第12回恋愛小説大賞終了

第12回恋愛小説大賞

選考概要

編集部内で最終的に大賞候補作としたのは「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」「元獣医の令嬢は婚約破棄されましたが、もふもふたちに大人気です!」「下級巫女、行き遅れたら能力上がって聖女並みになりました」「【R18】異世界でうさぎになって、狼に食べられました」「処刑エンドからだけど何とか楽しんでやるー!」「悪役令嬢の役割は終えました」「別人メイクですれ違い~食堂の白井さんとこじらせ御曹司~」「【R18】孤独な令嬢は狼の番になり溺愛される」「うちの会社の御曹司が、私の許婚だったみたいです」「逃げて、追われて、捕まって(連載版)」「婚約破棄された転生令嬢はレベルアップする」「身代わり花嫁は俺様御曹司の抱き枕」「ずっと、ずっと我慢してたんだ。」「絶対に好きにならないと決めたのに。」「Lovers/Losers」「俺のものになりなさい」「君が目覚めるその時に」の17作品。その後の検討の結果、選考員の評価が最も高かった「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」を大賞と読者賞のダブル授賞として選出し、「うちの会社の御曹司が、私の許婚だったみたいです」をエタニティ賞、「別人メイクですれ違い~食堂の白井さんとこじらせ御曹司~」を愛だの恋だの仕事だの賞に選出することとした。また、残念ながら、青春恋愛賞にふさわしい作品はなしとし、その他、最終選考に残ったものの、惜しくも授賞に至らなかった作品を奨励賞とした。

「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」は、読みやすく軽快な文体で一気に物語に引き込まれる作品。主人公、脇役ともにキャラが立っていて、読んでいて思わず応援したくなる魅力があった。テンポよく進むストーリーやユーモアたっぷりな表現などが評価され、読者からの支持が高いことにも頷ける内容だった。

「うちの会社の御曹司が、私の許婚だったみたいです」は、ひょんなことから勤務先の社長と同棲することになってしまった地味OLの恋物語。エタニティブックスのレーベルにふさわしい王道なストーリー展開とエンタメ性が高く評価された。

「別人メイクですれ違い~食堂の白井さんとこじらせ御曹司~」は、仕事の奮闘ぶりと恋愛ストーリーをうまく組み合わせた作品。ヒロインとヒーロー、二人の勘違いや擦れ違いなども臨場感を持って楽しめると評価された。

また、授賞には至らなかったが、その他の作品も各々に異なる魅力があった。

「下級巫女、行き遅れたら能力上がって聖女並みになりました」は、結婚適齢期を過ぎた巫女が聖女候補となるファンタジー。読者が好む要素が多く詰め込まれており、主人公の健気な姿が魅力的に描かれていた。飽きさせない展開が続き、今後のストーリーが楽しみに感じられた。

「悪役令嬢の役割は終えました」は、主人公がヒロインとヒーローを無事結び付け、悪役令嬢の役割を果たしたところから始まる物語。設定がうまくストーリーに生かされ、主人公が無自覚ながらも味方を増やしていく姿に好感が持てた。

またここであげた候補作のほかに、出版の可能性を感じる作品もいくつかあり、編集部で検討し、個別にオファーや打診をしていきたいと思う。


応募総数1593作品 開催期間2019年02月01日〜末日

編集部より

勢いのある文体でストーリーがテンポよく進み、ページをめくるたびにワクワクする作品でした。思わずクスリと笑ってしまう場面も多く、一つひとつの言葉選びにもセンスが感じられます。ヒロインやヒーローはもちろん、彼らを取り巻くキャラクターたちも魅力たっぷりに描かれ、最後まで飽きることなく楽しく読ませていただきました。人気・実力ともに頭一つ抜けていて、読者賞とのダブル授賞にふさわしいと判断しました。


編集部より

控え目だけれど芯のある莉乃亜は好感が持て、応援したくなるキャラクターでした。また、主人公に対しては俺さまで不器用な樹が、少しずつヒロインに心を許していく展開にときめく読者も多いのではないでしょうか。二人の距離が徐々に近づいていく様子が丁寧に描かれていると感じます。

なし


編集部より

名古屋の食事情をめぐる白井さんと学生たちのやりとりは微笑ましく、また、黒崎さんとのライバル関係やお互いのすれ違いぶりがユーモラスにいきいきと表現されています。メイクをした白井さんと菜々さんたちの交流シーンや会話の軽妙さ、食事場面の描写も丁寧で読後感もよく、心温まる作品でした。

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