ゆう

ゆう

1
恋愛 連載中 長編
29歳の会社員、佐藤健一。 ある日、自宅に届いた差出人不明の小包。 中に入っていた古い銀のペンダントに触れた瞬間、何千年も封印されていた守護精霊・月華が現れた。 しかも月華との契約によって、健一は不思議な力を手に入れる。 物に触れると、そこに残された強い記憶が見える――サイコメトリー。 そんな健一が会社で本格的に関わることになったのは、別部署のエース、九条澪。 仕事は完璧。 誰に対しても冷静。 社内では誰もが知る、近寄りがたい高嶺の花。 健一にとっても、 「綺麗だけど、自分とは縁のない人」 のはずだった。 けれど。 ある日、澪の持ち物に触れた健一は、彼女が誰にも見せていない記憶を見てしまう。 完璧な彼女が、一人で服を選びながら悩んでいる。 「これ……頑張りすぎかな」 「でも……少しくらい可愛いって思ってくれたら……」 「……誰に?」 外では完璧。 内面は乙女全開。 しかも健一のそばには、アニメと漫画で恋愛を学び始めた残念守護精霊までいる。 「今ですケンイチ! 距離を詰めるのです!」 「お前の恋愛知識、全部アニメと漫画だろ!」 「失礼ですね! 昨夜も三作品履修しました!」 「余計に不安になったわ!」 少し不思議で。 少し騒がしくて。 時々、思っていたよりずっと近い。 そんな日常が始まる。 触れれば、彼女の記憶は見える。 嬉しかったこと。 悲しかったこと。 誰にも言えなかったこと。 そして――。 知らない方がよかったことまで。 見えることと。 分かることは。 きっと、同じじゃない。
24h.ポイント 271pt
小説 5,299 位 / 231,567件 恋愛 2,748 位 / 66,837件
文字数 9,599 最終更新日 2026.09.15 登録日 2026.09.15
1