眠れる紳士

眠れる紳士

小説を書いてみました。 是非、読んで頂けますと嬉しいです。 大した内容ではありませんがよろしくお願いいたします。
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大衆娯楽 連載中 短編 R18
…ギィィィィ、、暗闇の空間から光が零れる、、そこから怪しい扉が開く。 古びた木製の手作りされた扉、、 朽ちた部分が数箇所あり、無数のシロアリが出てきている。。 その扉から出てきたのは、大きな鼻に鼻孔が大きく開いた顔の持ち主、見かけは初老で、オールバックの銀髪を蓄え、耳が大きく先が尖っている。 唇は厚く、下唇にはホクロが左右に2つある。背丈は170cm程だろうか、初老の見かけとはいえ、背筋はピントしている。 紺色のスーツに身を纏ったその姿は、異形の顔とは裏腹に若々しく清潔感を纏っていた、、、 初老のその男は口を開いた ふぇふぇふぇ、、今日のお客さんはお前さんかぃ? ここに来たということは、ワシが扉を開けた者たちの甘美な姿が見たいという訳じゃな、、、 …。 良かろう、禁忌かもしれんが、お前さんに扉を開けた者たちの成れの果てを紹介しよう。 …。 ん?。 ワシの名かぇ? ふぇふぇ、、、 …。 ……。 ムディールじゃよ。 …。 なんじゃ、その顔は、、、 知らぬという顔じゃの。 それはそれで良い、、 いずれにせよ、人の中に隠された扉を開けた時、お前さんの考え方は変わっておることじゃろうて。 人の奥底に眠る扉は、とても色美やかで官能的な匂いを纏っておる。 それを浴びた時、お前さんは正気でおれるかのぉ?? ふぇふぇふぇ、、楽しみじゃわぃ。 では、改めて、よろしく頼むぞょ、、 ささ、こちらへ来るのじゃ、 黒い渦が、目の前に現れ、少しずつ大きくなる。 そして、少しずつ飲み込まれるように頭が回り出す。。 中からは甘い朦朧とする香りが溢れ出す。 …。 ……。 ………。 黒い闇から光が差し込む、、、
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文字数 95,710 最終更新日 2025.05.18 登録日 2025.04.07
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