だぶんぐる

だぶんぐる

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私の名前は、福家拓司(ふけ たくじ)。 喫茶店勤務。20代のころからオーナーである小野賀さんに気に入られ、ずっと働いており、将来はマスター、店長を継ぐ話も出ていました。そんな私ですが、 「え? なんですって?」 「耳も遠いのか? だから、じいさん。あんた、クビ」 クビになってしまいました。 途方に暮れる私の元に現れたのは常連の南さん。 彼女は私の腕をぐいと引き、私に抱きつき真っ赤な顔で言うのです。 「私の所に来て! じゃなくて! 私のお店で最強のロマンスグレー執事として働いて!」 「え? なんですって?」 ロマンスグレー主人公が穏やかにざまぁさせていただきます。 五十路のラブコメディ、開幕! ※この作品は他投稿サイトで『白髪、老け顔、草食系のロマンスグレーですが、何でしょうか、お嬢さん?~人生で三度あるはずのモテ期が五十路入ってからしかも、一度で三倍って、それは流石にもう遅い、わけではなさそうです~』と言うタイトルで連載中の作品です。アルファポリス様ではタイトルが長すぎたようで変更しています。
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小説 36,970 位 / 184,358件 恋愛 16,296 位 / 56,067件
文字数 199,823 最終更新日 2022.11.28 登録日 2022.10.21
「お姉さま、ズルい!」 コルネリアは目の前にいる姉、アンジェリカに言い放った。 「またか、コルネリア」 アンジェリカは溜息を吐きながら、後ろから駆けてきたコルネリアの方に振り向く。 小柄なコルネリアが一生懸命駆けてはいるが、淑女としての誇りか飽くまで大股にならぬよう小刻みにとててと向かってくる。 凛々しい姉、アンジェリカのことをいつも可愛らしい妹コルネリアは羨ましく思っていた。 ある日、頭をぶつけた姉妹は不思議な夢を見る。 それは見たこともない灰色の高い建物が沢山そびえたつ世界の中で、姉は妹で、妹が姉で、その世界の姉は可愛い妹の為にゲームなるものを買い与え、その世界の妹は尊敬する姉から与えられたゲームなるもので夢中になって遊び、そして、そのゲームなるものの物語は、夢の中の「その世界」ではなく、こちらの世界にそっくりで…… 「お姉さまはズルい!」という元・しっかり姉で現・可憐な賢者な妹と、「お姉ちゃんのほうがズルい!」という元・甘えん坊妹で現・姫騎士志望姉、姉妹も人生も逆転して乙女ゲームもぶち壊すお話
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小説 36,970 位 / 184,358件 ファンタジー 5,588 位 / 42,339件
文字数 37,383 最終更新日 2022.10.21 登録日 2021.11.12
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