偽物の僕。

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5 パニック

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ガチャ ただいま

今日、お父さんは居ない
今日は聞かなくて良いのかあの怒鳴り声もあの気持ちの悪い声も

“お父さん“という存在は僕にとって恐怖でしかなくて、できることなら消えてほしい。
とさえ思ってしまう。



そんな自分が嫌いで一刻も早くと自室へ行く

ベットに入って市販の効きもしない睡眠導入剤を飲んで、無理やり目を閉じる。







おかぁさーん!みてみてキリンさんだよ~!

あら大きいわね!ふふっ

おとうさーんみて!むしみつけた!

おぉ!ゆうきすごいな!

えへへ

ねぇおかあさん、おとうさん、また動物園
いける~?

ええ、行けるわよ
ああまた行こうな!

うん!





ん?あれ夢、、

あぁまた見てたのかあの時の夢を、、


結局“また”は無かったな、

もうやめよあの時のことを考えるの




プルルルルルルル

ん?なんだろう
奏多だ、、、


「もしもし」

《おーもしもし》
《ごめん今大丈夫だったか?》

「うん別に大丈夫」

《そうか、いや、何してるのかな~と思ってさ》

「あぁ、寝てた」

《そっだったの!?》
《ごめん!起こしちゃったか?》

「ううん今ちょうど起きたとこだったから。」

《良かった》



《結局何だったんだろうな~》
《優希が倒れたの》

「そうだね、先生には自律神経系とか言われたけど、」

《あーなるほどな》

「うん心配かけてごめんね」

《いや別にいいよそんな事は》
《それより今はもうなんともないんだろ?》
《俺はそっちの方が心配なんだけど?》

「うん奏多のお陰で今はもうなんともない」

《そっかぁ~!良かった!!》


「ごめんね奏多。」
「こんな友達嫌だろ、めんどくさいだろ、
友達に迷惑しかかけない僕なんて死んじゃえばいいのに、、」

《おい》
「かな た、、 本当 ごめんっっ」

《優希!優希!》
《おい!聴けって!》
「グスッッ 本当こんな僕でごめんね」

《優希!》
「か、かなた?も、もういいよ?もう僕に付き合わなくていい よ、、」

「僕は迷惑しかかけないし、一緒にいても、きっと嫌になるだけだから、、」

「奏多は優しいから僕がもう少し付き合ってって言ったら僕の話きいてくれたり、付き合ってくれるよね、でも、、、、もういいよ
いっぱい頑張らさせっちゃって、迷惑掛けてごめんね。かな た、、」

《ゆうっ
プツッ











あ、あ、僕何して、、、、、
電話きった、かなたがかけてくれた電話を切った、、?
う、うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

だから僕には誰もいない。
本当に僕は最低でどうしようもなくて馬鹿だ

何故生きてる?
お前みたいな人間さっさと死ね!消えろ!
お前みたいな生まれてきた意味もないような
ゴミみたいな人間消えろ



もう死んでしまおう
奏多に嫌われたら見放されたら生きてる意味は無いから。




“バタンッ”



僕はその後身体が動かないまま、気絶した。

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