているのだ! 俺達はこれから国王陛下に掛け合って、聖女はメローナではなく、ビーシャだと報告するつもりだ!」
そんな事をしたらどうなるのか解っているのかしら?
たかが治癒術士程度の分際で、聖女を名乗ろう物ならどうなるか位の事、普通は…解って無さそうね。
「除名は解りました…が、本当に宜しいのですね?」
「あぁ、構わない! これからランクが上がる俺達のパーティーに、地味な女は不要だ!」
「そんなのが理由ですか…もう一度お聞きしますが、本当に宜しいのですね?」
「くどい!」
「そうですか、わかりました。 では、私の方で除名処分を冒険者ギルドに報告しておきますので…」
私はそう言ってホームを出ると、中から高笑いの声が聞こえて来た。
高笑いをしたいのはこっちなんだけどね。
私が居なくなった後でも、その高慢な態度がいつまで続くかしら?
「はぁ…」
ここは勇者パーティーが冒険者ギルドから借りているホームである。
メローナはいつも通りに朝に神殿に顔を出して祈りを捧げ、更にはレベルアップの報告を神に済ますと…聖女のランクが1つ上がった事を受けた。
その報告をしようとホームに戻った際に、勇者からの除名処分が下ったのだった。
そして勇者カースの傍らには…新たにメンバーとして加入された治癒術士のビーシャの肩を抱きながらソファーに踏ん反りがえっていた。
その横にいる…重戦士のズークと魔術師のアーズレバもニヤけながら私を見て居た。
「あの一応お聞きしますけど、本当に宜しいんですか?」
「あぁ! お前の様な地味で戦いに役に立たないで経験値だけをかすめ盗るような女は、勇者パーティーには相応しくない! それに、地味な見た目に色気が全くない貧相な身体…ビーシャの方がよっぽど聖女に向いているとは思わないか?」
「あの…聖女は別に容姿で選ばれる訳ではないのですが?」
「お前を聖女に認定した国もどうかしているのだ! 俺達はこれから国王陛下に掛け合って、聖女はメローナではなく、ビーシャだと報告するつもりだ!」
そんな事をしたらどうなるのか解っているのかしら?
たかが治癒術士程度の分際で、聖女を名乗ろう物ならどうなるか位の事、普通は…解って無さそうね。
「除名は解りました…が、本当に宜しいのですね?」
「あぁ、構わない! これからランクが上がる俺達のパーティーに、地味な女は不要だ!」
「そんなのが理由ですか…もう一度お聞きしますが、本当に宜しいのですね?」
「くどい!」
「そうですか、わかりました。 では、私の方で除名処分を冒険者ギルドに報告しておきますので…」
私はそう言ってホームを出ると、中から高笑いの声が聞こえて来た。
高笑いをしたいのはこっちなんだけどね。
私が居なくなった後でも、その高慢な態度がいつまで続くかしら?
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