6 / 39
6 話したいこと。
しおりを挟む
うぅ、、あの後僕はどうしたんだろう?
ほとんど覚えてない
えっと、、、きのう奏多が、僕に電話してくれて、奏多と喋った、、?
僕は何を喋った?
変なこと言った?
奏多に迷惑かけた?
どうしようどうしよう奏多怒ってるかな
せっかく奏多が僕にかけてくれたのに、、
あ、昨日奏多と話してだんだん不安になって僕奏多の話も聞かないでいっぱい喋ってた
はははは、、、本当に僕はどうしようも無いな
血、、昨日もまたしたのか、、薬も、、
ODした、
ことごとく自分が嫌いだ
昨日僕が何を言ってしまったのか詳しくは、覚えてないけどきっと奏多に迷惑かけたんだろうな。
もう死んでしまいたい。
そう思ってベットの隅にあった刃物で
皮膚を切った。
リスカとかで死ねないのは知っている
でも死にたくて生きていたく無くて、、、
だけどもう一度奏多と会いたくて、会ったらちゃんと謝りたくて僕の頭の中は奏多に会いたいと、死にたく無いけど生きていたくも無いで葛藤していた。
そんなことを思っていたら、気付いた時には
腕から脚まで血だらけだった。
「あ、やってしまった。」
「どうしよう、血拭かなきゃその前に消毒」
「もういいや」
僕にとっては僕から流れている血なんて別に大したことじゃ無いし、今日はいつもより少し、少しやりすぎてしまっただけ。
大丈夫。
「起きよう。」
僕は起きて、
脚と腕をそこらへんにあった布を巻いて
血で汚れすぎたシーツを洗濯した。
それから昨日のことを謝りたくて奏多に電話して、、
「出るかな」
〈プルルルルッ〉
《優希?》
「奏多」
「ごめん朝早くに」
《それは良いけど、どうした》
「奏多、ごめんなさい昨日」
「僕怖くなって奏多にまた迷惑かけて、、、、」
《あーそれか、》
《優希、俺別に怒ってないよ》
《そんなことよりありがとう》
「ん?」
「なんで」
《いや、だって優希から電話、、》
《少しは頼ろうって思ってくれたんだろ。》
《俺はそれが嬉しい。》
「奏多はいいの?」
「奏多の友達がこんな奴で、」
《は?》
《よく無いわけないだろ》
《なぁ、優希の家ってどこだっけ?》
「えっっ?」
《いや俺昨日から心配で》
《家行こうと思って渡したいものもあるし》
《もし迷惑じゃないなら》
(え?奏多が来る?家に?)
(どうしよう、シーツは片付けたけど色々汚い。)
(無理だ。こんな状況で会いたくない、、)
(でも奏多がわざわざ僕に会いに来てくれるから、)
「.....」
《ごめん!急すぎるよな》
《大丈夫だ!》
「いいよ」
《え?》
「奏多いいよ。大丈夫。」
「奏多がいいなら。」
《本当か!》
「うん」
「僕の家の住所○条○○丁目○ー3だから」
「アパートで古いからわかると思う」
1○2号室だから、、」
《分かった!》
《急いでいくな!》
「うん。気をつけてね」
「わざわざありがとう。」
〈プツッ〉
どうしよう言ってしまった、、、、
えっと僕の部屋はものもないから別にいいけど、居間がやばい
片付けしたいけど間に合うか?
急いで来るって言ってたし
とりあえずお父さんが散らかしたお酒のゴミを袋に入れて、お弁当のパックも、
あ、服。
ハーフパンツのままだった。
そして上の服も、もれなく血まみれだった。
とりあえず居間は良いとして、服を着替えよう。
なるべく露出を無くして、季節外れだけど、
生地が厚くて透けにくいパーカーを着て、
ボトムスを履いた。
歩くたびに傷が痛んでここまでに結構時間がかかってしまった。もう来る頃だろうか?
僕はどきどきそわそわしながら奏多が来るのを待った。
〈ピーポーン
あれからしばらくも経たないうちに奏多が来た。
「はい」
〈優希~
〈ガチャ
「お邪魔します」
「ごめんねこんな汚いとこだけど」
「いや綺麗じゃん?」
「俺の部屋より全然!」
「そ、そうかな?」
「うん!」
「と、とりあえず僕の部屋、」
「おう!」
「ベッドの上座ってて?」
「おー優希の部屋綺麗だな!」
「かなた?」
「ん?」
「いや、奏多渡したいものって、」
(体の傷がバレるのが怖くて急かしてしまった、、)
「あ、あぁー」
「それは、、、」
「渡したいものっていうか、言いたいことって言うか、、、」
「ん?」
「あーだから、その、、」
「優希!」
「俺、優希が好きだ!」
(ん?え?、、、、どういうこと?)
「ゆう き?」
「え!あ、あぁ」
「えっとー」
「奏多、それは恋愛対象として?」
「うん、そうなんだ」
「分かってた。やっぱり変だよなこんな事」
「男同士だしな!」
「ごめん忘れてくれ」
「....奏多、本当にいいの?」
「ぼ、僕も好きだ。」
「奏多のこと」
「えっ!ほ、本当に?!」
「優希本当に?!」
「うん」
「僕、怖くて言えなかった。」
「奏多に嫌われたらって思って」
「優希、嬉しい。」
「..僕も嬉しい奏多。」
「優希、、?」
「..それ、、、」
「え、?」
(やってしまった、、暑くなってつい袖を捲ってしまった。)
「優希?どうしたんだよそれ」
「......」
「優希!誰かにやられたのか?」
「これは、、その、、」
「じ、自分でやった、、」
「は?嘘だろ、」
「なんで自分にやるんだよ?!」
「おかしいだろ」
「誰にやられた?」
「こ、これは本当に自分でやった」
「優希、、なんで、」
「なんでだよ、なんでそんなになるまで俺のこと頼らなかったんだよ?!」
「...」
「なぁ優希?優希は何をそんなに我慢してるんだ?」
「ゆうき教えてくれ、」
「優希がそこまで辛い原因を、」
「ごめんなさい」
「優希?」
「ごめんなさい」
「僕消えたかった。」
「奏多に嫌われたと思った」
「なんだよ、、それ」
「最近ずっと寝れなくて頭の中はぐるぐるして、リスカして薬飲んで無理やり寝て、」
「なんでかわかんない辛いのとか、苦しいのとか、全部嫌で」
「自分のことも今まで以上に嫌で嫌いで仕方なくて、、」
「ごめんなさい。」
「奏多はこんなに優しいのに、頼って良いって言ってくれてるのに、」
「ごめっっ「優希わかった怒ってないよ」
「ほんと、、?」
「うん本当。」
「話してくれてありがとう」
「優希、ゆうきは一人じゃないよ。」
「少なくとも俺がいる」
「優希好きだ。」
「かなた、、ありがとう」
「好き。奏多」
ほとんど覚えてない
えっと、、、きのう奏多が、僕に電話してくれて、奏多と喋った、、?
僕は何を喋った?
変なこと言った?
奏多に迷惑かけた?
どうしようどうしよう奏多怒ってるかな
せっかく奏多が僕にかけてくれたのに、、
あ、昨日奏多と話してだんだん不安になって僕奏多の話も聞かないでいっぱい喋ってた
はははは、、、本当に僕はどうしようも無いな
血、、昨日もまたしたのか、、薬も、、
ODした、
ことごとく自分が嫌いだ
昨日僕が何を言ってしまったのか詳しくは、覚えてないけどきっと奏多に迷惑かけたんだろうな。
もう死んでしまいたい。
そう思ってベットの隅にあった刃物で
皮膚を切った。
リスカとかで死ねないのは知っている
でも死にたくて生きていたく無くて、、、
だけどもう一度奏多と会いたくて、会ったらちゃんと謝りたくて僕の頭の中は奏多に会いたいと、死にたく無いけど生きていたくも無いで葛藤していた。
そんなことを思っていたら、気付いた時には
腕から脚まで血だらけだった。
「あ、やってしまった。」
「どうしよう、血拭かなきゃその前に消毒」
「もういいや」
僕にとっては僕から流れている血なんて別に大したことじゃ無いし、今日はいつもより少し、少しやりすぎてしまっただけ。
大丈夫。
「起きよう。」
僕は起きて、
脚と腕をそこらへんにあった布を巻いて
血で汚れすぎたシーツを洗濯した。
それから昨日のことを謝りたくて奏多に電話して、、
「出るかな」
〈プルルルルッ〉
《優希?》
「奏多」
「ごめん朝早くに」
《それは良いけど、どうした》
「奏多、ごめんなさい昨日」
「僕怖くなって奏多にまた迷惑かけて、、、、」
《あーそれか、》
《優希、俺別に怒ってないよ》
《そんなことよりありがとう》
「ん?」
「なんで」
《いや、だって優希から電話、、》
《少しは頼ろうって思ってくれたんだろ。》
《俺はそれが嬉しい。》
「奏多はいいの?」
「奏多の友達がこんな奴で、」
《は?》
《よく無いわけないだろ》
《なぁ、優希の家ってどこだっけ?》
「えっっ?」
《いや俺昨日から心配で》
《家行こうと思って渡したいものもあるし》
《もし迷惑じゃないなら》
(え?奏多が来る?家に?)
(どうしよう、シーツは片付けたけど色々汚い。)
(無理だ。こんな状況で会いたくない、、)
(でも奏多がわざわざ僕に会いに来てくれるから、)
「.....」
《ごめん!急すぎるよな》
《大丈夫だ!》
「いいよ」
《え?》
「奏多いいよ。大丈夫。」
「奏多がいいなら。」
《本当か!》
「うん」
「僕の家の住所○条○○丁目○ー3だから」
「アパートで古いからわかると思う」
1○2号室だから、、」
《分かった!》
《急いでいくな!》
「うん。気をつけてね」
「わざわざありがとう。」
〈プツッ〉
どうしよう言ってしまった、、、、
えっと僕の部屋はものもないから別にいいけど、居間がやばい
片付けしたいけど間に合うか?
急いで来るって言ってたし
とりあえずお父さんが散らかしたお酒のゴミを袋に入れて、お弁当のパックも、
あ、服。
ハーフパンツのままだった。
そして上の服も、もれなく血まみれだった。
とりあえず居間は良いとして、服を着替えよう。
なるべく露出を無くして、季節外れだけど、
生地が厚くて透けにくいパーカーを着て、
ボトムスを履いた。
歩くたびに傷が痛んでここまでに結構時間がかかってしまった。もう来る頃だろうか?
僕はどきどきそわそわしながら奏多が来るのを待った。
〈ピーポーン
あれからしばらくも経たないうちに奏多が来た。
「はい」
〈優希~
〈ガチャ
「お邪魔します」
「ごめんねこんな汚いとこだけど」
「いや綺麗じゃん?」
「俺の部屋より全然!」
「そ、そうかな?」
「うん!」
「と、とりあえず僕の部屋、」
「おう!」
「ベッドの上座ってて?」
「おー優希の部屋綺麗だな!」
「かなた?」
「ん?」
「いや、奏多渡したいものって、」
(体の傷がバレるのが怖くて急かしてしまった、、)
「あ、あぁー」
「それは、、、」
「渡したいものっていうか、言いたいことって言うか、、、」
「ん?」
「あーだから、その、、」
「優希!」
「俺、優希が好きだ!」
(ん?え?、、、、どういうこと?)
「ゆう き?」
「え!あ、あぁ」
「えっとー」
「奏多、それは恋愛対象として?」
「うん、そうなんだ」
「分かってた。やっぱり変だよなこんな事」
「男同士だしな!」
「ごめん忘れてくれ」
「....奏多、本当にいいの?」
「ぼ、僕も好きだ。」
「奏多のこと」
「えっ!ほ、本当に?!」
「優希本当に?!」
「うん」
「僕、怖くて言えなかった。」
「奏多に嫌われたらって思って」
「優希、嬉しい。」
「..僕も嬉しい奏多。」
「優希、、?」
「..それ、、、」
「え、?」
(やってしまった、、暑くなってつい袖を捲ってしまった。)
「優希?どうしたんだよそれ」
「......」
「優希!誰かにやられたのか?」
「これは、、その、、」
「じ、自分でやった、、」
「は?嘘だろ、」
「なんで自分にやるんだよ?!」
「おかしいだろ」
「誰にやられた?」
「こ、これは本当に自分でやった」
「優希、、なんで、」
「なんでだよ、なんでそんなになるまで俺のこと頼らなかったんだよ?!」
「...」
「なぁ優希?優希は何をそんなに我慢してるんだ?」
「ゆうき教えてくれ、」
「優希がそこまで辛い原因を、」
「ごめんなさい」
「優希?」
「ごめんなさい」
「僕消えたかった。」
「奏多に嫌われたと思った」
「なんだよ、、それ」
「最近ずっと寝れなくて頭の中はぐるぐるして、リスカして薬飲んで無理やり寝て、」
「なんでかわかんない辛いのとか、苦しいのとか、全部嫌で」
「自分のことも今まで以上に嫌で嫌いで仕方なくて、、」
「ごめんなさい。」
「奏多はこんなに優しいのに、頼って良いって言ってくれてるのに、」
「ごめっっ「優希わかった怒ってないよ」
「ほんと、、?」
「うん本当。」
「話してくれてありがとう」
「優希、ゆうきは一人じゃないよ。」
「少なくとも俺がいる」
「優希好きだ。」
「かなた、、ありがとう」
「好き。奏多」
20
あなたにおすすめの小説
ふたなり治験棟
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる