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第一章 生活の予行練習の章
第八話 何故か試験を受ける事になりました・前編
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「あれ…私は何故、試験を受けているのでしょうか?」
私に並んだ列がまずかったみたいで、2つあった列の中で、空いている方に並んだ結果…?
冒険者になる受付をしてしまった様です。
何故にこんな事になってしまったのか、それは数十分前に遡ります。
~~~~~数十分前~~~~~
私は冒険者ギルドに入り、受付がある方の列に並ぼうとしました。
すると、受付の方から女性の案内の声が届きました。
「ギルドカード登録の列は、左側にお並び下さい。 冒険者ギルドカード登録の列は、右側にお並び下さい。」
えーっと…?
ギルドカードと冒険者ギルドカードって、同じ物じゃないの?
ここで1つ、ギルドカードと冒険者ギルドカードの違いについて説明しましょう。
ギルドカードの別名は、一般者向けカードといい…自身のステータスと身分証明書を表示するカードになります。
対して冒険者ギルドカードは、約束されたカードといい…自身のステータスや身分証明書のみならず、その他にも買い物や宿泊施設の際に提示する事により、割引制度が設けられています。
他にも…冒険に有利になる様々な特典が得られるのですが、いかんせん…テスト内容が激ムズで、毎回多くの脱落者が出ている為に、未だに受験者は後を絶たないという事になります。
※某人気アニメのハ○ターカードと言えば、その価値は分かりますか?
「左側の列に比べて、右側の列の方が空いているわね…空いているから、右側に並んじゃおっと!」
………という事があり、私は何故か試験を受ける事になりました。
「何でこうなるのよ~?」
この話をするには、数分前に遡ります。
~~~~~数分前~~~~~
私は左側の列が混んでいたので、空いている右側の列に並びました。
まぁ、手続き関係って結構面倒臭いのは知っています。
前世の入院している時も、同意書関連は、家族以外に本人も書かされますからね……それも結構な枚数を。
なので、早く済ませられるのなら、空いている列がいいと思いました。
「お、次ですね…」
「次の方、どうぞ…」
「あ、宜しくお願いします。」
《受付の方は…あれ、女性の声だった筈だけど…この人は何の種族なんだろう?》
セリアが困惑するのも無理がありません。
彼……いえ、彼女は多面腕族という種族で、見た目の姿は阿修羅像の様な姿をしているという希少種族です。
発見された数十年前の当時は…いえ、現在もですね。
かなりの確率で魔物だと勘違いをされました。
まぁ、それもそのはず…顔が頭の三面に付いていて、腕は6本ある生物は…魔物以外には考えられませんからね。
多面腕族を発見された当時の冒険者ギルドマスターは、彼等の能力をギルドで役立たせるという事をする反面、身の保障を約束させました。
それにより多面腕族は、冒険者ギルドの各支部で働く様になり、そこから認知が広がって…魔物として襲われる率が低くなりました。
一部の彼等を知らない者達は、魔物と間違えて襲われるそうですが。
「冒険者ギルドにようこそ! 本日は、冒険者登録で宜しいですね?」
「あ、やっぱり女性の声だった。」
「何か?」
「いえ……ん? 今日は、ギルドカードを発行して貰おうと来たのですが…」
「ギルドカードの発行は、お隣の列ですよ。 こちらは、冒険者ギルドカードの発行で御座います。」
私は机の上にある用紙を見ると、確かに冒険者登録と書いてある。
私は横に列を見ると、かなりの列の長さで順番待ちをしていた人達の姿があった。
今更、あの列の後ろに並ぶ気力は無いかも?
「それで、どう致しますか? ギルドカードでしたら、横の列に1から並び直す事になりますが…」
ギルドカードと冒険者ギルドカードって、別にどっちもあまり変わらないのよね?
あぁ、こんな時にナビターが居たら……何て考えていたら、背後からイカつい声が掛かって来た。
「オイ、小娘! 早く決めろや…」
私は後ろを見ると、虎の様な顔の男が私を見て睨み付けている。
あまりの迫力に私は逆らう事は出来ずに、受付を終わらせてさっさと帰ろうと受付をしました。
「では冒険者登録を致しますね……と、貴女は、随分と魔力が高そうとお見受けされますが?」
《確かに私の魔力は、リーチェ様より与えられた転身で魔力切れを起こされないような力を頂いたけど、魔力を見える人がいたの⁉︎》
…そういえば種族によっては、相手の魔力を見抜く力がある種族が居るとナビターも言っていたなぁ?
エルフや竜族や魔族にだけは特に気を付けろ…とは言われたけど、まさか目の前にいる種族に見破られるなんて…もしかして、魔族だったりしない?
すると受付の彼女?は、机の下から水晶球を出して来ました。
「では、こちらの水晶球に手を翳して下さい。」
《う………これ、絶対にバレるパターンじゃ無い、水晶球を触った瞬間に爆発する未来しか見えないわ!》
「私って魔法なんか使えないのに、魔力なんてあったのね~」
《いえ、大嘘です。 バリバリ魔法を使っております。》
「魔法を使った事がない方でも、魔力が高い方もおりますよ。 それによって魔法を学んでから、魔法使いになられた方もおりますし…」
《でも、その先の未来が、貴族によって飼い殺されるんでしょ? 碌な未来じゃないわよ‼︎》
「さぁ、水晶球に触れて下さい。」
「拒否権はありますか?」
「特別な理由があれば、拒否されても構いませんが…」
彼女はそう言いながら、隣の列を指差す。
さっきよりも倍の人数が列待ちをしていました。
《これ拒否したら、またあの列に並び直さないといけないのね…っていうか、この世界の人達って、殆どの人がギルドカードを持っているんじゃないの?》
マイナンバーカードにも、更新手続きがあるのと同じで…?
この世界でも生存確認をする為に、更新手続きというものが存在します。
一般人は、護衛無しに門の外を出歩けば命を落とすという、凄く危険な世界ですからね。
《仕方ないけど、必殺技を使うしか無いわね…》
前世の入院時代に薬の時間で、どうしても飲みたく無い薬がありました。
薬の錠剤が大きくて何度か喉に引っ掛かるし、口の中に残って飲み込めないでいると、薬が溶け出して来て苦味が口いっぱいに広がるという…そんな薬でした。
※逆流性食道炎の薬の中には、似た様なクソ不味い薬があります。
《ただ…この人の目線が引っ掛かってくれたら良いんだけどね。》
私は水晶球に触れようとした時に、急に首筋を押さえて言った。
「痛っ……何か落ちて来たんだけど?」
私は首を上に向けると、同時に目の前の人の面も上を向いた…んだけど、側面の二面は私の方をジッと見つめていた。
この人は、顔と一緒で脳が三つあるのでしょうか?
《薬の時の看護師さんは、これで引っ掛かってくれて回避出来たんだけどなぁ…》
すると目の前の人から、野太い男性の声が聞こえて来た。
「お嬢さん、小細工はお済みになられましたか?」
「どうやら…気の所為だったみたいですね。」
あぁ…この種族は、1人で脳が三つあるのでしょうね…?
脳が1つだけなら、絶対に引っ掛かると思ったのに。
私は観念をして、水晶球に触りました。
すると、水晶球から凄まじい光が溢れ出し、そのまま爆散して砕けました。
ただ、その時に…運悪く破片が私の頬を引っ掻きました。
「痛っ!」
私は傷に触れてからヒールをかけました……いえ、かけてしまいました。
すぐその場で離れられれば問題は無かったのですが、ヒールをした所を目の前の人にばっちり見られてしまいました。
…この状態で、誤魔化せられるかなぁ…?
「あの……今の光は………」
「水晶球が凄い光っていましたね、割れちゃいましたが…これって弁償ですか?」
あぁ、絶対にこうなると思ったのよ。
割れて破片が飛んで来るのは計算外だったけどね。
「いえ、そういうわけでは無いのですが…」
「それよりも水晶球が割れて飛び散った際に、お嬢さんの頬を引っ掻きましたが…かなりの深手だと思っていましたが、その後に手から光が!」
この種族……やっぱり顔が三つあるように、脳も絶対に三つ存在しているわね?
じゃなければ、二面から同時に声が出るわけが無いわよね?
《これ、どうやって誤魔化そうかなぁ…流石に目の前でヒールを使っていて、魔法を知らないじゃバレバレだしねぇ……あ!》
「小さい頃から、怪我した場所に手を当てると痛みが無くなるんです。」
「「「し……神童だ‼︎」」」
今度は同時に三面が叫び出しました。
でも、神童ってどういう意味なんだろう……あ、意味は分かりますよ。
何でこの場で神童と騒がれたんだろう…という意味です。
「魔法を操るには、周囲の魔素を体内に取り入れてから練り上げなければ行けないのに、その過程をすっ飛ばして…魔法を使った事が無い者が魔法を使ったなんて⁉︎」
……そうだった。この世界で魔法を使う時はにまず、その面倒臭い工程を終えなければならないのよねぇ?
それも無しで、いきなり魔法を使って見せたら…そりゃあ神童って騒がれてもおかしくは無いわよね?
《こんな事になるんだったら、簡単な回復魔法は使えます…と、正直に言った方が良かったかも。 こうなったら、隣の列に並び直してから、ギルドカードを発行して貰って帰りましょう!》
こういう時にナビターが居れば、こんな事にならなくて済んだのに。
リーチェ様、何でこんな時にナビターを呼び出しているんですか‼︎
「貴女は逸材です! 是非とも、試験の方をお受け下さい‼︎」
「いえ、結構です…私は隣の列に並び直しますので、ギルドカードだけの発行をお願いします‼︎」
…と言ったんだけど、彼女の側面の野太い声の一面が、他の職員にギルドマスターを呼ぶ様に命じていた。
…って、これって絶対に逃げられないパターンじゃ無い⁉︎
それからは、正直言って…何があったかは、良く覚えておりません。
気が付けば、冒険者の試験を受けていました。
今回の件で私は学びました。
横着をして、楽に済ませようとすると碌な事にならないと。
私に並んだ列がまずかったみたいで、2つあった列の中で、空いている方に並んだ結果…?
冒険者になる受付をしてしまった様です。
何故にこんな事になってしまったのか、それは数十分前に遡ります。
~~~~~数十分前~~~~~
私は冒険者ギルドに入り、受付がある方の列に並ぼうとしました。
すると、受付の方から女性の案内の声が届きました。
「ギルドカード登録の列は、左側にお並び下さい。 冒険者ギルドカード登録の列は、右側にお並び下さい。」
えーっと…?
ギルドカードと冒険者ギルドカードって、同じ物じゃないの?
ここで1つ、ギルドカードと冒険者ギルドカードの違いについて説明しましょう。
ギルドカードの別名は、一般者向けカードといい…自身のステータスと身分証明書を表示するカードになります。
対して冒険者ギルドカードは、約束されたカードといい…自身のステータスや身分証明書のみならず、その他にも買い物や宿泊施設の際に提示する事により、割引制度が設けられています。
他にも…冒険に有利になる様々な特典が得られるのですが、いかんせん…テスト内容が激ムズで、毎回多くの脱落者が出ている為に、未だに受験者は後を絶たないという事になります。
※某人気アニメのハ○ターカードと言えば、その価値は分かりますか?
「左側の列に比べて、右側の列の方が空いているわね…空いているから、右側に並んじゃおっと!」
………という事があり、私は何故か試験を受ける事になりました。
「何でこうなるのよ~?」
この話をするには、数分前に遡ります。
~~~~~数分前~~~~~
私は左側の列が混んでいたので、空いている右側の列に並びました。
まぁ、手続き関係って結構面倒臭いのは知っています。
前世の入院している時も、同意書関連は、家族以外に本人も書かされますからね……それも結構な枚数を。
なので、早く済ませられるのなら、空いている列がいいと思いました。
「お、次ですね…」
「次の方、どうぞ…」
「あ、宜しくお願いします。」
《受付の方は…あれ、女性の声だった筈だけど…この人は何の種族なんだろう?》
セリアが困惑するのも無理がありません。
彼……いえ、彼女は多面腕族という種族で、見た目の姿は阿修羅像の様な姿をしているという希少種族です。
発見された数十年前の当時は…いえ、現在もですね。
かなりの確率で魔物だと勘違いをされました。
まぁ、それもそのはず…顔が頭の三面に付いていて、腕は6本ある生物は…魔物以外には考えられませんからね。
多面腕族を発見された当時の冒険者ギルドマスターは、彼等の能力をギルドで役立たせるという事をする反面、身の保障を約束させました。
それにより多面腕族は、冒険者ギルドの各支部で働く様になり、そこから認知が広がって…魔物として襲われる率が低くなりました。
一部の彼等を知らない者達は、魔物と間違えて襲われるそうですが。
「冒険者ギルドにようこそ! 本日は、冒険者登録で宜しいですね?」
「あ、やっぱり女性の声だった。」
「何か?」
「いえ……ん? 今日は、ギルドカードを発行して貰おうと来たのですが…」
「ギルドカードの発行は、お隣の列ですよ。 こちらは、冒険者ギルドカードの発行で御座います。」
私は机の上にある用紙を見ると、確かに冒険者登録と書いてある。
私は横に列を見ると、かなりの列の長さで順番待ちをしていた人達の姿があった。
今更、あの列の後ろに並ぶ気力は無いかも?
「それで、どう致しますか? ギルドカードでしたら、横の列に1から並び直す事になりますが…」
ギルドカードと冒険者ギルドカードって、別にどっちもあまり変わらないのよね?
あぁ、こんな時にナビターが居たら……何て考えていたら、背後からイカつい声が掛かって来た。
「オイ、小娘! 早く決めろや…」
私は後ろを見ると、虎の様な顔の男が私を見て睨み付けている。
あまりの迫力に私は逆らう事は出来ずに、受付を終わらせてさっさと帰ろうと受付をしました。
「では冒険者登録を致しますね……と、貴女は、随分と魔力が高そうとお見受けされますが?」
《確かに私の魔力は、リーチェ様より与えられた転身で魔力切れを起こされないような力を頂いたけど、魔力を見える人がいたの⁉︎》
…そういえば種族によっては、相手の魔力を見抜く力がある種族が居るとナビターも言っていたなぁ?
エルフや竜族や魔族にだけは特に気を付けろ…とは言われたけど、まさか目の前にいる種族に見破られるなんて…もしかして、魔族だったりしない?
すると受付の彼女?は、机の下から水晶球を出して来ました。
「では、こちらの水晶球に手を翳して下さい。」
《う………これ、絶対にバレるパターンじゃ無い、水晶球を触った瞬間に爆発する未来しか見えないわ!》
「私って魔法なんか使えないのに、魔力なんてあったのね~」
《いえ、大嘘です。 バリバリ魔法を使っております。》
「魔法を使った事がない方でも、魔力が高い方もおりますよ。 それによって魔法を学んでから、魔法使いになられた方もおりますし…」
《でも、その先の未来が、貴族によって飼い殺されるんでしょ? 碌な未来じゃないわよ‼︎》
「さぁ、水晶球に触れて下さい。」
「拒否権はありますか?」
「特別な理由があれば、拒否されても構いませんが…」
彼女はそう言いながら、隣の列を指差す。
さっきよりも倍の人数が列待ちをしていました。
《これ拒否したら、またあの列に並び直さないといけないのね…っていうか、この世界の人達って、殆どの人がギルドカードを持っているんじゃないの?》
マイナンバーカードにも、更新手続きがあるのと同じで…?
この世界でも生存確認をする為に、更新手続きというものが存在します。
一般人は、護衛無しに門の外を出歩けば命を落とすという、凄く危険な世界ですからね。
《仕方ないけど、必殺技を使うしか無いわね…》
前世の入院時代に薬の時間で、どうしても飲みたく無い薬がありました。
薬の錠剤が大きくて何度か喉に引っ掛かるし、口の中に残って飲み込めないでいると、薬が溶け出して来て苦味が口いっぱいに広がるという…そんな薬でした。
※逆流性食道炎の薬の中には、似た様なクソ不味い薬があります。
《ただ…この人の目線が引っ掛かってくれたら良いんだけどね。》
私は水晶球に触れようとした時に、急に首筋を押さえて言った。
「痛っ……何か落ちて来たんだけど?」
私は首を上に向けると、同時に目の前の人の面も上を向いた…んだけど、側面の二面は私の方をジッと見つめていた。
この人は、顔と一緒で脳が三つあるのでしょうか?
《薬の時の看護師さんは、これで引っ掛かってくれて回避出来たんだけどなぁ…》
すると目の前の人から、野太い男性の声が聞こえて来た。
「お嬢さん、小細工はお済みになられましたか?」
「どうやら…気の所為だったみたいですね。」
あぁ…この種族は、1人で脳が三つあるのでしょうね…?
脳が1つだけなら、絶対に引っ掛かると思ったのに。
私は観念をして、水晶球に触りました。
すると、水晶球から凄まじい光が溢れ出し、そのまま爆散して砕けました。
ただ、その時に…運悪く破片が私の頬を引っ掻きました。
「痛っ!」
私は傷に触れてからヒールをかけました……いえ、かけてしまいました。
すぐその場で離れられれば問題は無かったのですが、ヒールをした所を目の前の人にばっちり見られてしまいました。
…この状態で、誤魔化せられるかなぁ…?
「あの……今の光は………」
「水晶球が凄い光っていましたね、割れちゃいましたが…これって弁償ですか?」
あぁ、絶対にこうなると思ったのよ。
割れて破片が飛んで来るのは計算外だったけどね。
「いえ、そういうわけでは無いのですが…」
「それよりも水晶球が割れて飛び散った際に、お嬢さんの頬を引っ掻きましたが…かなりの深手だと思っていましたが、その後に手から光が!」
この種族……やっぱり顔が三つあるように、脳も絶対に三つ存在しているわね?
じゃなければ、二面から同時に声が出るわけが無いわよね?
《これ、どうやって誤魔化そうかなぁ…流石に目の前でヒールを使っていて、魔法を知らないじゃバレバレだしねぇ……あ!》
「小さい頃から、怪我した場所に手を当てると痛みが無くなるんです。」
「「「し……神童だ‼︎」」」
今度は同時に三面が叫び出しました。
でも、神童ってどういう意味なんだろう……あ、意味は分かりますよ。
何でこの場で神童と騒がれたんだろう…という意味です。
「魔法を操るには、周囲の魔素を体内に取り入れてから練り上げなければ行けないのに、その過程をすっ飛ばして…魔法を使った事が無い者が魔法を使ったなんて⁉︎」
……そうだった。この世界で魔法を使う時はにまず、その面倒臭い工程を終えなければならないのよねぇ?
それも無しで、いきなり魔法を使って見せたら…そりゃあ神童って騒がれてもおかしくは無いわよね?
《こんな事になるんだったら、簡単な回復魔法は使えます…と、正直に言った方が良かったかも。 こうなったら、隣の列に並び直してから、ギルドカードを発行して貰って帰りましょう!》
こういう時にナビターが居れば、こんな事にならなくて済んだのに。
リーチェ様、何でこんな時にナビターを呼び出しているんですか‼︎
「貴女は逸材です! 是非とも、試験の方をお受け下さい‼︎」
「いえ、結構です…私は隣の列に並び直しますので、ギルドカードだけの発行をお願いします‼︎」
…と言ったんだけど、彼女の側面の野太い声の一面が、他の職員にギルドマスターを呼ぶ様に命じていた。
…って、これって絶対に逃げられないパターンじゃ無い⁉︎
それからは、正直言って…何があったかは、良く覚えておりません。
気が付けば、冒険者の試験を受けていました。
今回の件で私は学びました。
横着をして、楽に済ませようとすると碌な事にならないと。
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