私と離婚してください。

koyumi

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離婚しませんか？

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「離婚しませんか？」

誕生日の朝、第一声がそれだった。

仕方がない。

私には、それが何よりの願いごと。

紙切れ一枚。

されど、人生を写すアルバムがあれば、彼との結婚は分厚い約半分を占めるようになる。
彼との結婚までのページも、ほとんど彼が写っているのに。

全くもって本意じゃない。

だから、

「私の人生を災難にしないで下さい。幸せになりたいんです。離婚、お願いいたします。」

朝食が並ぶはずのダイニングテーブルに
『離婚届』1枚。
もしもの時の為にバッグの中や、クローゼットの引き出しの中にも予備が何枚かある。全て押印済みだ。

昨夜もどこぞの女と乳繰り合っていた、今日までの夫、冨樫諭くんよ。
素早い決断、期待してます！

「離婚なんてするわけないだろ。」

はぁ～～～～～～～！！！

応援ありがとうございます！

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