偽物の僕。

文字の大きさ
14 / 39

14 逃げた先にあるもの

しおりを挟む
はぁはぁはぁはぁ、、、
此処は、、?


〈ガヤガヤ

ん、、?
人がいっぱい居る、、

また警察の人に見つからないようにどこかに隠れよう、

僕は人のいない路地裏へ向かった。


はぁー、、
死ぬかと思った、、、
これからどうしよう
もう嫌だな

なぜか涙が止まらなかった

なんで、、、生きてるのかわかんない、、、

僕の頭の中は(辛い)(消えたい)(死にたい)だけだった。

もう死のう。
どうせ家に帰っても殺される
なら自分の人生の最後ぐらい自分で終わりたい。

でも頭の片隅には
「また来年もかなたと一緒にいたかったなぁ、、」
「かなた、僕が死んだって聞いたら驚くかな、」
「かなたに会いたいな、」

なんて思いがあった



ふぅ
もう行こう。
自分でも笑えてくるこんな人生今日で全部終わりなんだ

どうせ僕という人間一人死んだって世の中は何も変わらない。

全て無かったことにされる。

一時話題の記事になったとて一週間経って仕まえばその記事を覚えてる人なんて一人もいないだろう。

頭では分かっているのになぜか涙は止まらなくて、苦しくなって死にたいはずなのに
“死にたくない”という思いが強くなっていた。

僕はどうしようもないぐらいに今の自分が、嫌になって苦しくなって倒れてしまいそうだった

うっっ、、、
もうい や、、

僕は頭を抱えてその場にしゃがみ込んでしまった。



もう、何も聞きたくない

もう、何も見なくない

もう、誰の迷惑にもなりたくない




でもやっぱり死にたくない、、、

助けて、、、、













しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ふたなり治験棟

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 1000 Thank_You!!

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

処理中です...