異銀河クロニクル

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ヒーローズ大会への参戦

最初の三時間

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ここはギガポリス西エリア。
ついに彼らとの戦いの幕が切られようとしている。
「いよいよね…アルファケイン…?だっけ?」

レベッカは長袖の上着にジーンズという全体的に動きやすい服装をしている。このような大会には妥当な服装だが、アルファケインは、そうではない。Tシャツに短パンという動きにくい要素が否めなかった。ほかのヒーローたちは、生体スーツという宇宙空間でも動き回れるような服を装着しており、その効力がどれほどのものなのかもわからなかった。

「レベッカさん。知りたいことがあるんですけど、この7人の中ではだれが一番厄介ですか?」

「え?私たちの中で?誰が一番強いかってことを聞きたいのか?」
「そうだ」

レベッカはやや沈黙した。そして口を開いた。

「ニニーね」
「あの、金髪の?」
ニニーとは、ニニー・オッフェンバックのことを指していた。「なら、俺は最初に彼女と戦おう」
「それは無駄だと思うよ」
レベッカは言った。「最初はあの子を相手にしてもあなたが勝てるとは思わないわ」

一方で、アレンは一つの疑問にぶち当たっていた。
「ベゾス…さっきは悪かった…」
「別にいいよ。そっちはどうなんだ?どうやら怪しげな大会にエントリーしたらしいじゃないか?」
「これは、資金繰りだ。それでこの大会について、思うことがある」

「何だ?」

「この大会の参戦者だよ。どいつもこいつも強いやつばっかりだった。そして、そいつらしかいないんだ」
「そいつら?」

「だから、ヒーローズっていう、宇宙の強い連中がE16のここに集まってたむろしてはいるが、そいつらしかいないんだ」
「どういうことだ?お前らははめられたのか?」

「分からないが、そういう情報も得ずに参加した…間違った…」
「アホだな。今すぐ棄権しとけよ」

「でも、これに勝てば40万トークンが手に入る」
「短絡的だな…せいぜい頑張れよ、社長」
そういうと、ベゾスは電話を切った。
「あの女…」アレンは唇をかんで怪訝な顔をした。

一方で、試合はスタートした。

「制限時間は6時間、様々な競技で対戦し、勝ちまくれ!」
アナウンスが入ると8人の参加者は大運動場周辺に散り散りになった。
「最初は誰から行こうか…」アルファは、迷いはなかった。

「ニニーだっけ?俺と戦ってくれ」
早速、ニニーの下へ行き参戦を申し込んだ。

「いいわよ。あなた、初参加?この大会って、私たちヒーローしか出ていないんだけど、なんで出ようと思ったの?」
「金のためだ。早く試合やろうぜ」
金髪で青い目をしている彼女はまさしくヒーローという出で立ちだった。紅いパンツを穿き、青いボディスーツに血色のマントを羽織っている。強いかどうかは分からないが、戦闘する力はありそうであった。

種目は徒競走だった。100メートル走り早かったほうの勝ちだ。これを何回もやる。
「スタート!」
号砲がなったとたん、彼らは一斉に走り始めた。
「いくぜ、スーパーヒーローさんよ!世界にはお前より早いやつがいることを自覚しろ!」
挑発的なアルファに対していたって冷静なニニーは、明らかに彼よりも速かった。

すでに5回終わったが、すべてニニーの勝利だった。
「うそだろ…」ケインはすっかり、息が上がっていた。

「100メートル7秒台なんて…あり得ない」
ニニーはたいしたことなさそうに準備運動をしていた。

「スタート準備!スタート!」
6本目のリレーが始まった。

最終的に、アルファケインは負けた。
「強い」
「言ったでしょう。私には勝てない」ニニーは自信に満ちた顔でアルファに言い聞かせた。アルファはなぜこの大会に参加したのか、分からなくなりそうだった。

「クソ…もっと弱いやつとやるしかない…」
作戦を変更して弱者を標的にしようとした。しかし、残念ながら敵は全員エキスパートしかいない。

「おい!そこの男!俺と戦え!」
次に標的にしたのはファーブルという男だった。

「よかろう。貴様、先ほどニニーに負けていたな。それじゃ俺にはかなわん」
「いいさ、やろう」
そういって、二人が戦ったのは麻雀だった。
なんだかんだ1時間くらい麻雀をやった。これで負けたら、とは思えない。だってこれはボードゲームだからだ。そういって忍者の様ないでたちのファーブルと長きにわたり対峙したが、最終的に得点的に負けた。

「最後に…逆転されるとは」
麻雀のルールは熟知していただけに悔しがった。

「くそ…もうこれ以上は引き下がれない。レベッカと対峙してやろう」
次なる標的にしたのは最初にしゃべったレベッカだった。しかし先の情報にて、彼女はニニーに勝利したらしい。
「ニニーに勝ったのか?あいつが?」
衝撃的なニュースだった。
「おいレベッカ!おれと戦え!」

レベッカは偶然にも暇だったようで、アルファとの決闘を快諾した。
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