幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?

アノマロカリス

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第四章 別大陸での活動の章

第十三話 合流…そして激戦・後編

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 「さて、ちっと厄介な形になったけど…クリス! 盾で防御を隙あらば攻撃で! クリスの後方に左からガイウス、僕、飛鳥、後方にベルと賢斗、最後尾に華奈とレイリア導師でおねがい!」
 
 ケンタウロスナイトは盾を構えて突進してきた。
 クリスは盾を構えて攻撃を防いだ。
 その隙にガイウスはジャンプして頭を狙うが剣でガードされ、その隙をついて飛鳥が足を斬りつけた。
 華奈はステータスアップの聖女の歌を、レイリアは守護結界を発動した。
 僕はアクセルで背後に回ると、ケンタウロスナイトの背中を斬りつけた。
 そして仰け反った瞬間に、ガイウスは突きを、飛鳥は馬の胴を斬った。
 
 するとケンタウロスナイト光りだし、背中から2本の腕が生えてきた。
 その腕には杖を持っていた。
 ケンタウロスナイトは大剣を振り回し、それをクリスがガードした。
 左側から下段を飛鳥が斬りつけようとしたが、盾で防がれた。
 ガイウスは背中から突きを入れようとしたが、杖から風魔法が飛んできてガイウスは吹っ飛ばされた。
 僕は後方から足を斬った。
 斬り落とす事は出来なかったが、深手のダメージを与えられた。
 2本の杖から華奈とレイリアに向けて火球を飛ばそうとしたが、ベルの槍と賢斗の火球魔法で相殺した。
 
 またケンタウロスナイトは光りだして、脇腹から更に腕が2本と馬の脚が8本になった
 ケンタウロスナイトは、機動力が増して攻撃力が上がった。
 脇腹からの腕には、剣が握られていた。
 ケンタウロスナイトは4本の腕を振り回し、ランダムな物理攻撃をしてきた。
 僕等は攻撃を避けながら斬り込もうとするが、ケンタウロスナイトの剣で受け流された。

 「ちっ…進化するタイプか!」
 「腕が6本に足が8本か…これ以上進化する可能性はあるか?」

 「奴等8匹が合体したという事は、あとヒーラーとアーチャーがいる筈なんだが…」
 「尻尾が杖になってないかな?」
 「飛鳥は尻尾を、ガイウスはクリスの援護に、僕は…」

 ケンタウロスナイトは素早く移動して、華奈とレイリアの背後に着いた。
 そして剣で薙ぎ払おうとしていたが、クリスがいち早く気付いて盾で防いだ。
 僕はハンドレットランスをケンタウロスナイトの周囲に配置してから、放った…が、盾と剣で振り払われた。
 ケンタウロスナイトはまた移動して、賢斗と華奈目掛けて突進してきた。
 僕とベルは無属性の盾を巨大化して防いだ。
 すると、更に反対側に回り込んで、ベルとレイリアを狙ってきた。
 クリスは素早く動くが、間に合わず…僕とガイウスで攻撃を回避した。
 
 「動きが早すぎる上に、攻撃が剣や盾でガードされるな…」
 「あちきより早いと、防ぎようがないにゃ!」
 『試してみるか…皆、少し時間を稼いでくれ!」
 
 皆は返事をしなかったが、やる事は解っていた。
 僕は周囲に貫通魔法を穴を作った。
 だが、ケンタウロスナイトは穴を素早く回避した。
 だが、視線は下を向いていた。
 賢斗は上空に炎の槍を降らせたが、大盾で防がれた。
 その隙に僕と飛鳥は前足を斬りつけて深手を負わせたが、尻尾の杖で回復をされて全快していた。
 僕はケンタウロスナイトの左側から暗黒+闇鎖、右側から暗黒+触手を同時に仕掛けた。
 ケンタウロスナイトは右側の触手を剣で斬り落とすと、左側からの闇鎖に捕まって身動きを取れずにいた。
 レイリアは魔人になり、賢斗と共に極大業火魔法を放った。
 すると、まともに喰らって倒し…てはいなかった。

 「また光りだしたぞ!」
 「冗談だろ? まだ何かに進化するのか!?」

 また光りだしたが、進化を待っている必要はない。
 魔法を使える者達は、最大火力で魔法を放った。
 だが、光によって阻まれた。
 そして進化が終わるとケンタウロスナイトは、足はムカデの様に細かく左右合わせて100本近い足になり、腕があった場所と背中の腕がそれぞれ剣を持っていて脇腹からは大盾が2つあり、尻尾は大剣の様に細長くなり頭部に3つの目が出現した。
 もはや原型を留めていない化け物になった。
 さらに体長も5mくらいの大きさになった。

 「これが最終形態か?」
 「だと良いんだがな…」
 「ただ、魔法の杖が無くなったけど?」
 「その分、攻撃を重視したようにゃ!」
 「ダン、どうやって戦うのこれ…?」
 
 「正面からの攻撃と左右からの攻撃は、脇腹の腕の盾で防がれるとして、攻撃には剣と尻尾が襲ってくるだろうな。 ただ、唯一救いなのは、先程の様な気動力は無いと思うからそれほど俊敏な動きは出来ないはずなので、正面からの攻撃はクリスとガイウスと僕で防ぐから、賢斗とベルはあの数が多い足を潰してくれ、飛鳥はあの尻尾を無効化にしてレイリアは魔人と導師を使い分けながら攻撃と回復を…華奈は補助魔法でサポートをお願い!」
 
 皆は頷くと、散開して配置に着いた。
 さて、あとは僕の読み通りの動きをしてくれるなら良いんだけど…?
 飛鳥が素早く尾の方向へ移動して、尾の付け根を狙って攻撃をした。
 クリスは正面からメイスの強撃を喰らわせようとするが、2つの盾で塞がれた。
 僕とガイウスは左右から攻撃を仕掛けるが、大剣がそれを阻むと同時に斬り掛かっても来た。
 僕とガイウスは躱そうとしたが、僕は背中をガイウスは胸を斬られた。
 レイリアがいち早く回復魔法を使ってくれたので、すぐに治った。
 賢斗は土魔法で頭上から大きな岩を落として足の破壊を狙ったが、体は思いのほか硬く岩は破壊された。
 クリアベールは、各足の隙間に丸太の様な太い棒を出現して機動力を塞いだ。
 そのチャンスを狙って、レイリアはロックレインを足の背骨目掛けて放った。
 魔導士のロックレインとは違い巨大な岩の雨が降り背骨を直撃していくと、背骨の部分に亀裂が入り足のいくつかも砕けた。
 僕もガイウスも飛鳥も技を使っている暇が無い位に相手の攻撃が凄まじかった。
 クリスは鎧を着ていて外傷はないが、受ける度に伝わる衝撃は凄まじい物を感じた。
 僕とガイウスも致命傷は避けられたが、結構な怪我をしていた。
 
 《相棒、レイリアの譲ちゃんが足のいくつかを破壊したぞ!》
 《それは好都合だけど、こっちの腕の攻撃がしつこくて反撃のチャンスが無い!》
 
 飛鳥も尾の連続攻撃に苦戦していた。
 賢斗とレイリアとクリアベールは、背骨と足の破壊を続けてあらかた足を破壊尽くした。
 そしてレイリアは導師になり、華奈も補助魔法を解除して回復役に回った。
 
 「飛鳥はこっちに、賢斗とベルは尾の破壊を頼む!」

 飛鳥はこちらに応援に来ると、剣の攻撃を受け流していた。
 賢斗やベルの位置からは尾の攻撃は届かない。
 体から尾までの背骨が砕けているので、接近でもしない限り喰らう事はまずない。
 ただ、背骨が砕けているのに、尾だけは意志を持っているみたいに音を立てて動いていた。
 ケンタウロスナイトは、砕けた背骨を剣で斬った。
 そして身軽になったのか、剣での攻撃が1段と早くなった。
 4人は攻撃を受け流してはいるものの、段々と傷が増えて行った。
 レイリアと華奈が回復魔法をしてくれるが、それが追いつかない位に怪我をした。
 賢斗とクリアベールが尾を破壊するとケンタウロスナイトの背後に回り、クリアベールの作りだしたチェーンは背中の左側の腕を、賢斗の魔法で放った鎖は背中の右側の腕を封じた。
 僕と飛鳥は左右に回り、チェーンで封じられている腕を斬り落とした。
 残りは剣が2本と盾が2つだけとなった。
 これで腕は4本、それぞれが対応すれば勝ちが見えてきたと思った。
 その瞬間、ケンタウロスナイトがまた光りだした。

 「冗談だろ? まだ進化があるのか!?」
 「もう、動くのがしんどくなってきたにゃ!」
 
 無理もない。
 怪我は回復魔法で治るが、体力まで回復する訳ではなかった。
 皆も体力は限界に近付いている。
 そして光が破壊された背骨や足や尾を回収すると、形を変えて体長4mの騎士の姿になった。
 進化というより戻った感じだった。 
 全身フルアーマーで右には大剣を左には大盾を持った、大きさこそ違うが指揮官と同じ姿だった。
 本来なら8人いれば大した事が無い敵なのだが、体力が無い状態では強敵だった。

 全員は武器を構えた。 
 だが、武器を持つ手が震えていた。
 騎士は、盾を前に構えてクリスとガイウスに突っ込んで行った。
 クリスとガイウスは防御の態勢を取るが、盾に突っ込まれて吹き飛ばされた。
 飛鳥がその後ろから攻撃を仕掛けるが、攻撃が浅くて大剣で薙ぎ払われた。
 次に騎士は華奈とレイリア、賢斗とクリアベールの4人を狙っていた。
 僕は4人の前に立ちはだかり、防御の構えをした。
 そして騎士はクレアとガイウスにやったように盾を構えて突っ込んできた。
 正直言って、耐えられる自信はない。

 騎士が迫ってくると、僕は体を押されて騎士より横の方向に飛ばされた。
 飛ばしたのは、華奈だった。
 そして騎士の盾は、華奈たちに…

 『や…やめろぉぉぉぉぉぉ!!!』  

 その時…僕の脳裏に両親と妹が死んだ時の映像が流れていた。

 『やめろぉぉぉぉぉぉ!!! 父さん、母さん、瑠香…』

 僕は激しい感情が鍵となり世界を止めた。

 「なんだ、この記憶は…? 父さんと母さん? 瑠香の顔が…」
 「そう、それが僕達の記憶だよ。」
 「慱! 僕は一体どうなってしまったんだ?」
 「ダンは恐らく今迄生きていた中で、これ程までに強い感情が溢れる事はなかったろ?」
 「確かに、僕はここまでの強い感情は無かった。 自分が死にそうな時があっても強烈な感情は動かなかった。」
 「それが、あの指揮官の攻撃で華奈の取った行動が、あの時の両親と妹の状況と似すぎていて、その激しい悲しみが僕等を繋げたんだ。」
 「じゃあ、両親と妹の記憶もその時に慱と繋がって流れて来たのか…」
 「そして皮肉な事にこれがダンの封印を解く1つ目の鍵だったんだ。」
 「封印?」
 「観察者の施した物以外にダンの体には元々7つの封印があり、その内の1つが開放されたんだ。」
 「それが開放されると、どうなるの?」
 「正直言って、良く解らない。 だけど、本来の力がある条件で使える様になった事くらいしか…」
 「その条件って?」
 「そうだな…本来の力が使えるこの状況を【覚醒】と呼ぶとして、その覚醒にはリキャストタイムが同時に発動される。」
 「リキャストって事は、再び使えるまでの時間という事か。 ちなみにどれ位?」
 「リキャストの時間は、1か月。 使える時間は3分だね。」
 「皆を…そうだ、華奈たちは!?」
 「見てごらん、まだ華奈たちは無事だよ。 ただ、時間が流れだした瞬間に助けに入れば問題は無いよ。」
 「しかし、3分だけか…」
 「今回の封印が解けたのも初めての事だったから、この仕組みは良く解らないけど…第2第3の封印が解ける度に今後の事が解るかもね。」

 「なら、行ってくる! それとさ…」
 「うん?」
 「これが僕達の両親と妹だったんだね?」
 「そうだよ、父さんはカッコよくて、母さんは美人で、瑠香は可愛いだろ?」
 「あぁ…いつか慱とゆっくり話してみたいよ。」
 「それは僕もだよ。 あ、それと…君の中に僕がいる事は幼馴染達には話さないでね。 いつか君と一つになれた時に僕の口から言いたいから。」

 「あぁ、解った! じゃあ、行ってくるよ!」
 「あぁ、皆を助けてあげて!」
 『世界よ…動け!!』

 再び時は動き出した。
 そして僕は指揮官の盾と華奈の間に入ると、指揮官を吹き飛ばした。
 僕の体は以前の目醒めの時の様に光を発していた。
 前回の時同様に、体の中から強烈な魔力が吹き荒れていた。

 『大丈夫かい? みんな…』

 「ダン…あれ? どうして…」
 『とりあえず、時間が無いから…リザレクション!』

 僕は大地に癒しの紋章を出現させると、そこに7人の仲間を集めて回復魔法で癒した。
 皆は体力も同時に回復した。

 「ダン、その姿はもしかして…」
 『ごめんね、この姿には時間があまりないんだ。 だけど皆は休んでいて良いよ。 あいつは僕が倒すから!』
 「なんなの? ダンのあの姿は…」
 「あの時のダンだね。 光に包まれて、強大な力を持った時の。」
 「あれが新聞に載っていたダンの光に包まれたという意味か…」
 
 騎士はまた姿を変えた。
 先程の化け物の姿に変化した。
 化け物は武器を振り回して突っ込んで来た。

 「ダン、アイツ相手に1人ではさすがに無理だ!」
 「そうにゃ! いくらダンでも…」
 『行くよ! アトランティカ…』
 《あぁ! 任せろ相棒!!》

 僕は宙に浮き、化け物正面に行くと…魔剣アトランティカを構えた。

 『紅蓮院流剣術・秘奥義…千烈斬光剣‼︎』

 そして飛び込んで化け物を体を通過して背後にでた。
 化け物は自分の体を確認したが何も無い事を確認すると、再び僕の元に向かおう…とした瞬間、体のあらゆる場所に亀裂が入り、粉々に散って行った。
 体を通過する瞬間に1000の斬撃を喰らわしていたのだった。
 その後は二度と復元できない様に、光魔法で全ての破片を消滅させた。
 次に戦いで荒れ果てた草原も魔法で全て元通りにした。
 更に2つの空に魔法を放った。
 そこには魔王の諜報の目と耳がいた。
 その2匹とも消滅させると、光が消えて僕は再び気絶をした。
 
 「な…なんなんだ! ダンのあの凄まじい力は⁉︎」
 「あんな強さで本当にレベル1なの?」
 「紅蓮院流の秘奥義なんて…ボクですらまだ使えないのに‼︎」

 皆は気絶して横になった僕の元に集まって来た。
 そして僕が目覚めるまで待っていてくれた。
 僕は目覚めて体を起き上がると、激しい激痛が襲って来た。
 覚醒による力の反動が全身を激痛で走り抜けた。

 「いだだだだだだぁーーーー!!」

 僕は体を押さえて呻き声を上げた。
 考えてみたら覚醒による力の開放で体が軽くなったとはいえ、1000連撃なんてやり過ぎた。
 幾ら超人的な力を宿しているからとはいえ、常人の体では負担が大きすぎるよなあの動きは…?
 華奈とレイリアは僕に回復魔法を施してくれたが、反動の為か体の痛みは中々治らなかった。
 今後は覚醒を使用する時は気を付けようと思った。
 使用する度に毎回これが襲って来たら我慢出来るか分からん。
 皆は僕が回復するまでの間、心配そうに見守ってくれていた。

 「はぁ… やっと痛みが治まった。 皆、心配掛けてごめんね!」
 「全くあの姿のダンは凄まじいが、やはり代償はあったんだな?」
 「それにしても1人であれを撃退するにゃんて、あの姿のダンはやっぱり凄いにゃ!」
 「毎回…気絶する程の力を行使していて、体には影響ないの?」
 
 ダンは立ち上がると、華奈たちの元に行った。
 そして、華奈の頬を軽く触れた。

 「華奈、さっきのアレは何なのさ? 危うく華奈まで死んでしまう所だったじゃないか! あの光景をみて、両親や瑠香の時とダブってもう駄目だと思ったよ…」
 「ダン…ご両親や瑠香ちゃんの事を!?」
 「記憶が戻ったのか?」
 「ダン…おかえり!」

 そういって、華奈と賢斗と飛鳥は抱き付いてきた。
 僕はそのまま後ろに倒れ込んで、3人は泣きじゃくっていた。

 「残念だけど、全てを思い出した訳じゃないんだよ。 断片的な記憶だけ甦ったんだ。 それはそうと…重い! どいてくれ!!」

 久々に会った4人は、仲良く笑いあっていた。
 それを遠くで見ていたレイリアとクリアベールは言った。

 「もしかして、ダンはこのまま彼らと?」
 「日の浅い私達よりも、子供の頃からの仲の良い友達と一緒の方が良いのかな?」

 それを聞いていた僕は、レイリアとクリアベールの元に行ってこう言った。

 「バ~カ! 変な誤解をするなよ。 今の仲間はお前達なんだから、僕がどこかに行くなんてありえないだろ!!」

 僕はそういうと、レイリアとクリアベールはホッとした表情を見せた。
 ガイウスやクリスも、内心ではホッとしていた。
 幼馴染と仲良く話をしている所を見て、少し不安になっていたみたいだった。

 「…で、魔剣アトランティカは、かなりレベルアップしたみたいだけど、君らには経験値が入らなかったの?」
 「「「「「「「え?」」」」」」」

 すると、急に皆は立ち上がっていられずに地面に倒れた。
 華奈と賢斗と飛鳥はレベルが10個くらいで済んだが、ガイウスとクリスは14上がっていて、レイリアとクリアベールは20上がっていた。
 急激レベルアップ反動は、いつ見ても体に悪そうだと思った。
 
 「まぁ、考えてみれば…十六鬼影衆をの8匹でただでさえ経験値は多いのに、何度か進化してそれを相手にしていたんだ、最終的に倒したのは僕でもそれまでの経験値が分担されたら、まぁ、そうなるわな…」

 先程とは逆の立場になり、僕は皆が復活するまで待った。
 そして皆が復活すると…
 サーテイルの港町に一緒に行き、レストランでパーティをしたのだった。
 
 その後…
 僕達は、今後についての話をするのだった。
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