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――神隠し。その実態は、異世界転生だった。 始まりは、世界中で1000人にも及ぶ少年少女が消えた神隠し事件。始めの犠牲者が出てから4年が経って、帰ってきたのはわずか10人。 「他の人たちは、みんな死んだ」 初めにそう告げた彼らは、自らを神と呼ぶ存在に呼び出され、何ら関係の無い世界を守ってきたのだという。 証拠を示すこともできない荒唐無稽な話を信じてもらえるわけもなく、あれから3年。彼らの存在は忘れ去られようとしていた。 しかしある日。貪欲な悪魔は新しい獲物を見つけていた。とても広大なその世界の、水と空気の溢れた豊かな星に狙いを定めた。 突如として空間が裂け、現れた門の向こうから無数の悪魔が飛び出してくる。世界を喰らい尽くさんとやってきた奴らは、動くもの全てを滅ぼすまで止まらない。 そうして人々はようやく気づいた。神隠しに合った彼らの言葉が正しかったことに。 世界を――人々救えるのは、彼らだけ。 望むも望まれぬも圧倒的な力により対抗できたのは、世界に散らばる帰還者だけ。そんな彼らの作り出した新たな秩序は、いずれ“アイランド”と呼ばれるようになった。
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