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生まれてから気がついたら一緒にいた里桜と楓。 家が隣だということもあり、毎日のように一緒に遊んでいた。 幼稚園の時から、2人は誰にも負けないほどの親友で、その頃からお互いを助け合っていた。 楓はいじめを受けやすい人間だった。それを助けた里桜も辛い思いを体験する。 それでも2人は絶対に離れようとしなかった。 様々な困難を共に乗り越え、戦ってきた。 そこに浮かび上がる『死』という文字。 2人は7歳で、共通の友達を亡くしている。 それを背負いつつ、前へ前へ進んできた。 2人は、心のどこかでそれを意識し続けていたのかもしれない。 それでも毎日、2人は楽しく過ごしていた。 ワイワイ騒いでいる大人数グループにも負けないくらいの勢いも持っていた。 『いじめ』『死』『孤独』 2人で居ても、いつか離れ離れになってしまうのではないかという不安とともに、成長し続けてきた、現実に体験したお話です。
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文字数 12,062 最終更新日 2021.08.17 登録日 2021.08.11
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