第3回ファンタジー小説大賞終了

第3回ファンタジー小説大賞

選考概要

編集部内で一次選考において大賞候補作としたのは「これがわたしの旦那さま」「アイリスの剣」「蔦王」「愛してると言いなさい」「対オジサマ攻略法!<闇の王と黄金の魔女>」「ベルベット・ムーン」「太陽と月の果て」「伯爵家の秘密」「神は祟る」「海賊紳士同盟」「デアドルクの龍帝」「月と太陽の螺旋」「ようこそ、麒麟亭へ」の13作品。その後の選考においては編集部内の意見も分かれたが、議論を重ねた末、最終的に大賞に選出されたのは「神は祟る」。神々と人間とが濃密に関わり合う古代を舞台にした作品で、設定・ストーリーとも面白く、何より世界観が非常に魅力的な作品として総合的に高く評価された。まだ出版までには課題が残るが、検討していきたいと考える作品であった。そのほかの作品では「デアドルクの龍帝」は文章表現、ストーリー展開とも参加作品のなかでも秀逸であったが、主人公を筆頭にキャラクターの魅力づけがやや物足りないのが残念だった。「伯爵家の秘密」は冒頭の西洋ファンタジー世界の描写が素晴らしく、物語もよくまとまっており読みやすく面白かったが、読者層が見えにくく、例えばYAから大人対象とするには行儀がよすぎる嫌いがあった。また読者賞を獲得した「これがわたしの旦那さま」ならびに「アイリスの剣」「蔦王」の3作は読者の支持が非常に高く、またそれにふさわしい、それぞれがそれぞれに魅力のある、読みやすく面白い作品であり、いずれも出版を検討したいと考えるものであった。

応募総数438作品 開催期間2010年09月01日〜末日

編集部より

神々が跋扈する古代、という独特の世界の中で、神の祟りを受け、人々に追われながらも、神に対しても、人間に対しても真摯に向き合っている主人公が大変魅力的な作品でした。旅の同行者、神々、村人など主人公の周囲のキャラクターも、それぞれの性格・個性が巧みに描写されており、ストーリー・世界観をもり立てていると思います。出版にはまだ課題がありますが、今後著者と相談していこうと思います。

これがわたしの旦那さま

いちお

編集部より

ポイント最上位作品として、“読者賞”に決定いたしました。「国王の愛妾」という少しドキッとするような設定でありながら、魅力的なキャラクターたちが心を通わせていく様子はとても暖かく、読んでいて気持ちのよいものでした。またヒロインの飾らない性格も非常に好感がもて、読者を惹きつけるポイントだと思います。今後、アルファポリスで出版化の道を探っていければと考えています。

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