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十歳の瀬戸陽平は、料理が得意で、年下の幼馴染たちの面倒をよく見る少年。
そんな彼が、バイクに出会った。
いつも誰かに合わせていた陽平が、自分から「もっと乗りたい」と願う。
けれど、初めてのサーキットでの転倒は、彼を見守る家族と三人の少女に、楽しさだけでは済まない現実を突きつける。
陽平のそばが、いちばん安心できる場所だった詩帆。
「おにーちゃん」が大好きで、思ったことをまっすぐ口にする倫。
姉として二人を気遣いながら、自分も甘えたいとは言えない千晴。
応援したい。でも、怪我はしてほしくない。
夢中になる顔が好き。でも、そばにいない時間は寂しい。
陽平が走る世界を広げるたび、三人もまた、自分の気持ちを伝え、一緒にいる形を少しずつ変えていく。
宿題を広げる放課後。四人で作るおやつ。転んでも、また乗りたいと思った夏。
世界最高峰の二輪レース・MotoGPへつながる道は、そんな日々から始まった。
少年の挑戦と、三人の幼馴染の友情と恋を、家族の時間とともに描く成長物語。
文字数 7,317
最終更新日 2026.09.19
登録日 2026.09.19
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