第12回絵本・児童書大賞終了

第12回絵本・児童書大賞

選考概要

応募数が過去最高となる680作にのぼった、第12回絵本・児童書大賞。大賞候補作となったのは、「闇の王と森の王」「おやすみ おやすみ」「きみはきれいだ」「オーロラハンターズ」「はらへりオオカミのクロとシロ」「ねむいや」「だんごむし コーロコロ」「コチラ、たましい案内所!」「ハナのあなほじるマン」「さかなパパ」「せかいのはてまでつづくひも」「ゴーゴー ドライブ」「おおかみとこぶた」「みんなの楽しい3分間」「そんなのいるわけないよ!」「ごくあく3きょうだい」「しろたびとてぶくろ」「オークのおいしいおちゃのおみせ」「りっぱくん」の19作。
最終選考の結果、賞金50万円とした大賞に見合う作品がなかったため、他の賞で賞金を分け合う形とした。まず最も選考員から好評だったのは「ゴーゴー ドライブ」。アイデア賞に推す声が非常に多く、また評価も一番高かったことから優秀賞とのダブル授賞とした。続いて評価が2番目に高かった「だんごむし コーロコロ」、最終候補に2作選ばれ総合的にも支持を得た作者の「せかいのはてまでつづくひも」を同じく優秀賞に選出。寝かしつけ絵本賞は、甲乙つけがたかった「おやすみ おやすみ」「ねむいや」の2作に授与することとし、その他、最終選考に残ったものの惜しくも受賞に至らなかった作品を奨励賞とした。

「ゴーゴー ドライブ」は、ドライブの風景が臨場感たっぷりに描かれた意欲作。ページをめくっていくとトンネル、空、海、宇宙などのさまざまな景色が広がり、運転手になった気分で楽しめる。手前に固定されたハンドルのイラストとテキストのない構成も疾走感を演出しており、アイデアが高く評価された。

「だんごむし コーロコロ」は、子供たちの人気者であるだんごむしをビビットな色彩で描いた作品。シンプルな構成で、コロコロと転がっていくだんごむしの表情も愛らしく、親子で楽しめる内容だった。

「せかいのはてまでつづくひも」は、一匹のネコが不思議なひもをたどりながら世界をめぐるお話。関西弁を話すネコのキャラクターが味わい深く、独特なタッチの絵柄も作品の世界観にマッチしていた。

「おやすみ おやすみ」は、可愛らしい子ネコたちの『ねんねの時間』を描いた絵本。子ネコのキャラクターに合わせて描かれた小物を見ているだけでも楽しく、またリズムカルなテキストも心地よかった。

「ねむいや」は、眠れない子供たちを様々な方法で眠くしてあげる、バクの物語。やわらかなタッチの絵柄は親しみやすく、また絵本を縦にする演出なども、ちょっとした遊びがあり工夫が感じられた。

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応募総数680作品 開催期間2019年12月01日〜末日

なし


編集部より

優しい心を持つ雪男が、少女のぬくもりに触れたことで身体が溶けてしまうというストーリーが切なく、胸に沁みました。町で寒い季節が続くのは、雪男ではなく、人々の心の在り様が原因だったのではないか……と考えさせられる、素敵な作品だと思います。


編集部より

本当にドライブをしているかのように思える画面作りが、とてもユニークで魅力的でした。またありえない場所にどんどん進んでいく展開にドキドキし、次はいったいどこへ行くのか、最後はどこにたどりつくのかと、ページをめくるのが楽しくなる絵本でした。


編集部より

日常生活で身近なだんごむしを題材として様々なところを冒険する物語がかわいらしく、子供たちの興味を惹きつけると思います。コーロコロという擬音やメリハリのある印象的な構図が用いられ、読み聞かせの絵本としても親子一緒に楽しめると感じました。


編集部より

「このひもは、いったいどこにつながっているんだろう?」と、子供の想像力をかきたてる、わくわくするお話でした。また、とぼけた猫のキャラクターをはじめ、オリジナリティのある絵・色彩も魅力的です。贈り物にしたくなるような素敵な作品でした。


編集部より

さまざまな子ネコたちの「おやすみ」の風景が、今どきのポップなタッチで描かれた、魅力的な作品でした。リズミカルなテキストや繰り返しの構成がとても心地よいため、子供にも読み聞かせがしやすく、寝かしつけにぴったりではないかと思います。

ねむいや

26位 / 680件

編集部より

眠りという絵本でよく取り上げられるテーマが、親しみやすい絵柄で上手に表現されている作品でした。バクがいろいろな「ねむい」を売るという設定や、途中で絵本を動かすというアイデアなど、子どもが喜びそうな要素が詰まっているのも魅力的です。

※受賞作については大賞ランキングの最終順位を追記しております。

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