聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。

アノマロカリス

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自由なスローライフの章

第六十五話

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 「あれ?なんか多くない?」

 グランドタートルを倒してから魔笛を吹いて無いのに次々と魔獣が湧いて来た。

 次はブラックヴァイパーで、その次はデーモンスパイダーだった。

 「どうやらマスターの魔笛が偶然近くにいる物達に反応した様ですね。大物狩放題で全て倒せればかなりレベルもランクもアップしますよ!」

 「いやいや、何事もほどほどで良いのよ。」

 倒しても倒しても次々と湧いて出て来る。

 いつかディーナに聞いたスタンピードの様な感じだった。

 「それにしても、頭の中で鳴り響く音がおさまってくれないかな?」

 「大物ばかりで尚且つ1人ですからね。アルファ隊長がいた時みたいに分配されずにマスターのみでの獲得ですから、暫くは続くでしょう。」

 レベルアップの音は別に頭の中でで鳴り響いていると言うわけではない。

 高い音ではないんだけど、集中するには邪魔な音だった。

 「テルミガン、私のレベルは今幾つだか分かる?」

 「100を越えましたね…以前教えた上級魔法も使用可能です。」

 「上級魔法ね…なら、エンシェントノヴァ‼︎」

 上空から一筋の赤い光が大地に落ちると、凄まじい爆発が起きて周囲の魔獣達が吸い寄せられて激しくぶつかり合っていた。

 「マスター、もう少し威力を落とさないと…」

 「倒すのが目的なんだから良いんじゃないの?」

 「倒すのだけなら問題はありません…が、消滅してしまっては死体を持って行くという計画がなくなりますよ。」

 エンシェントノヴァを落とした所は、数匹の魔獣が炭とかしていた。

 頑丈そうな魔獣は黒焦げで済んだんだけど。

 「これであらかた終わったかな?」

 「いえ…地中に反応があります。今までのものとは別格な…」

 私は地面に集中していると、大地が揺れて立っていられないほどの地響きが起きた。

 そして地面が突き上がり始めてからソレは姿を現した。

 それは…?
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