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お泊まりからの~お出掛けですわ♪(お姉様)
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ギルベルト伯爵家本館の客室。
3人でも余裕で眠れるベッドに、チェリエが奥でミリアが真ん中、そして私の順で入ります。
早速、ミリアと添い寝!が叶いましたわ。
これに関しては、襲撃者に感謝ですわね!
……いえ、襲撃がなくても来る予定でしたわ!
と言うか、襲撃が無ければミリアと2人で寝れた訳ですから、感謝は丸めて握り潰してゴミ箱行きですわね!うふふ!
3人ともうつ伏せになり、聞くのは躊躇われましたけどチェリエに本当に変な事をされなかったか再確認です。
「ミリア様のおかげで何も無かったです。プリシア様も御気遣い有り難う御座います。」
「堅いですわ~」
「うん、お姉様と私しか居ないんだから普通で良いよ~。寝るだけだし~。」
「……プリシア様の方に居た襲撃者はどんな感じだったんですか?やっぱり、会話……変でした?」
チェリエに聞かれて襲撃者を思い出します。
「……普通ですわね?判断は早かったですけど、私1人でも対応出来たんじゃ無いかしら?私より、ミリアの相手はそんなに変でしたの?」
そっちの方が気になります。
「あはは~てっ笑ってるんですけど目が笑ってなくて、何をしても満たされないって言ってましたよ?」
「う~ん、影の中を移動して来たり手の様にして操ってたりで、戦い難かったかな?余裕綽々なのがムカツク~!」
「ムカツク、ムカツク」と良いながら、額を枕にボフンボフンとぶつけて憤るミリア……可愛いですわ。
チェリエがニヤニヤ笑いになり、ミリアに聞きます。
「ミリアが影に捕まって空中に持ち上げられた時、「うひゃあああ」って叫んでたよね?」
ボフンッと枕に顔を沈めて、
「は、恥ずかしい!!言わないでよ~。」
と、今度は枕にグリグリし始めて、耳が赤く染まってます……可愛いですわ。
「……捕まってからどうなりましたの?」
「くふふ、旦那様が「ミリア!!」って叫んで、救い出されたのよね?お姫様抱っこで、格好良かったわよね~?ときめいたりした?」
おお~、やりますわねジークフリード様!
「べべべべべ別に!1人でも何とかしたもの!大丈夫だったんだもの~!」
再びボフンボフンを開始するミリア……更に耳が赤いですわ!
「それよりお姉様ですよ!本当にアレフ様と婚約するの?」
あら……お鉢がこちらに来てしまいましたわ。
「アレフレッド様とですか!?凄いです。プリシア様!」
「そう?まぁ、顔は好みですし知らない男よりはマシかしらね?仕事も安心して押し付けられますし、その分ミリアに会いに来ますわ!!」
「あはは……お姉様らしい、アレフ様頑張~。」
「はぁ~羨ましいです~。」
今度はチェリエが枕に顔を沈めます。
「チェリエは気になる男性は居ないのですか?」
「居ないですね~。侯爵家に居た時も殆ど外に出なかったですし。」
「あっルックが居るじゃない!」
「ルック……とは、誰ですの?」
分からないので聞いときます。
「多分、中庭で戦っていた筈ですよ?18歳だったよね?」
「ああ、もしかして弓使いの方かしら?お相手が居ないなら良いんじゃありません?」
「…………寝ましょう!グゥ~~~!」
「寝たふり禁止!……あふ、」
「ほら!ミリアだって眠いんじゃない!ね、寝ましょう!」
「そうですわね……ミリア、取り敢えずそのルックと言う人に恋人の確認をする所からですわ。」
「む~、分かりましたぁ。あっふ、明日……さっそく……。」
もう、半分程寝てしまってますね……可愛いですわ。
「お休みなさい。ミリア、チェリエ。」
「はい、お休みなさい。」
「……休み~。くぅぅ」
次の日の午後、ミリアとチェリエの3人でお祭りに出掛ける事になりましたわ。
ああ、あの時勇気を出してミリアに会いに行って、本当に良かったですわ!
まさかこんなに仲良く接して貰えるなんて、とても幸せですわ!
楽しみ過ぎて30分早く酒場に来てしまいました。
ガクが呆れてますけど……。
どうでも良い事ですが、ガクとスケルは双子です。
全く似てませんけどね……外見も中身も。
と……ミリア達も少し早めに来てくれた様ですわね。
ああ、良いですわ~高い位置で髪を1つに纏めたミリア。
どんな髪型でも、似合いますわね!
チェリエが私の髪もミリアの様にしてくれてる間、私はミリアの髪を触らせて貰ってました。
艶々のサラサラですわ!
掬った先から、流れ落ちていきます。素晴らしいです!!
酒場を出てから、ミリアから「ポテト」を頂きました。
香ばしい匂いに、外側カリッ中はフワッ……美味しいですわ!
食べ過ぎ注意ですわね。
スケルは既に食べ過ぎですわ。
良く太りませんわね……羨ましい。
3人であっちのお店、こっちのお店とフラフラ、フラフラ。
あ~この髪飾り、ミリアに似合いそうです!
こっちの指輪も……ブレスレットも良いですわね~!
ミリアは何でも似合いそうですもの。選びがいが有ります!
チェリエと店先に並べられた服を見ながら、どれがミリアにピッタリか話し合ってたら…………ミリアが居なくなってます!?
どどどどどどうしましょう!!
「チェリエ、チェリエ、チェリエ!ミリアが居ませんわ!!」
「あら?本当ですね。どこ行ったのかしら?」
「おおお落ち着いて、さが、探さないとぉ!!」
「……プリシア様が落ち着いて下さい。ミリアなら大丈夫でしょうし。」
少し離れていたガクとスケルも私の様子を気にしてやってきます。
「お嬢、どうかしましたか?」
「ミリアの姿が~!」
「ミリアが迷子になりました!」
「「…………。」」
チェリエがビシッと「迷子」断定してます。
「ひ、人拐いかも知れないじゃない!?」
「ミリアを拐える人はそうそう居ないと思いますよ?(団長様レベルじゃないと)」
「そうですよ、お嬢。きっと、お嬢達が見えなくて探しに動いたんじゃないですかね?」
「念の為、花火を見る場所決めてたじゃないですか。ソコで待つのが無難っすよ?」
うう……ミリアが強いのは分かってますけど~けどけど~心配です!
「お嬢達は行ってて下さい。俺が探しますんで。ガク、護衛任せた。」
「おう、任された。」
スケルはそう言うと、さっさと離れて行ってしまいました。
「もぉ!時間になってもミリアが来なかったら、国をあげて探させますからね!!」
「はいはい。行きますよ、お嬢。」
ミリアは花火が上がってから、スケルと一緒に戻って来ました。
心配かけたんですから、お説教です!!
その前に抱き締めますけどね!!
3人でも余裕で眠れるベッドに、チェリエが奥でミリアが真ん中、そして私の順で入ります。
早速、ミリアと添い寝!が叶いましたわ。
これに関しては、襲撃者に感謝ですわね!
……いえ、襲撃がなくても来る予定でしたわ!
と言うか、襲撃が無ければミリアと2人で寝れた訳ですから、感謝は丸めて握り潰してゴミ箱行きですわね!うふふ!
3人ともうつ伏せになり、聞くのは躊躇われましたけどチェリエに本当に変な事をされなかったか再確認です。
「ミリア様のおかげで何も無かったです。プリシア様も御気遣い有り難う御座います。」
「堅いですわ~」
「うん、お姉様と私しか居ないんだから普通で良いよ~。寝るだけだし~。」
「……プリシア様の方に居た襲撃者はどんな感じだったんですか?やっぱり、会話……変でした?」
チェリエに聞かれて襲撃者を思い出します。
「……普通ですわね?判断は早かったですけど、私1人でも対応出来たんじゃ無いかしら?私より、ミリアの相手はそんなに変でしたの?」
そっちの方が気になります。
「あはは~てっ笑ってるんですけど目が笑ってなくて、何をしても満たされないって言ってましたよ?」
「う~ん、影の中を移動して来たり手の様にして操ってたりで、戦い難かったかな?余裕綽々なのがムカツク~!」
「ムカツク、ムカツク」と良いながら、額を枕にボフンボフンとぶつけて憤るミリア……可愛いですわ。
チェリエがニヤニヤ笑いになり、ミリアに聞きます。
「ミリアが影に捕まって空中に持ち上げられた時、「うひゃあああ」って叫んでたよね?」
ボフンッと枕に顔を沈めて、
「は、恥ずかしい!!言わないでよ~。」
と、今度は枕にグリグリし始めて、耳が赤く染まってます……可愛いですわ。
「……捕まってからどうなりましたの?」
「くふふ、旦那様が「ミリア!!」って叫んで、救い出されたのよね?お姫様抱っこで、格好良かったわよね~?ときめいたりした?」
おお~、やりますわねジークフリード様!
「べべべべべ別に!1人でも何とかしたもの!大丈夫だったんだもの~!」
再びボフンボフンを開始するミリア……更に耳が赤いですわ!
「それよりお姉様ですよ!本当にアレフ様と婚約するの?」
あら……お鉢がこちらに来てしまいましたわ。
「アレフレッド様とですか!?凄いです。プリシア様!」
「そう?まぁ、顔は好みですし知らない男よりはマシかしらね?仕事も安心して押し付けられますし、その分ミリアに会いに来ますわ!!」
「あはは……お姉様らしい、アレフ様頑張~。」
「はぁ~羨ましいです~。」
今度はチェリエが枕に顔を沈めます。
「チェリエは気になる男性は居ないのですか?」
「居ないですね~。侯爵家に居た時も殆ど外に出なかったですし。」
「あっルックが居るじゃない!」
「ルック……とは、誰ですの?」
分からないので聞いときます。
「多分、中庭で戦っていた筈ですよ?18歳だったよね?」
「ああ、もしかして弓使いの方かしら?お相手が居ないなら良いんじゃありません?」
「…………寝ましょう!グゥ~~~!」
「寝たふり禁止!……あふ、」
「ほら!ミリアだって眠いんじゃない!ね、寝ましょう!」
「そうですわね……ミリア、取り敢えずそのルックと言う人に恋人の確認をする所からですわ。」
「む~、分かりましたぁ。あっふ、明日……さっそく……。」
もう、半分程寝てしまってますね……可愛いですわ。
「お休みなさい。ミリア、チェリエ。」
「はい、お休みなさい。」
「……休み~。くぅぅ」
次の日の午後、ミリアとチェリエの3人でお祭りに出掛ける事になりましたわ。
ああ、あの時勇気を出してミリアに会いに行って、本当に良かったですわ!
まさかこんなに仲良く接して貰えるなんて、とても幸せですわ!
楽しみ過ぎて30分早く酒場に来てしまいました。
ガクが呆れてますけど……。
どうでも良い事ですが、ガクとスケルは双子です。
全く似てませんけどね……外見も中身も。
と……ミリア達も少し早めに来てくれた様ですわね。
ああ、良いですわ~高い位置で髪を1つに纏めたミリア。
どんな髪型でも、似合いますわね!
チェリエが私の髪もミリアの様にしてくれてる間、私はミリアの髪を触らせて貰ってました。
艶々のサラサラですわ!
掬った先から、流れ落ちていきます。素晴らしいです!!
酒場を出てから、ミリアから「ポテト」を頂きました。
香ばしい匂いに、外側カリッ中はフワッ……美味しいですわ!
食べ過ぎ注意ですわね。
スケルは既に食べ過ぎですわ。
良く太りませんわね……羨ましい。
3人であっちのお店、こっちのお店とフラフラ、フラフラ。
あ~この髪飾り、ミリアに似合いそうです!
こっちの指輪も……ブレスレットも良いですわね~!
ミリアは何でも似合いそうですもの。選びがいが有ります!
チェリエと店先に並べられた服を見ながら、どれがミリアにピッタリか話し合ってたら…………ミリアが居なくなってます!?
どどどどどどうしましょう!!
「チェリエ、チェリエ、チェリエ!ミリアが居ませんわ!!」
「あら?本当ですね。どこ行ったのかしら?」
「おおお落ち着いて、さが、探さないとぉ!!」
「……プリシア様が落ち着いて下さい。ミリアなら大丈夫でしょうし。」
少し離れていたガクとスケルも私の様子を気にしてやってきます。
「お嬢、どうかしましたか?」
「ミリアの姿が~!」
「ミリアが迷子になりました!」
「「…………。」」
チェリエがビシッと「迷子」断定してます。
「ひ、人拐いかも知れないじゃない!?」
「ミリアを拐える人はそうそう居ないと思いますよ?(団長様レベルじゃないと)」
「そうですよ、お嬢。きっと、お嬢達が見えなくて探しに動いたんじゃないですかね?」
「念の為、花火を見る場所決めてたじゃないですか。ソコで待つのが無難っすよ?」
うう……ミリアが強いのは分かってますけど~けどけど~心配です!
「お嬢達は行ってて下さい。俺が探しますんで。ガク、護衛任せた。」
「おう、任された。」
スケルはそう言うと、さっさと離れて行ってしまいました。
「もぉ!時間になってもミリアが来なかったら、国をあげて探させますからね!!」
「はいはい。行きますよ、お嬢。」
ミリアは花火が上がってから、スケルと一緒に戻って来ました。
心配かけたんですから、お説教です!!
その前に抱き締めますけどね!!
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