daisuke_akiyama

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終を迎える時に、人は何を思うのだろうか。 あの時ああしておけば良かっとか、もっとこうしておけばとか。ありきたりたけど、伝えられなかった言葉とか。 1人の男が人生の終を迎える時、重い鍵をかけた感情が様々な思い出とともに押し寄せて来る。 妻、娘、両親。もっとしてあげられたことがあるのではないか?自分のせいで妻は自分より先に亡くなってしまったのではないか? 自分のせいで娘は不幸になってしまったのだはないか。 考えれば考えるほど、後悔の念に蝕まれ、自分の存在意義を否定してきた男。 そんな男の前に現れた1人の少女。 「だいじょうぶだよ。人生ってきっと五分五分なんだ。良いことも悪いこともきっと五分五分だと思うんだ。おじさんの人生がきっと五分五分じゃないなら、今から五分に戻そうよ。」 この物語は終を目前に迎える男と、そんな男の前に現れた不思議な少女が織りなす、儚くも優しい愛の物語。
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文字数 1,686 最終更新日 2017.09.27 登録日 2017.09.22
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