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黒野幸助は、復讐者だった。  陵辱の果てに凍死という非業の死を遂げた最愛の妹。  その仇を討つ為、当時十三歳だった幸助は、あらゆる手を講じた。  そして、五年の時を掛けながら、復讐を果たしたのだ。  だが、犯人を殺す為だけに生きてきた幸助は、復讐を果たした時、それ以降を生きる気力をたもつことが出来なかった。  だから、犯人を殺したのと同じナイフで、自分の首を、掻き切ろうとする。  しかし、そこで、声が聞こえた。 『勿体無いのではないか?』  気付いた時、そこは既に自分の居た場所、居た日本、居た世界ではなく。  ――異世界だった。
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登録日 2016.04.22
【書籍版11/15頃発売(GAノベル)&コミカライズ決定】 『人と魔族が争って勇者が魔王を討伐……』なんてのは遠い昔の話。 現代では冒険者も魔族も勇者も魔王も命を懸けない職業に過ぎない。 世界が平和になり、ダンジョン攻略がエンターテインメント化した時代。 冒険者も魔物も魔力で作られた分身を用いて戦う、誰も死なないダンジョン攻略が大人気に。 大陸中で攻略映像が配信されている中、僕の所属する勇者パーティは世界第四位の人気パーティだった……のだが。 パーティーメンバーは五人という規程があり、黒魔導士なんて不人気ジョブは三位以上に登りつめるには邪魔だと言われてしまう。 そうして無職になった僕は次のパーティーを探すがまったく見つからない。 ある日、そんな僕の前に金髪紅目の美女が現れて仕事があると言った。 かつての仲間よりも能力を高く評価してくれた美女に感激した僕は、詳しい内容を聞く前に面接を受け入れてしまう。 足を運ぶとそこは最深部到達パーティーゼロを誇る最高難度ダンジョン・魔王城で、四天王と魔王が僕を待っていた。 これは勇者パーティーを追い出された黒魔導士が、魔王軍に入り勇者たちを撃退する側に回る話。
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登録日 2019.05.12
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