17 / 465
序章 突然異世界トリップ迷惑編
15.帝都クレイドル②
しおりを挟むむかしむかし 美しい女神がおりました
花を愛し 水に愛された女神は とても強い力を
もっておりました
女神の力 そして彼女自身を手に入れようと
幾たびも幾たびも争いが起き それを嘆いた女神は
自分の力を自分の六つの血の雫に分けて込め 世界へと
飛び散らせたのです
世界に飛び散った女神の血は やがてそれぞれ力を持ち
ました
一つは炎 一つは水 一つは風 一つは土 一つは闇……
そして
最後に生まれた光
光は女神の力と美しさを色濃く受け継ぎ 光だけが持つ
癒しの力を誰もが愛したのです
炎・水・風・土は光を守る為 互いに手を取り
和平を結びました
が 闇だけは違ったのです
闇は光を愛するが故 独占しようとし 再び争いを起こ
しました
繰り返される争いに 女神は再び涙を流し
迷いの末 やむなく光をこの世界から消しました
世界は平和とひきかえに 光と光の癒しを失ったので
す
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
2,191
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる