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原 翠蘭〈ゲン スイラン〉と明 小鈴〈メイ シャオリン〉は同じ地域で育った、いわば幼馴染の関係。
三つ年上の翠蘭を実の姉のように慕う小鈴。また、翠蘭も懐いてくれる小鈴を可愛がっていた。
そして、時は流れ――18歳を迎えた小鈴は、国の後宮へと向かうことになる。
そんな小鈴を見た翠蘭は、自身も後宮に上がることを決めた。
それから3年が経ち。
翠蘭はその愛想のよさと有能さを見初められ、皇后になる。対する小鈴は、前面に出る愛らしさから、貴妃――もとい、寵妃の立場を得ることに。
立場的には帝の寵を争う二人。だからこそ、二人はどんどん疎遠になって……。
だが、ある日事件が起きる。
帝である暁明〈シァミン〉が病で倒れたのだ。
それをきっかけに、翠蘭は何故か小鈴を牢へと放り込んでしまう。
その出来事に様々なうわさが流れる中、一番の被害者である小鈴が悲観に暮れることはなかった。
――これもそれも、翠蘭が自分を思っての行動だと、知っていたから。
*本編全3話+1話の合計4話構成です。
※なんちゃって中華後宮GLもどきです。ほんのりとGL要素ありますので、苦手な方はご注意くださいませ。
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【アルファポリス】【小説家になろう】
文字数 3,421
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.03.14
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