王国に生まれた王子は、
王と女王の冷え切った関係と、何も起こらない日々に息苦しさを感じ、
城を抜け出した。
辿り着いたのは、
知る人ぞ知る、どこにも属さない小さな村。
そこには、歌を魔法として操る魔女が暮らしていた。
孤独を恐れながらも、人々を楽しませ、
本とお茶と歌に囲まれて暮らす魔女。
歌は彼女にとって、魔法であり、心そのものだった。
歌の存在すら知らなかった王子は、
彼女の歌声と、きらきらとした世界に惹かれていく。
文字数 1,822
最終更新日 2026.01.18
登録日 2026.01.18