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安相類は過去の経験から困っている人を見捨てられない性分だった。
高校入試当日の朝、類は迷子で泣いている男の子を見つけ、自分の入試の時間が差し迫っているにもかかわらず男の子に寄り添うことを選択する。泣き止まない男の子を目の前にどうするかと思案する類の前に三春心が現れ、少し話をしただけで男の子を泣き止ませてしまう。まるで女神のような優しさと微笑みで、男の子のみならず類自身の不安な気持ちも取り払ってしまった心に類は憧れを持つ。なんとか試験を受けることができ、合格した類は心と同じ高校に通うこととなる。
偶然にも同じクラスとなり、同じ文化祭実行委員を務めることとなった類と心は距離を近づけていき、優しさも可憐さも頭の良さも何もかも持ち合わせる心に類は明確に恋心を抱く。しかし食事をとらなかったり、他人と明確に距離を取っていたりする点には不安や疑念を抱いていく。
類はあるきっかけで心の持つ不思議な力や心が抱える家族の問題を知り、その性分から必ず問題を解決することを誓う。
文字数 52,745
最終更新日 2026.04.26
登録日 2026.04.12
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