特殊スキル持ちの低ランク冒険者の少年は、勇者パーティーから追い出される際に散々罵しった癖に能力が惜しくなって戻れって…頭は大丈夫か?

アノマロカリス

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第一章

第十一話 人に教えるのって難しいな。

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 翌日…僕達はギルドの依頼を受けつつ、ダーネリアとルーナリアの魔法の指導に当たった。
 今回親方からダーネリアとルーナリアから作って貰った武具は…?
 ミスリル魔鉱石で作られたスタッフを2本なんだが、ミスリル魔鉱石という金属は魔力や聖力を増幅する効果があるらしい。
 ミスリルその物が聖銀と呼ばれる金属で、更に長年地下で魔力を纏っていたせいで魔力にも対応する金属になったという。
 更に防具はレザーローブなのだが、ワイバーンの皮を素材にミスリル魔鉱石を合わせたという一品で…僕達パーティーの装備は、Sランクパーティーかそれ以上の性能を持つ装備になっている。
 心配性の僕は、盗難防止の付与と盗まれても持ち主に戻って来るという付与を武具に施したのだった。

 「では、もう一度…ダーネリアは掌に魔力を集中して。ルーナリアは掌に聖力を集めるイメージを…」
 
 …と言っても、いきなりできる物でもない。
 魔物達に襲われる時は、死にたくない一心で火事場の馬鹿力が発動したのだろう。
 魔導書の初心者編に書かれていることを魔法を使ったことが無い者たちに実践しろというのは無理な話だった。

 「テイト様、やはりイメージができません。」
 「テイト君、さっきの魔力通しをお願いします。」
 「はぁ…仕方ないな。」

 姉のルーナリアからは僕の事を様付けしている。
 妹のダーネリアからは君付けされて呼ばれているのには理由がある。
 2人とも僕の事は何度も呼び捨てで良いと言ってあったのに、恩人を呼び捨てには出来ないと言われて妥協した結果、様と君呼びを許したのだった。

 「分かったから、ダーネリアは身体の力を抜いて立ってくれ。」
 「はい!」

 僕はダーネリアの背中に手を当ててから魔力を流した。
 魔術師は、親から子に…もしくは師から弟子にこの方法で魔力を流して、魔力を目覚めさせるという話を以前聞いたことがあったので試しているのだった…が?

 「あぁん♡  テイト君のアツくて逞しい物が私の身体に入ってくるぅ♡」
 
 僕は剣の鞘を抜いてからダーネリアの頭に喰らわせた。

 「いったぁ~! テイト君、何をするの⁉︎」
 「お前は黙って出来ないのか! 変な声を出すな、集中出来ないだろ‼︎」
 「もしかしてテイト君、反応しちゃった?」
 「ダーネリア…装備剥がして森に捨てるぞ。」
 「ご…御免なさい!真面目にやります‼︎」

 他者からの魔力を体に流されると、擽ったい感覚に陥る者がいるという事があるという。
 ただそれは全員がそうなる訳ではなく、魔力が高い者ほど感じやすいという話らしい。

 「デキちゃった…私とテイト君の愛の結晶♡」
 「お前な…」
 「あ、嘘です!冗談です!だから剣で叩かないで‼︎」
 「大丈夫だ、安心しろ…怪我をしてもルーナリアが治してくれるから。」
 「でも怪我は回復するけど痛みは記憶に残るから…」
 「なら…僕を怒らせないで。」
 「それに初めての痛みは、テイト君に捧げた時に♡」
 「本当にマジでぶん殴るぞ‼︎」
 
 元々、性奴隷として扱われる筈の2人だが…男性との経験は全く無いらしい。
 昨日にベッドに潜り込んで来たのも、不安で捨てられないための行動とか…って、本当だろうか?
 僕も男だし、そういう事に興味がないといえば嘘になる。
 ただ僕には…いや、この話はいずれ。

 その後、数時間掛かってから…2人は魔法の発動ができる様になっていた。
 次は攻撃に関する事なのだけど…?
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