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五人組アイドルグループ「LUCENT」のセンター・白瀬玲は、誰もが目を奪われる美貌と、優しい笑顔を持つ青年。
そんな玲を、誰よりも近くで見つめてきたのは、リーダーの久世朔だった。
「……お前、自分がどれだけ大切にされてるか、わかってる?」
過保護で、独占欲が強くて、誰よりも玲を守りたい男。
グループが人気を集める中、玲を襲った突然の事件。心に傷を負ってもなお笑顔を浮かべる玲に、朔は初めて気づく。
——自分は、何もわかっていなかった。
「大丈夫だよ」
「……俺の前でまで、無理して笑うな」
守りたい。誰にも渡したくない。ずっと隣にいたい。
文字数 61,458
最終更新日 2026.10.17
登録日 2026.10.15
「陛下って呼ばれるの、好きなのか?」
「……何?」
「名前があるだろ。あんたにも」
その一言が、皇帝の人生を狂わせる。
テスは、帝国の辺境で起きた反乱の責任を押しつけられ、処刑される寸前だった。
しかし、皇帝アデュリアンは彼を死刑にせず、皇宮直属の近衛兵に任命する。
それは恩赦ではなかった。
テスが反乱軍から押収された古い文書を読める、数少ない人間だったからだ。
皇帝のそばで働くうち、テスは気づいていく。冷酷な皇帝が隠している秘密。そして、帝国が長年守ってきた歴史の嘘に。
一方、アデュリアンもまた、命令に従わず、平気で自分を叱り、時には笑わせる一人の兵士から目が離せなくなっていく。
やがて二人の間に生まれるのは、主人と従者の忠誠ではない。
どちらかが命令すれば成立するような、簡単な関係でもない。
皇帝は、愛する男に命令することができるのか。兵士は、愛する男に逆らうことができるのか。
そして、もし愛することが相手の自由を奪うのなら、その愛を手放すことはできるのか。
*から⸻ね変更してます。
文字数 63,918
最終更新日 2026.10.17
登録日 2026.10.15
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