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第六章 決戦…八魔将戦!
第四話 こちらから嵌めます・中編(リッチの作業を邪魔しちゃいましょうw)
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「よしよし、良い記事に仕上がっているな。」
僕がランミルと知り合う切っ掛けになったのは、サーディリアン聖王国で僕が英雄と呼ばれる様になった記事を書いた事である。
あの内容は、勇者翔也達の…賢斗が読んだ内容は、大分割愛して読まれていたが…?
本当はもっと大袈裟に、更に着色されて書かれていたのであった。
なので、その記事を読んだ人達は、さも真実なのだろうと信じている節が見えた。
それは、ランミルが如何に人を惹き付けられる魅力のある内容を描いたからだろう。
この後に僕は、ランミルと出会う事になるんだけど… ?
初めは文句を言ってやろうと思っていた。
僕は活動上、あまり目立ち過ぎると…魔王軍に狙われる可能性が出て来る。
…と思ったんだけど、これを逆に利用出来ないかと考え始めた。
「記事に偽りを書かせてしまったら、信用が下がって誰も読まなくなる。ならば、冒険者達が欲しがる情報は本物にして、僕達の居場所を濁す様にすれば良いかな?」
濁す様にする…僕がある特定の地域で現れたという情報を新聞で流すという物だ。
それは、【英雄ダン、サーディリアン聖王国のカイナンの武器屋に姿を現す予定!】という感じにだ。
それを事前にランミルに話しておいて記事にして貰う。
すると、今話題の英雄にインタビューをしようと、新聞社の者たちはカイナンの武器屋に目星をつける訳なのだが…問題は何処で何時頃に来るかだ。
サーディリアン聖王国のカイナンの武器屋とは、全部で四箇所存在する。
更にはそれぞれの区画に存在する為に、当てが外れると他の店に向かわないといけないのだが…?
それが相当な距離を要する。
更に何時頃に現れる…と書かれていない為に、網を張るには相当な苦労が要求される。
そして僕は、新聞に決して偽りを書かせない様にカイナンの武器屋に必ず姿を現す…が、それは早朝か日暮か、更に変装するかどうかまでは僕の好きに操作出来る。
「そこで態と誰かの目に止まれば、この作戦は成功を収めるという訳だ。」
僕は変装もせずに、しれっと武器屋に顔を出した。
だけど、特に何かを購入するという訳ではない。
僕のパーティーも、翔也のパーティーも、それなりに強力な武器を所持している。
なので、大国であるサーディリアン聖王国とは言えど、現在所持している武器以上の性能は望めないのだった。
まぁ、何か特別な物でもあれば良いな…と思って覗いているだけだった。
「良し、これでかなりの人の目に触れただろう。」
これで、次は本来の作戦に移行出来るというものだ。
その為の記事の作成は、もうランミスに任せてある。
早ければ…夕刊か朝刊には掲載されるだろう。
僕はその間、足りない食材を購入したりして時間を潰していた。
そして夕刻になり、夕刊乗っかって発売がされたのだった。
その題名は、こんな感じだった。
【サーディリアン聖王国内の某侯爵邸では、魔物が攻め落として邸を占拠をしている。しかも魔物達は財宝には一切眼もくれず…手に入れられた者達は、その財宝を好きにしても良いという話だ!】
新聞は、何も平民や貴族だけが読むものではない。
中には、情報を得る為に…盗賊等も目にしている事がある。
そして盗賊達は、手に入れた情報をいち早く者にする為に、その場所に赴こうと考える訳なのだが…?
ついでに村の物も奪おうと考える。
…が、それには前もって華奈や賢斗に結界を張って拒む様にしている。
一般の悪意の無い人に関しては、自由に出入りが出来るが…悪意のある者達は、一切の侵入ができない様になっている。
それ以外にも、戦闘種族のエルヴ族であるガイウスや、高ランク冒険者として名を馳せた紅蓮の剛壁のクリスが徘徊をしていれば、見掛けるだけで盗賊達は逃亡するだろう。
「さてと、後は…財宝泥棒達よ、上手く掻き乱してくれよ。」
クライシスの無線で、こう言った奴等が侯爵邸に向かったという話を傍受した。
それは盗賊団や下級貴族や落魄れた貴族が、こぞって向かったという話だった。
だけど、やっぱり……盗みに入った者達は、誰も帰って来る事は無かったという話だが…?
侯爵邸の改造を施しているリッチ達の邪魔をして、かなり苛立っているという話を聞いたのだった。
「もっと、送り込んで…リッチの邪魔をさせたいなぁ。」
僕は次に、冒険者ギルドに乗り込んで策を実行させようと考えた。
僕がランミルと知り合う切っ掛けになったのは、サーディリアン聖王国で僕が英雄と呼ばれる様になった記事を書いた事である。
あの内容は、勇者翔也達の…賢斗が読んだ内容は、大分割愛して読まれていたが…?
本当はもっと大袈裟に、更に着色されて書かれていたのであった。
なので、その記事を読んだ人達は、さも真実なのだろうと信じている節が見えた。
それは、ランミルが如何に人を惹き付けられる魅力のある内容を描いたからだろう。
この後に僕は、ランミルと出会う事になるんだけど… ?
初めは文句を言ってやろうと思っていた。
僕は活動上、あまり目立ち過ぎると…魔王軍に狙われる可能性が出て来る。
…と思ったんだけど、これを逆に利用出来ないかと考え始めた。
「記事に偽りを書かせてしまったら、信用が下がって誰も読まなくなる。ならば、冒険者達が欲しがる情報は本物にして、僕達の居場所を濁す様にすれば良いかな?」
濁す様にする…僕がある特定の地域で現れたという情報を新聞で流すという物だ。
それは、【英雄ダン、サーディリアン聖王国のカイナンの武器屋に姿を現す予定!】という感じにだ。
それを事前にランミルに話しておいて記事にして貰う。
すると、今話題の英雄にインタビューをしようと、新聞社の者たちはカイナンの武器屋に目星をつける訳なのだが…問題は何処で何時頃に来るかだ。
サーディリアン聖王国のカイナンの武器屋とは、全部で四箇所存在する。
更にはそれぞれの区画に存在する為に、当てが外れると他の店に向かわないといけないのだが…?
それが相当な距離を要する。
更に何時頃に現れる…と書かれていない為に、網を張るには相当な苦労が要求される。
そして僕は、新聞に決して偽りを書かせない様にカイナンの武器屋に必ず姿を現す…が、それは早朝か日暮か、更に変装するかどうかまでは僕の好きに操作出来る。
「そこで態と誰かの目に止まれば、この作戦は成功を収めるという訳だ。」
僕は変装もせずに、しれっと武器屋に顔を出した。
だけど、特に何かを購入するという訳ではない。
僕のパーティーも、翔也のパーティーも、それなりに強力な武器を所持している。
なので、大国であるサーディリアン聖王国とは言えど、現在所持している武器以上の性能は望めないのだった。
まぁ、何か特別な物でもあれば良いな…と思って覗いているだけだった。
「良し、これでかなりの人の目に触れただろう。」
これで、次は本来の作戦に移行出来るというものだ。
その為の記事の作成は、もうランミスに任せてある。
早ければ…夕刊か朝刊には掲載されるだろう。
僕はその間、足りない食材を購入したりして時間を潰していた。
そして夕刻になり、夕刊乗っかって発売がされたのだった。
その題名は、こんな感じだった。
【サーディリアン聖王国内の某侯爵邸では、魔物が攻め落として邸を占拠をしている。しかも魔物達は財宝には一切眼もくれず…手に入れられた者達は、その財宝を好きにしても良いという話だ!】
新聞は、何も平民や貴族だけが読むものではない。
中には、情報を得る為に…盗賊等も目にしている事がある。
そして盗賊達は、手に入れた情報をいち早く者にする為に、その場所に赴こうと考える訳なのだが…?
ついでに村の物も奪おうと考える。
…が、それには前もって華奈や賢斗に結界を張って拒む様にしている。
一般の悪意の無い人に関しては、自由に出入りが出来るが…悪意のある者達は、一切の侵入ができない様になっている。
それ以外にも、戦闘種族のエルヴ族であるガイウスや、高ランク冒険者として名を馳せた紅蓮の剛壁のクリスが徘徊をしていれば、見掛けるだけで盗賊達は逃亡するだろう。
「さてと、後は…財宝泥棒達よ、上手く掻き乱してくれよ。」
クライシスの無線で、こう言った奴等が侯爵邸に向かったという話を傍受した。
それは盗賊団や下級貴族や落魄れた貴族が、こぞって向かったという話だった。
だけど、やっぱり……盗みに入った者達は、誰も帰って来る事は無かったという話だが…?
侯爵邸の改造を施しているリッチ達の邪魔をして、かなり苛立っているという話を聞いたのだった。
「もっと、送り込んで…リッチの邪魔をさせたいなぁ。」
僕は次に、冒険者ギルドに乗り込んで策を実行させようと考えた。
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こういった感想が聞きたかった.°(ಗдಗ。)°.
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