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「お前、パーティー抜けろよ」召喚士のワートは勇者グランからそう告げられた。ワートは世界で唯一の召喚士であり、様々な武器やモンスターと契約している。契約するまでに過酷な試練を乗り越え、その力を人類の役に立てようと勇者パーティーに参加した。 勇者の武器は彼が召喚し、パーティーの索敵や防御は彼の召喚獣達が行うことで、パーティーは大幅に強化され、着実に魔王攻略へと近づいて行った。しかし、パーティーが強くなったのは自分たちの力のおかげであると勘違いした勇者達は、次第にワートをお荷物であると考え始めた。 パーティーを追い出されたワートは魔界を一人で彷徨うこととなる。ひょんなことから謎のダンジョンに迷い込んだ彼は、その奥で封印されていた吸血鬼の少女の封印を解くことになる。 「貴様、どうやって私の封印を解いたのだ?」「うん?この武器を使ったんだ」「まさか召喚のスキルを持っているのか!?」 吸血鬼の少女を助けた事をきっかけにワートは世界中で封印された武器や魔物、様々な人々を開放する旅に出かける。
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文字数 101,730 最終更新日 2021.08.29 登録日 2021.08.20
「貴様は一族の恥だ。今すぐ、ここから出て行ってもらう」 最強の魔眼【無限色の魔眼《オールコード》】を目指す貴族の家系に生まれたアクスはある日、父親であるハインツからそう宣告された。この日は一族に伝わる魔眼開眼の儀。 妹と弟は優れた魔眼を開眼した。しかし、アスクが開眼したのは【無色の魔眼《ノーコード》】と呼ばれる最弱の魔眼だった。 貴族である父親は彼の存在を抹消するために、アスクを魔大陸へと追放する。 「あら、貴方一人なの、一緒に来ない?」追放されたアスクは伝説の魔族に拾われ、数年間、魔大陸で修行をする。 「アスク、人族の魔法学園に潜入してくるのだ」「魔王様、その任務はどれほどの給金でしょうか…?」「ゴニョゴニョ」「今すぐ行ってきます!!」  5年の修行を経て、彼は立派な守銭奴になっていた。師匠の金遣いの荒さ、収入の少なさもあり、彼は実力を買われ魔王直属の部下として、人族の魔法学園へ潜入する。 「アスク、今の魔法はっ!?」「普通に魔力飛ばしただけだけど…」「もしかしてアイツが【無限色の魔眼《オールコード》】なんじゃ!?」「今すぐ実家に帰ってこい!」「やだよ。だって貴族って金になんないもん」  これは少しでもお金を貯金したい守銭奴の主人公が金払いのいい魔王のもとで、お金と仲間を守るために奮闘する物語
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登録日 2020.12.27
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