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オートバイに惹かれた少年の挑戦と、三人の少女との友情と恋、そして家族の時間を描く長編・青春ストーリー。
十歳の瀬戸陽平のそばには、幼い頃から一緒にいる詩帆がいた。
そこへ、新しく出会った千晴と倫が加わり、四人で過ごす日々が始まる。
それから間もなく、陽平はバイクに出会った。
いつも誰かに合わせていた彼が、初めて自分から「もっと乗りたい」と願う。
けれど、初めてのサーキットでの転倒は、陽平を見守る家族と三人に、楽しさだけでは済まない現実を突きつける。
陽平のそばが、いちばん安心できる場所だった詩帆。
「おにーちゃん」が大好きで、思ったことをまっすぐ口にする倫。
年下の詩帆と妹の倫を気遣いながら、自分も陽平に甘えたいとはなかなか言えない千晴。
応援したい。でも、怪我はしてほしくない。
夢中になる顔が好き。でも、そばにいない時間は寂しい。
陽平が走る世界を広げるたび、三人もまた、自分の気持ちと向き合い、一緒にいる形を少しずつ変えていく。
宿題を広げる放課後。四人で作るおやつ。転んでも、また乗りたいと思った夏。
そんな何気ない日々を重ねながら、陽平は世界最高峰の二輪レース・MotoGPへ続く道を進みだす。
千晴と倫もまた、それぞれ女優とアイドルという夢へ歩き始める。
そして詩帆もまた、自分の未来を探していくのだった。
子どもだった四人は、やがてそれぞれの世界へ踏み出していく。
それでも、四人の関係は終わらない。
文字数 204,156
最終更新日 2026.11.01
登録日 2026.09.19
【あらすじ】
結成から約二年。
歌とダンス、それぞれに異なる武器を持つ五人組アイドルグループ・ASTARAiRは、初のアリーナツアーを迎えていた。
次なる舞台は、大阪城ホール。
運営から宣伝強化を求められ、新曲の振付を詰め、配信で歌を届けながら、五人は本番へ向けて準備を重ねていく。
そして迎えた大阪公演二日目。
六千人を超える観客の前で、新曲を初披露するASTARAiR。
歌声が響き、ダンスが重なり、五人で作り上げたステージは大きな歓声に包まれていく。
――ところがMCでは、凛が突然客席の照明をつけてもらい、「おにーちゃん」を探し始めて……。
華やかなステージの裏側と、五人それぞれの個性。
そして、今よりもっと大きな景色を目指すASTARAiRの姿を描く、短編集Quartet Harmony Interludeシリーズ。
文字数 14,491
最終更新日 2026.10.26
登録日 2026.10.23
【あらすじ】
高校三年生の夏。
松永千晴が所属する演劇部は、全国高等学校演劇大会へ続く道を懸け、県大会に挑もうとしていた。
地区大会を勝ち抜いた作品を、さらに磨き上げる日々。
八歳から続けてきたバレエで培った身体表現を武器に、千晴は舞台の上でも確かな評価を得ていた。
けれど、それまでの千晴にとって演劇は、好きではあっても、将来を懸けるほどのものではなかった。
小学二年生で陽平と出会い、彼を追うように選んだ高校。
その陽平がヨーロッパへ渡ったあと、なんとなく入った演劇部。
高校生活最後の舞台も、やり切って終わる――そのはずだった。
県大会本番。
亡くなった姉の代わりを演じ続け、自分自身を失っていく少女を演じるうち、千晴は稽古では一度も届かなかった場所へ踏み込んでいく。
台詞を言うのではない。
動きをなぞるのでもない。
気づけば、役の人生を生きていた。
そして幕が下りた瞬間、胸に残ったのは達成感だけではなかった。
もっと演じたい。
まだ終わりたくない。
高校最後の舞台は、千晴にとって初めて自分自身で未来を選ぶ、その始まりになる。
『THE LAST STAGE Quartet Harmony Interlude』
――これは、ひとつの舞台が終わり、一人の女優が生まれるまでの物語。
文字数 29,734
最終更新日 2026.10.22
登録日 2026.10.18
あらすじ
人気アイドルグループ ASTARAiR(アスタレイア) の星野凛。
最近ファンになった一人の男は、彼女のXを遡っているうちに、何度も登場する謎の人物に気づく。
――「おにーちゃん」。
海外にいるらしい。
背が高くて、顔もいいらしい。
バイクがとんでもなく速いらしい。
そして凛は、昔からずっと彼の話をしている。
いったい何者なのか。
気になった男が大型掲示板のASTARAiRファンスレッドで質問したことで、何度となく繰り返されてきた論争が再び始まる。
「普通に実在する」
「いや、イマジナリーおにーちゃんだろ」
「りん☆りん時代からいるぞ」
「その最古参、誰だよ」
顔の見えない男の話の、ひとつひとつは「そういうこともありえる」
だけど、全部がまとまると途端に嘘っぽくなる。
新規ファン、古参アスター、アンチ、そして初期SNS時代から星野凛を見続けてきた最古参ファン。
さらに、どう見ても本人らしい謎の書き込みまで現れて――。
『カルテットハーモニー』の世界をファン側から覗く、掲示板形式の番外短編。
カルテットハーモニー本編はこちらです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/555811141/956087429
文字数 14,837
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.16
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