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古都・朱雀。
月の光に照らされた街は、
千年の間、陰と陽の力が
せめぎ合う場所だった。
陰陽師・朝霧悠真は、
幼い頃に交わした幼なじみの
少女・藤咲天音との再会を果たす。
だが、再会の喜びも束の間、
天音の周囲で怪異が頻発し、
悠真は陰陽師として
その原因を探ることになる。
やがて明らかになるのは、
天音の体内に封印された強大な霊力と、
悠真の家系に代々伝わる使命――
二人の運命は、千年前に交わされた
契約の影響を受けていた。
式神・白蓮と共に、
二人は怨霊・黒曜と対峙しながら、
陰陽師の力と天音の秘めた力を解放していく。
しかし、戦いが激化するたびに、
二人の間には恋心と危険が交錯する。
これは、魂を賭けた恋と、
陰陽の力が織りなす幻想譚――
幼なじみの少女と若き陰陽師が、
闇を超え、光を掴むまでの物語。
文字数 3,447
最終更新日 2025.10.14
登録日 2025.10.13
炎に包まれた夜、すべてを失った
お嬢さま桜庭葵(さくらばあおい)は
燃え落ちる屋敷の中で――
ひとりの青年に救われた。
彼の名は、神谷悠真(かみや ゆうま)。
命を懸けて火の中に飛び込み、
彼女を抱きかかえた消防士。
夕焼けのように優しい瞳と、
炎のように強い腕。
その一瞬が、
紗耶の心に“消えない灯”を残した。
退院後、すべてが焼けてしまった現実の中で、 彼の声と背中だけが、紗耶の心を支えていた。 そして、偶然の再会。
しかし――運命は残酷だった。
再び燃え上がる“火”の記憶。
そして、紗耶の家を襲った火事には、
悠真の過去が深く関わっていたことを知る。 “助けてくれた人”が、
“傷つけた人の息子”だった――。
真実を知った紗耶は、再び心を閉ざす。
それでも、悠真は言う。
「俺は、もう二度と誰も炎で泣かせたくない。」 ――過去を越えて、今を救いたい。
――失われたものの中に、 もう一度希望を見つけたい。
やがて二人は、
あの夜の火を“別の光”に変える。
夕焼けのように柔らかく、
痛みを抱えながらも優しい恋。
それは、炎から始まった“再生の物語”。
文字数 7,711
最終更新日 2025.10.12
登録日 2025.10.12
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