聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。

アノマロカリス

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聖女の修行の章

第十八話

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 あれから2か月が過ぎた。

 司祭は最近のリアラの目覚ましい活躍に目を見張っていた。

 まず子牛のデリシャスの世話だが、運動をさせて食事を与えるという生活を送らせた結果…明らかに兄妹よりも一際大きく成長していた。

 一切病気をする事も無く、大きく成長しているが肥満になっている訳でも無かった。

 これだけなら目覚ましい活躍とは言えなかったが、それは他にも理由があった。

 畑の作物がリアラの管理している場所以外にも、大きく立派に成長を遂げていた。

 その他にも薬草園の薬草の品質上昇、各ポーション制作の効果上昇、神殿に赴いた市民の回復魔法効果上昇など…

 神殿に来た時とはまるで別人の様に、立派な聖女としての修行をこなしていたのだった。

 「今のリアラなら修行を終えさせて旅立たせる事も可能ですね。」

 司祭は神官にリアラを連れて来るように命じた。

 ~~~~~そのリアラは?~~~~~

 神官に呼ばれて司祭の部屋に行くように言い渡されたリアラは、神殿の通路で悩んでいた。

 「私…何かしたっけ?」

 リアラはここ最近は真面目に修行や生活に励んでいた。

 その少し前は…様々な問題を起こしたりしていた。

 まず厨房に侵入して上位神官の料理のつまみ食い未遂。

 主な理由は…もしかしたら上位神官達は肉を食べているのではないかと思って厨房に侵入して肉を探し回っていた所を捕まった。

 リアラの様な修行している者と下級神官は、上級神官や司祭クラスの者達と食堂が別だった。

 なので…食べる物も違っていて肉類が出ているんじゃないかと思っての行動だった。

 だが実際…厨房には肉や魚と言った食材は一切なくて、あったのは甘味のお菓子類だった。

 上級神官以上は、食後にデザートが付いていたのだった。

 なので下級神官と上級神官では食堂が別というのは、そういう理由があった。

 他にも…神殿の外で魔物を狩りして肉を摂取する為に、攻撃魔法取得する為に禁書庫の無断侵入。

 野菜を収穫した報酬で得たお金で屋台の肉を買う為に、炊き出しの最中の抜け出そうとしてバレて掴まったり。

 街に出た際に冒険者から以前聞いた、干し肉なら雑貨屋で安く手に入ると聞いて神殿から急いで抜け出そうとして…女神像を倒して壊したりと。

 その度に司祭の部屋に呼び出されては説教を喰らっていた。

 「本当に…今度は何の用で呼ばれたのかな?」
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