『英雄王』と謳われるギルガメッシュに憧れる少年、金木 祐希。現実世界で望みの限界を知り、絶望を知りながらも果敢に生きていたある日、何の前触れもなく彼は駅の階段から足を滑らせ、そのまま死んでしまう。後悔と諦めだけが体に残り、彼は死の恐怖に包まれながら人間としての生を閉じる。
しかし、ふと目覚めれば周りは森、文明が退化した様に感じられる……いわば異世界だった。テンプレの様に驚く彼は、人生の夢だった英雄王を異世界で目指す為に急に頭の中へ語りかける声を頼り、人生の分岐点へ進んでいく……
文字数 71,299
最終更新日 2023.04.12
登録日 2023.03.24