幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。

アノマロカリス

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第一章

第十八話 ライムスが…⁉︎(謎の変化が?)

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 その日………何故かライムスが鳴き声を上げた。
 「キュッキュ…」や「キュキュー」と鳴く事が出来たのだった…が?
 何故に鳴く事が出来る事が謎だった。
 だって、声帯らしきものが全く無いんだよ⁉︎
 それで…何故に鳴けるのかが不思議だった。

 「ライムス……何故君は、鳴ける様になったんだい?」
 「キュ~? キュ~~~キュキュキュ~~~」

 キュ~やキュキュ~では、何を話したいのかが全く分からん。
 今迄は、全く言葉を離さなかったから…一歩前進なのだろうか?
 そして、ライムスを観察していると、こんな事が分かった。
 ライムスはそれなりの理解力はある。
 ちなみに、ライムスにこんな指示をしてみた。
 肯定なら「キュ~」、否定なら「キュキュ~」で答えてくれと。
 すると、ライムスは見事に答えることができたのだった。

 「これで、後は表情を見ながら……」

 ライムスには、表有情というものが無い。
 そもそも…目が何処にあるのかが分からないからだ。
 だが、呼ぶと身体の向きを変えて反応をしてくれる。
 なので、その面に顔があると思った方が良いわけなのだが…?

 「顔は無くてもいいから、せめて…目だけはなんとかしてほしいな…」

 僕はライムスを持ち上げながらそう祈ってみると、顔がある面にスイカのタネの様な物が2つ浮き上がって来たのだった。
 そして、それを目で追ったりしていると…それがあくまでも視線を思わせる様な動きをしていて、目で見て感情がわかる様になったのだった。
 …が、何故にこんな事が起きたのかが分からなかった。
 確かに僕は、ライムスと意思疎通をしたいとは思っていた。
 だが、ちゃんと器官が揃っている動物種ならともかく、無機物のスライムに会話が出来るとは思っていなかった。
 そんな事が出来るのは、ラノベの中の世界で…意思疎通をスムーズにする為のの編集側の設定だと思っていたからだった。

 「ライムス…喋る事はできるかい?」

 僕は試しに、ライムスに面等向かって聞いてみた。
 ………が、「キュキュ~キュキュ~」と言うだけで、全く言葉を喋る素振りは見せなかった。
 まぁ…「キュ~」と鳴けた事こそ奇跡だったんだから、それ以上を望むのは無理か。

 …そう、これがアルテナがダンに与えた【幻想魔法】というスキルだった。
 この【幻想魔法】というスキルは、対象者に触れて願う事で叶うスキルであって…視線を合わせるだけで叶うというスキルでは無かった。
 なので当然、面等に向かって「喋る事は出来るか?」と尋ねても、ライムスは話す事は出来なかった。
 持ち上げて願えば、喋る事は出来たかもしれないのに。

 それからダンの周りが劇的に変化し始めた。
 …が、ダンはそれが【幻想魔法】というスキルのおかげと気付く事はなかった。
 それに本格的に気付く事になるのは…?
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