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家を出ることを許されていないぼくは、おかあさんが用意してくれた狭い世界で、毎日同じことを繰り返しながら生きていた。外の世界に出てみたい気持ちはあったが、それはルールによって固く禁じられていた。 そんなある日、おかあさんは家にお友達を連れてきてくれた。外の世界にいる子供の一人で、手足が縄で縛られており、口にはガムテープが貼られていた。おかあさんはそのお友達をいたぶるのが好きで、ぼくも嫌いじゃなかった……。 やがてぼくは七歳の誕生日をむかえる。 七歳。それはおかあさんの考えでは、子供ではなくなる年齢。 子供が大好きなおかあさんは、果たして七歳になった時も、変わらずぼくを愛してくれるのだろうか……? 一人称視点で語られる短編ホラー。3500字程度しかないのでぜひ読んでみてください。
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文字数 3,516 最終更新日 2018.09.09 登録日 2018.09.09
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