ハイビスカスティー

ハイビスカスティー

どうも、お茶です。ぼちぼち小説を書いていきます。
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青春 連載中 長編
面白い昔話をしてやろうか。 君が未だかつて一度も聞いたことの無いようなとびきりの。 むかし、むかし。 神様達が誤って創り上げた人間の試作品は、あまりに出来すぎていた。 神様達は試作品の力を恐れて、別の人間を創り、繁栄させた。 試作品は。無かったことにされた。 だけど、神様達お墨付きの出来すぎた試作品。そう簡単には消え失せない。 神様達は完全に消すことをあきらめて、試作品をばらばらにして下界に捨てた。 そうして数千年、数万年、ひょっとしたら数億年、時間がたった。 試作品は諦めていなかった。 次々と生まれてくる人間達に潜むことを考えたのだ。ばらばらになった身体の、存在の一つ一つをこっそりと幼い命に忍ばせた。 無論、彼らがそれを知るよしも無かった。 出来すぎた試作品の一部は、「才能」としてもてはやされたからだ。 彼らは試作品によって少しずつ集まりつつあった。試作品が復活するために。復活して、自分を蔑ろにした神様達を見返すために。 そうして、彼らは出会い、過ごしていく。 この話において特別なことは何も無い。日常にありふれた話だ。君の周りにも居るだろう、才能のある人間は。君も持っているだろう、一つぐらいは才能を。 きっとどの世界にも、どの平行世界においても、彼らは居るはずだ。 神様も、人間も、彼らも、神造人間も。 これは、ごくごくありふれた普通のお話。暇つぶし程度に目を通してもらえると有り難い。 何がって? うーん、……それは、まぁほら。ご愛嬌ってやつ。
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文字数 3,467 最終更新日 2018.08.24 登録日 2018.08.24
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